Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

2010ACL GS第1節 鹿島×長春亜泰

2010-02-24 | 鹿島アントラーズ

褒められる内容ではないが初戦勝利でひとまずホッとした。

相手がアウェーらしく1トップだけ残して引いて守り、後ろは5バックだったためスペースが全然なかった。特に最後方に位置するリベロの4番・カバジェロの身体能力の高さは脅威的だった。

それを攻めあぐねながらもマルキが中盤まで下がって受けたり、中田が積極的に最前線に飛び出すなどして地道に穴を見つける作業を繰り返す。そうしている内に前半終了間際という良いタイミングでの先制点。雰囲気が重苦しくなる前に前半で取れて本当に良かった。

後半に追加点を奪えれば理想的だったが結局1点差のまま。また終盤には相手の圧力に押し込められる悪い流れの時間帯もあった。こういう時に落ち着かせて時間をコントロールする小笠原不在の穴の大きさを痛感する。それでも磐石の守りで最後まで持ちこたえた。

それは良かったが毎回同じようには進まないのだから、やはり2点目を取る事や最後まで自分達のペースでゲームコントロールする事が求められる。それは去年から継続した宿題。まだ2月だが今後に向けた課題が見える後半の戦いだった。

新戦力の評価について。まずジョンスに関しては去年も日本にいたからある程度計算通り。高さがあってハイボールを跳ね返せるのはアジア相手には大きい。ジウトンは出場時間短く何とも言えぬ。しかし三ヶ国が揃うDFラインというのはなかなか珍しい。

フェリペはよく頑張っていた。来日する前にどういう経歴を辿ってきたか詳しく知らないが、異国の地で成功するため一生懸命に努力する姿勢が感じられた。攻撃だけでなくよく走って献身的に守備もこなした。本山の代役として求められる仕事量は多いが期待できそう。あれだけやってくれれば足をつって交代でも大拍手。

そういえば誰だか知らないが、暗い顔したメガネのオッサンが観戦に来ていたが、人様の一家の大黒柱を呼び出しておいて無下に扱った人間が今さら何の用があってカシマに来たんだか。