中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

総乃寒菊「夢の又夢」

2011-10-16 12:00:41 | お酒の話(県外)
 嬉しいことは(そうでないこともそうでしょうが)、重なるときは不思議と重なるものです。今度は大学時代からの友人から、銘酒を頂きました。最近、こんなことばっかり書いてますね。確かに良い酒ばっかり飲んでます。まったく皆さん素晴らしい。


 今度は千葉の銘酒、総乃寒菊の大吟醸「夢の又夢」です。「モンド・セレクション最高金賞受賞!」・・・これはすごい。きっとビックリするほどすごい賞なのでしょう。

 ・・・ごめんなさい。どんな賞なのかよく知りませんし(…主水が選んだ?と思ったほど)、化粧箱やらステッカーが随分とアピール過剰な感じがするので、私の偏屈なマニアック・セレクションでは、こういうのは減点の対象になります。しかもマニアは好きなものを目の前にすると、義理や友情、政治的配慮を見失います。もはや、これを下さった人への感謝はどこへやら、「どれどれ・・・じっくりと判定してやろう」とばかりに桐の箱から取り出します。

 この手の酒のスペックは見なくてもわかります。山田錦40%でしょ。瓶を裏返すと・・・ほらね、ご名答(我ながら感じ悪い)。さて肝心の味は・・・。

 ・・・お見それ致しました。これは納得の味。柔らかさと深みのバランスが、限りなくよく「作り込まれている」感じ。これは東北の酒にはない、味の粒子が細かくて複雑な感じで、高級感のある旨さです。ワイングラスで飲むべき酒。つまみは刺身でなくて、カルパッチョですね。国賓を招いての晩餐会なんかに合う酒でしょう。

 「夢の又夢」・・・なるほどたしかに、貴重な体験をした気にさせてくれました。


 さて、今日からまた旅が始まります。旅費の心許なさを心配しなくても良い旅行は「夢のまた夢」。良い酒も充分飲んだことだし、旅先では選り好みはせず、おとなしく過ごすことにします。

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