Winding Road

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J1第21節 大宮アルディージャ×鹿島アントラーズ

2007-08-21 | 鹿島アントラーズ

劇的な結末。こういう試合は年に1回ペースくらいなもの。それが今年は柏に続いて2度目。チームの結束が高まる中でのこういった勝ち方は更に士気を高めて良い方向へと向かえる。試合が終了した時、ベンチもゴール裏もあんなに大喜びだったのは、この勝ち点3が持つ意味の大きさと劣性を跳ね返して勝った重要性を知っていたから。そして何よりも最後まで諦めずに戦った我等の戦士達が誇らしかったから。

試合全体を通じて選手達の積極的な姿勢が伝わってきました。10人になって、それでも引き分けでなく勝ちを求めて攻め続けました。みんながハードワークをこなして足りない分を補って大宮を圧倒し、一人少ないことなど全く感じさせなかったです。

それでも前半からガンガン攻めまくってシュートもたくさん打ったわりには、なかなかゴールを割る事が出来ず、展開的には嫌な流れでした。早い段階で1点取れれば楽になっていたと思うので、良い時間帯にはサクサク得点を重ねていきたいところです。

一人少なかったことで、交代枠の使い方も普段よりは慎重にならざるを得ない状況でしたが、最後の一枚のカードでマルキを切ってでも勝負に出た事が大きかった、賭けに勝ったという感じです。田代の高さか興梠のスピード。使えるカードはそのうち一枚でしたが結果的には田代を選択したことが最後の決勝ゴールにつながりました。田代が競った落下点に走っていた篤人もあの時間帯によくSBがあの場所まで上がっていました。

次は小笠原が不在だけど、そこでどれだけ戦えるのか、チームの真価が試されます。でも小笠原が抜けた後、一列後ろに下がって奮闘した野沢を見ていれば不安も吹っ飛ぶ、今はチームに一体感があるから、一人抜けても一丸となって戦っていくだけです。例年は夏場に失速する鹿島が今年は夏場に上昇している、このまま立ち止まらず進み続けていきたいところです。