作家一覧

身も蓋もない云い方をすれば、描かれる対象が 中心から ズレている。(2010-03-15)
サンドロ・ボッティチェッリが この女性の美しさを 世に広めたばかりに、彼女の命を 縮めたとでも、思い悩んだのでしょうか。まるでこの西風は、絵描き そのものなのでしょうか。
この絵は ブロンズィーノ により描かれました。『愛の寓意』として後世有名になった絵です。トスカーナ大公 コジモ1世が フランス国王 フランソワ1世に 贈呈したのが 此の絵と 言われています。この時代はイタリアは 統一されておらず、コジモ1世は 此の絵の中に盛り込まれた寓意で、権力者同士何かを語っていたのではないでしょうか。