Winding Road

スポーツやら音楽やらいろいろと。

A3二日目 蔚山×G大阪と千葉×大連

2006-08-06 | Jリーグ
出発前にJ's GOALをチェックしていたら、『SA席完売』と出ていたので焦って早めに到着したんですが、行ってみたら何て事は無い。確かに前段と真ん中は埋まっていましたけど、満席には程遠く。俯瞰好きの自分は迷わず上段に陣取って観戦していましたけど、その付近は空席だらけでした。結局、バラ撒いた招待券の多くが死にチケになったんでしょう。今日の招待券は金券ショップに沢山出ていましたから。かく言う自分も都内某金券ショップでSA席を1000円で購入したのですが。


≪蔚山現代 6-0 G大阪≫
第一試合は蔚山現代×G大阪。序盤はほぼ互角の内容。たまに相手のミスからチャンスが来るものの、どちらも自分達が作り出したチャンスは少なかった。こんな時は先制点を取った方がグッと勝利に近づくもの。それを先に蔚山が取りました。こうなると蔚山は、落ち着いて試合を進めていきます。対するガンバは全体的に運動量が少なく、動いてボールを貰おうとする姿勢が見られません。これでは中盤に遠藤という優秀なパサーが居ても、それが宝の持ち腐れになってしまいます。すると蔚山は前半のうちに追加点を上げ試合を決める。この時点で勝負アリ。後半は焦って前に出るガンバが蔚山のカウンターの餌食になる展開の連続。観客席的にはイ・チョンスのゴールショーを楽しむ45分。だってそれ位しか見所無かったですから(苦笑)

終盤は気落ちしたガンバに対して次々とゴールを奪った蔚山が、終ってみれば6点差で勝利。短期のリーグ戦という事を考慮すれば、得失点を稼げたのは大きい。決して点差ほどの差はありませんでしたが、蔚山のように強いだけでなく、試合運びの巧みなチーム相手に先手を奪われると苦しい戦いになってしまうものです。

それにしてもこの試合でのガンバは、「動かない」「シュート打たない」「急ごうとする必死さが伝わらない」の『3無い』に加え、試合後のゴール裏への挨拶で看板を越えないなど、その姿は鹿サポ的にはまるで悪い時の鹿島を見ているようでした。


≪千葉 2-2 大連実徳≫
千葉としては、勝ちたかった試合を引き分けてしまう痛い結果となりました。ただ、最終戦での自力優勝の可能性を残したので、悪い結果でもありません。最低限の成果は出せたといえるでしょう。

先日の名古屋戦を観戦した時も感じたのですが、千葉は守備の集中力が切れる時間帯があり、そこで失点を喫してしまう。これは勝敗の行方を左右する上で致命的なポイントとなります。この試合で言えば、阿部のPKで追い付いた直後の逆転ゴールが非常に勿体無かった。逆に2点目を先に取れていれば、一気に有利な展開に持ち込めたはずなので、その意味では不用意な1点を与えてしまいました。

1試合目とは打って変わって僅差の競り合いとなったので、試合自体は割りと楽しかったです。特に千葉はポジションが流動的すぎて、動きが掴みづらいので、一体どんなフォーメーションなのかを把握するのが難しくもあり、興味深くもあり。ボールを持っていない千葉の選手の動きを追いかけているだけでも、かなり面白かったです。例えば阿部はヤンコビッチへのマンマークで最後尾に居たと思ったら、疾風の如く最前線までやってきたりと、掴み所の無い動きで、ムービングサッカーが存分に披露されていました。また大連の悪質なファールと露骨なまでの時間稼ぎには辟易していたので、最後の方はかなり真剣にジェフ応援モードで観ていました。

最終戦での日本勢同士での優勝決定戦が実現しなくなったのは残念ですけど、千葉に自力優勝のチャンスがあるので、カップを掴み取ってほしい。日本で開催される大会では日本のチームに優勝してほしいので、是非期待しています。