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がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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開聞岳と桜島

2014年12月31日 | ・琉球歴史/文化風景

 

あれに見ゆるは 御開聞 

 

 

 

富士に見まがふ 桜島

(上り口説/八 より)

 

 

 

というわけで、2014年の締めくくりとして、
薩摩に行ってきたでごわす。
(幕末巡りと琉球人の足跡巡り♪)

細かいレポはしないと思いますが、
(追いつかないから)
そのうちいくつかにまとめてでも
できたらいいなと思います。

 

さて、
2014年もたくさんのご訪問ありがとうございました。

来年も「がじゅまるの樹の下で。」を
どうぞよろしくお願いします。

 

 

*おまけ*

思いがけずクリスマス気分も味わえた(笑)
鹿児島市役所前。

 

 


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尚泰久と世利休

2014年12月24日 | ・琉球史散策/第一尚氏

 

鬼大城めぐりから
越来城下の歴史スポットをもうひとつ。

尚泰久の側室、
越来村の娘、世利休(せりきゅう)のこと。

尚泰久の妃は護佐丸の娘ですが、
例にもれず側室もいました。

それが尚徳の母にあたる宮里阿護母志良礼、
そして世利休。
(伝承では江洲ノロも)

その世利休と尚泰久のゆかりのスポットがコチラ。

尚泰久は世利休とその息子のために
ここに家を建てさせ、
みかんと白椿の木を植えたそうな…。

 

 

門の側にあるのが、
子孫である川畑家の方々が
ずっと守ってきたという椿の木。

 

 

しかし、白椿はめずらしいということで
近年になって挿し木のために
マニアが切りすぎてしまい、
とうとう枯れてしまったのだそう。

今あるのは、別の場所でかつて挿し木されて生きていた
椿なのだそうです。

(でも挿し木によって白椿になる確率は低いらしく
残念ながら今の椿は白じゃないそうです…)

 

 

 尚泰久が王になって首里に登るとき、
世利休は一緒に連れて行かれなかったようですが、

一説によると息子は江洲王子になったとも
言われています。
(ってことは五男かな?)

 

沖縄市ゆかりの女性ということで
沖縄市は尚泰久妃や百十踏揚よりも
世利休推しのようです。

コザ十字路に制作中の壁画にも…

 

 

 尚泰久(王子)と世利休。

拡大↓

 

 

 
トップの世利休イラスト、
椿が大きすぎてるのは目をつぶってください(^^;


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鬼大城をたどる

2014年12月23日 | ・琉球史散策/第一尚氏


先日、沖縄市郷土博物館主催の体験講座
「越来から知花へ 鬼大城をたどる」
に参加してきました。

第二尚氏によるクーデターの際、
越来グスクの按司となっていた大城賢雄が
戦いながらも終われ、
終焉の地となる知花までの
逃亡ルートをたどるウォークラリーです。

(けっこ~人いた!25人くらい?
しかも結構女子率高かった!賢雄人気!?(笑))

「鬼大城の道」と呼ばれる
逃亡ルート(地図)があるのは知っていましたが
実際に巡るのは初めて。

時折陽が差すものの
風が吹く寒い中、約3時間あまり。
賢雄のためならエンヤコラということで
頑張りましたよ(笑)

実際には越来から知花へ行く道での
越来・美里・松本・知花の
各の史跡も見ながらと盛り沢山だったのですが
今回は賢雄にゆかりのあるスポットのみを
復習も兼ねてご紹介します。

 


知花グスクも間近の松本エリア。

カンジャー(鍛冶屋)という屋号をもつ家があった場所。
今は取り壊され、更地になっていました。

この家の近くには
メーントーウーヌナーカという屋号のうちがあったそうな。
賢雄は側室である石城の娘を脇に抱えて逃げていたが
ここで死を覚悟して娘を逃がした
という伝えがあるそうです。

共に逃げたのは
妻の百十踏揚ではなく、

側室の石城の娘。

本読んでたらこの賢雄の最期を語るのに
この石城の娘ってちょこちょこ出てくる。
過去記事にも)

戦前まで残っていたという
賢雄の着物はこの石城家にあったものらしい。

側室の石城の娘…。
考えさせられる存在ですね~。

 


賢雄の逃亡ルートは2説あるらしく、
その分かれ目である知花第一公園前。

今回は左手にGO→

その先にあるのが…

 


屋号「ウフグシク(大城)」

賢雄が生まれた場所とも
幼いころに過ごした場所とも言われています。

喜屋武按司の息子だった賢雄は
幼くして父を亡くします。
母ちゃんは城を維持できなくなったため
実家である大城家に身を寄せます。

その、大城家。

残念ながら今は子孫ではなく
別の方が住んでいるようです。

前の坂はこの家にちなんだのか
「ウスグシクびら(坂)」と言います。

 

そして、逃げる賢雄はワタンジ川(ワタンジャー川)に阻まれ
大きく迂回して知花グスクへ。

 


そしてゴールの知花グスク。

これは幾度となく紹介済みなので割愛しますが、
墓の前の案内板が無くなってました。

今年の台風で壊れてしまったのだとか…。
(beforeはこちらから)

 

知花グスクの麓はクシドーと呼ばれる松林だったらしく、
若き賢雄はここで夜な夜な武術の訓練をしていたそうな。

当時知花には農民しかいなかったため、
賢雄は尚泰久の家来になる時、
「草むしりをさせてください」
とお願いしたと伝えられているようです。

阿麻和利が茂知附按司の家来になる時も
そんな感じだよね。

 


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別冊モモト、今帰仁城跡

2014年12月21日 | ・和心な本、琉球な本

シリーズ3冊目の別冊モモト!

今回は今帰仁城跡!

次は南城市か今帰仁やってほしいな~
2冊目の時にぼやいていたので
念願叶いました(笑)

表紙は空撮の志慶間城郭。
めっちゃカッコイイ!!

そして今まで見えなかった城壁のラインが!

マルチコプター大活躍ですな。

 

そして中身は…濃い!!

今帰仁グスクの歴史が
ぎゅっ!!
と凝縮されています。
(資料としての写真や図も充実!)

そして近隣の史跡マップも。
「北山の風」もちょっとだけ紹介されてたよ。

ページ数は少なめだけど、
写真の良さと記事の濃さで
全てカバーしております。

個人的には
「今帰仁の猫」のページも欲しかったなぁ(笑)
(はんにゃんちは出てるけど)

 別冊モモトは絶賛発売中!600円+税也。
県内の書店・コンビニにてお買い求めください
(県外の人は…amazon?)

 

さ、次の別冊モモトはどこだろう?
やっぱり南城市、伊平屋・伊是名、慶良間諸島などを希望デス★

 


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久々の首里城

2014年12月20日 | ・琉球歴史/文化風景

久しぶりに(約4カ月ぶり?)首里城に行ってきました。
(カラー復元された尚育の御後絵見にー(・∀・)ノ)

現在進行形で調査・復元・修理が行われている首里城は
日々めまぐるしく変化していきます。

ちょっと行かないだけでも、
ビックリがたくさん。

まんず、久慶門前の道が
工事終了でリニューアル!!

石畳ではなく、
イシグー(石灰岩の粉)のような
真っ白の道。

綾門大道がそうだったと言うので
円覚寺まで伸びるこの道も
そうだったのでしょうか。

アスファルトではない、
在りし日に近い風景。

冬の夕暮れの曇空だったので
写真映えがイマイチですが
晴れた昼間にまた撮りに行きたいなぁ。


↑クリックで拡大

久慶門の上から。

 

そして首里城内部。
今回はじっくり散策はしてないのですが…

 

暗シン御門がついに
完全立入禁止になってました。

まぁ、入ったからと言って
なにがあるわけではないのですが、
でもテンペストファンとしては
押さえておきたい隠れスポットだっただけに
ちょっと残念。

入れた頃の暗シン御門→ 

首里城、行くたびに立ち入り規制が増えてる気がするのは気のせい…?

 

そして今回1番

うをっ!!??Σ(゜д゜;)

ってなったのがこれ。

黒い奉神門。
(の扁額)

え、黒くなるの!?

それとも朱漆塗り直し前の下地??

ちなみに久慶門の扁額も
ちょっと変わってました。
(キレイに撮れてなかったので割愛)

修復途中なのか、それとも完了なのか。

次訪問する時も
相変わらず扁額から目が離せそうもありません(笑)

 

*おまけ*

黒い首里城。

この絵の扁額は赤。

 

all photo by iphone


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座喜味グスクのライトアップ

2014年12月15日 | ・琉球歴史/文化風景

 

以前ブログでもご紹介しました、
座喜味グスクのライトアップに
行ってきたよ。

 

 

紫ー!!

 

 

赤ーー!!

 

 

緑ーーー!!

 

…色がどぎついです( ̄▽ ̄;)

いつも思うんだけど
なんでこんなに色まんちゃーにするかなぁ。

なんか安っぽく見えない?

単色、せめて同系色でまとめたほうが
品があっていいと思うんだけど…。

首里城とかみたくさ。

 

 

なんだかちょっとアヤシい(笑)

…とゆーわけで、華やかにするために
クロスフィルター装着!!

 

 

ピカーーーン!

 

 

キラーン!

 

 

これならちょっとファンタジー?

 

 

ちょっと妖しい夜の座喜味グスクは
1月29日までです。

入場無料。

 


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グスカー女子推奨アイテム

2014年12月14日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

グスクや史跡巡りをしていると、
足場が悪かったり、
長距離だったりするので
足の備えは結構大事。

(時々観光地のグスクなどで
高いヒールの観光客を見かけたりするけど
危なっかしくて仕方ない)

もちろん、歩きやすい運動靴なら
それで充分なんだけど、
グスカー(gusuker)女子として
おススメしたいアイテムがコチラ!

地下足袋!!

大工のおっちゃん、お兄さんが履いてるアレ。
現代版組踊のコタチも舞台で履いてるアレ。

でもこの地下足袋はテキスタイルを工夫して
おっしゃれ~なファンションアイテムにしているのが
京都のメーカー、SOU・SOU。

手ぬぐい関係で何度か記事にしてるあのSOU・SOU。

SOU・SOU好きなワタシとしては
普通にファッションアイテムとして取り入れてたんだけど、
これで巡ってると結構便利だということを実感。

ゴツゴツの岩場や
摩耗してつるつるの石畳、
草ボーボーな荒地、
長距離歩くアスファルト、
なんでもござれ。
(ただしインソール推奨)

足首までしっかりホールドしてくれるので
安定感も抜群。
小鉤を外しており返せば
裏地ちらリズムのおしゃれアイテムに。

また、沖縄も寒くなってきた今日この頃。
ボア付きの地下足袋は
末端冷え性の大いなる味方になってくれました。


グスクめぐり、史跡巡りも
小粋に行きたいトコロ。

グスカーアイテムに、
地下足袋はいかがですか?

もちろん、手ぬぐいもね!

 

*SOU・SOUの地下足袋*

 


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【続】鬼大城の着物

2014年12月13日 | ・琉球史散策/第一尚氏

先日紹介した、沖縄市郷土博物館で開催中の
「越来グスクの旺盛」展
(今月21日まで!)

オツレサマも連れて再度行ってきました!

↑が例の鬼大城の着物(寸法を元に復元)。
(確認したら展示物も撮影可でした)

黄色がそれで、手前の芭蕉布の着物は
比較のための一般の着物サイズ。

 

着てみるとこう。


(モデルの身長162センチ)

丈もそうですが、幅がスゴイです。

これで、上着です(笑)

参考までに、賢雄のデカさについての過去記事(一部)→  

 

また展示物には越来グスク発掘の際に出てきた
勾玉も展示!

この勾玉、石灰岩でできていて
穴がないのが珍しい!

制作途中の物なのか、
それとも首飾り用ではないのか!?

と、ニュースにもなりました

アップで。

マーブル模様が不思議ですね。

 

というわけで、ノロさんにもなってみた(笑)

 

……髪、切ろうかなー…。

 


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溶ける太陽

2014年12月11日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

探し物してて過去写真を探ってたら出てきた
海に溶ける太陽。

黄色から紫にかけての
グラデーションも美しい。

撮影/伊平屋島

 

生活圏内が東側になったからか、
夕日をじっくり眺めること、
なくなったな~。

 

 

海に溶ける太陽
っていうような感じの歌詞の曲が
あった気がするんだけど
誰のなんていう曲だったのか思い出せない。。。
(あ、水平線、だったかな!?)

ORANGE RANGE?HY?BEGIN?
む~。


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鬼大城の着物、越来グスクの旺盛

2014年12月09日 | ・琉球史散策/第一尚氏


↑クリックでサイトにジャンプします

 

沖縄市郷土博物館で開催中の企画展、
「越来グスクの旺盛-失われた歴史と創る未来-」
に行ってきました!

沖縄市郷土博物館…
もしかしたら20年ぶりとかかも…。

越来グスクにまつわるあれこれを
展示しているのですが、
それならこれも外せません!

越来グスクゆかりの偉人!

というわけで偉人にスポットをあてたコーナーも。

越来グスクと言えば、

尚泰久を中心に、
娘の百十踏揚、
そして大城賢雄。
(金丸はちょっとだけ)
ちょっと時代を経ると金丸の弟、尚宣威。

 

というわけでピックアップするのは
もちろん賢雄!!

賢雄の着物と伝わるのモノが
1932年まで旧美里村に伝わっており、
その着物の寸法で再現されたものが展示!

色は黄色!

特徴は肩幅とお腹周りが大きく、
袖や裾が極端に短いこと。

切れてしまったのか、
もしくは
足首まである着物ではなく
上着としてのものか?
とのことでした。

そしてこの着物の寸法から
身長を推定すると207㎝だそうな。

賢雄の体重は100キロ越えと
推測もされているようなので
(参/「真説 阿麻和利考」内)
レスラーとか、お相撲さんとか
そういう感じの体格だったのかもね。

 

 

賢雄、いつもこんな風に描いてるけど、
(琉球戦国列伝ラフより)

 

ホントは、

こんな感じだろうと思ってる。

 

 

  

 

どぇん。

でもまー、100キロ越えでも
身長あって筋肉質なら
こんなにデブではないと思うけどネ(^^;)
イメージ的に。

隣は比較ということで、
百十踏揚さん。

ちなみに色々な人(4名くらい?)が描いた
百十踏揚の絵の紹介もありました。
某ゲームキャラとしてのモモちゃんも(笑)
でもJCCや琉球戦国列伝、現代版組踊などからはなし。
百十踏揚を絵に描いてる人ってたくさんいるから
もっと集めれば面白かったのにー。

 

ほんで、この鬼大城の着物。

体験できます!
(写真もOK!)

黄色のが賢雄の着物。
(※高校生が作った簡単縫製なので厳密な複製品に非ず)

羽織ってみたら、
ワタシ(身長162㎝)でちょうどの丈でした。
すそも袖も。

これが賢雄の上着か!
って考えたら

賢雄でかっ!!Σ(゜д゜;)

ですね。

勾玉もありましたよ。

ノロさん衣装もあるので
セットで身につけてみては?

 

今週土曜日には
「越来から知花へ 鬼大城をたどる」
という古道歩きイベントがありますよ。
(詳しくはトップのチラシ画像をクリック)

こっちも面白そうですね♪

 


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西原御門エリア発掘中

2014年12月08日 | ・琉球歴史/文化風景

先日、久々に訪れた勝連グスク。

西原御門エリアの発掘調査が
進んでいます。

関連新聞記事はこちら。

勝連城跡 新たな石畳道と「西原御門」跡が見つかる
(琉球新報/2014.11.23)

残念ながらこの日は石畳道の跡は
ブルーシートに覆われていて見えませんでした。

西原御門の復元、楽しみです♪

 


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【必見】水中文化遺産展

2014年12月07日 | ・琉球歴史/文化風景

↑クリックで拡大

 

現在、沖縄県立博物館で
絶賛開催中の企画展、
「水中文化遺産~海に沈んだ歴史のカケラ~」

発掘される出土品は
何も陸からだけとは限りません。

船が沈没するなど
なんらかの理由で海底に眠っている
歴史的遺物もたくさんあるのです。

この企画展は
海から発見された様々な遺物や
海にまつわる歴史的な品々に
スポットをあてたもの!!

実は前売り券も買ってた位
楽しみにしていた企画展♪

早々とオープン2日目に行ってきたのですが
遅ればせながらブログでもご紹介します。

 

 *

 

すでにマスコミなどでも評判になっている
目玉の展示がこれ!

復元された進貢船のイカリ!

どーん!!

まずは想像以上のでかさに
ビックリすること間違いなしです!!

だってこのイカリ、

ここにあるヤツだよ?

このイカリが2つあるんだよ?

しかばす。

船本体、どんだけデッカイんだ!!
ってゆー話です。

200人、300人乗ってた進貢船って
知識として頭では分かってても
実際にモノを目の前にして見ると、
リアルにその大きさを「体感」できます。

モノの持つパワー、
恐るべし。

よくぞ復元してくれました。

素材は黒檀。

イカリなのに、木って不思議
って思ってたけど、
黒檀は数少ない沈む性質のある木なんだって。

イカリシリーズで
様々なタイプのイカリを観ることができます。

イカリだけでも色んなことを
読み取ることができるんですね。

へぇ~。

 

テンペストにも出ていた
インディアンオーク号座礁事件。

そこからの遺物も
展示されています。

また琉球に関係するものだけでなく
日本各地の水中文化遺産も。

敢えて全て写真でお見せしませんが
幕末のいろは丸や海洋丸関連も!

日本史好き、幕末好きにもおススメです!

 

この企画展、このように
物自体も非常に面白いのですが、
展示演出も面白いのです。

…ん?

展示台から落ちてる?

溢れてる溢れてる(笑)

出土品って割れたカケラがちょこちょこと並んで
展示されてるイメージがあったけど
こんだけたくさん積み重なって
溢れるほどにどーんと展示されたら
なんか知らんけどとにかく圧倒されます。
(写真はごく一部)

とりあえず、
沖縄近海にこんなにたくさんざくざくと
遺物が埋もれてる、
こんな品々を乗せた船が
たくさん行き来してたってことだな!

量で魅せる、斬新な展示。

そして海底をイメージする
深い青のグラデーションのパネル。

洗練されててとてもキレイ。

チラシもそうだけど、
こういうパネルやキャプションのデザインって
展示会全体の質が出るよね。

こういうの、おろそかにしてる展示会は
モノは良くてもダサく見えてしまうものです。

 

 そして何と!!

この展示会は写真撮影可!!
(※一部展示を除く)

これはポイント高い!!

まさか写真OKとは思わなかったから、
カメラ持ってなくて今回全部iphone撮影です。

 

海を道として船を操り
どんどん外に出て行った琉球。

その大交易時代、琉球の一端を
見る、感じて、体感することのできる展示会です。

来年1月18日までなので
この機会に是非足をお運びください!

海は浪漫だぜ!

 

*おまけ*

宜名真に展示されている
王国末期に沈没した「オランダ錨」。

オランダ錨だけど、
沈没したのはイギリス船のベナレス号。
(当時は西洋人は全部オランダとひとくくり)

引き上げられた錨が
現在モニュメントして飾られています。

 


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【動画】鳥が見た沖縄の世界遺産

2014年12月05日 | ・琉球歴史/文化風景

 先日、沖縄の史跡空撮写真集を紹介しましたが
同タイトルのYouTube動画を
greenbeeさんに教えてもらったので
こちらでもご紹介☆

 

鳥が見た沖縄の世界遺産 ~ マルチコプター による空撮映像

 

写真集より画が明るい!!

…こっちの方がいいかも!?

こうやって見るとグスクがどれも
ミニチュアに見えますね(笑)

なんだかカワイイ。

そしてやっぱり具志川グスクは圧巻デス。

 

この安定したなめらかなカメラワークが
とってもいいですね。

以前紹介した座喜味グスクの動画
このマルチコプター撮影だったのかな?

 

写真集の勝連グスクの最後のページ写真、
背景いじりすぎて(潰して)めちゃくちゃ不自然。
なんでココだけ;


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グスク・モダン

2014年12月04日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

県立博物館・美術館。

この特徴的な外観は
グスクの石積みをイメージして
デザインされています。

モダンにアレンジされていますが
近年のアート系公共施設にしては珍しく
とても閉鎖的な建築デザインです。

 

 photo by iphone panorama

「要塞」だもんな。


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苗代殿

2014年12月04日 | ・琉球史散策/第一尚氏

苗代大親の屋敷跡
月代の岩・井の奥にある、
苗代殿(なーしるとぅん)。

拝所です。

倒れかかっている門柱は
だいぶ古そうです。

 

*おまけ*

近くには貯水タンクもありました。

その名も
「苗代泉」

年三六九一

と明記されています。

 


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