Winding Road

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2009J1第24節 大宮×鹿島

2009-08-30 | 鹿島アントラーズ

完敗の一言。つまらないミスパスをかっさらわれて奪われた2点目。無駄なハンドで与えたFKから取られた3点目。広島も神戸もまだ何とか我慢できたが今回の不甲斐なさと上記の2点の取られ方には本気で腹が立った。"その程度のチーム"ならこういう敗北も許容範囲だけど鹿島のブランドを背負ってあの負け方は無いだろう。

前線はガチガチにマークされて仕事できず。ボールを持てば必ず複数で潰された。後ろは後ろで前にパスの出し所がないから横パスやバックパスの連続で全くビルドアップできず。たまにチャレンジパスを出してはミスして奪われて相手の速攻に肝を冷やす展開。そういう流れで前半を消費してしまった。

しかし後半は前半には無かった縦パスが入るようになり形は作れてきた。早い時間帯で青木や篤人など幾つか惜しいチャンスはあったのでそれを決めていれば良かった。それは結果論に過ぎないのでタラレバ言っても仕方ないですが。そして点が取れない間に無駄な失点。終盤の田代を狙ったパワープレーは良かったですが何故追いかける展開で増田ではなく中田起用なのか、そこだけは解せない。閉塞感を打開したい時に前線を活性化するのに打ってつけの存在だし、2年前の大雨の熊谷で決勝点を決めた相性の良さみたいなものもある。だからこそ使って欲しかった。

実はマルキが骨折していたのは帰ってから知った。あの状態で90分間いつもどおりのプレーを続けたのは大したもの。頭が下がる思いです。勝手な想像だけど2週間後の試合はフェイスガードをつけて普通に出場しそうな気がする。

大宮は誉めるしかない。勝利への執念・ボールを追う気迫は明らかに鹿島を上回っていた。大宮は称賛に値する勝利だった。組織がしっかりしていて陣形がコンパクト。攻守の切り替えも早かった。前半から飛ばしていたので後半失速すると思いきや、最後まで気力も体力も衰えず。勝者に相応しい戦いぶり。

こういう時にタイミング良く2週間インターバルがあるのはありがたい事。次は今回大宮が見せた気合いを鹿島にも見せてもらいたいもの。次節は個人的にも色々と思い入れのあるカードだけど今年に関してはもうあのチームに絶対負けたくない。気合いを入れ直して9/12のホームを迎えたい。