元ライターの小説家への道

僕もまだ本気を出していません。

北野武の「全思考」を読んだ。<第三章>

2011年12月20日 21時03分53秒 | アレコレ鑑賞
「東MAXと安めぐみ 21日に結婚」

 このふたりはお似合いだと思う。

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 北野武の「全思考」を読んだ。<第三章>は関係の問題。ブログを書いていて思ったけど、この本って章ごとにタイトルが振られているけど、結構関係ないことが書いてあったり、さっきの章でも似たようなこと書いてあったな。なんてことがある。まぁ良いけど。

 <第三章>も気になった話をピックアップ。まず最初に書きたいのだが、僕はビートたけしが大好きだった。窒息死するくらい笑ったのって、やっぱり「ひょうきん族」だったり「元気が出るテレビ」だったりした。

 けどいつの頃からか、ビートたけしの笑いからは遠ざかり、気が付いたらバイクで事故。とてもじゃないけど笑えない顔になって戻ってきて、気がつけばビートたけしはいなくなり、北野武がテレビに出るようになっていた。北野武の笑いは笑えなかった。コネタでボケ倒したり、変な被り物なんかを身につけて登場するがクスリともしない。見ているのが辛いというのが最近の感想だった。

 <第三章>ではそのことが書かれていた。本人曰く、自分はもうお笑い芸人をやっているつもりはないと。けど文化人に見られるのが嫌なのでやっていると。それとくだらないことが好きなので、ついついやってしまうとも書かれていた。それを読んで再び北野武という人を好きになった次第だ。

 あとこの章では、「金がないことが下流である」という発想は下品だと書かれていた。僕もそれに関しては同じ意見だ。むしろ金を持っている人の方が下品な振る舞いをしているような気がする。しかし「金がないことが下流」という発想を持つのは、戦後日本を先進国に育てた人たちの責任だと思う。

 倹しく生きるというメッセージを発信せず、バンバン消費して日本経済を盛り上げようぜ!と煽りまくる。しかも「金がないことが下流である」という発想は下品だと言っている北野武が、良い車に乗って良い女を抱いている。なんじゃそりゃ。である。まぁ僕だって倹しい生活を送っているわけではないので、人のことは言えないかもしれないが。

 この章では主に北野武の昔話が書かれていたので、特に考えることもありませんでした。

 つづく、自分のために。





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