がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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530護佐丸の日企画’17は、髭ぬりえ!

2017年05月28日 | ・琉球史散策/第一尚氏

すっかり忘れていましたが、
明後日5月30日は護佐丸の日でした。

例年、護佐丸の日には
「530護佐丸の日企画」と題して
何かとちょこちょこ取り組みをしてきたのですが、

さて、今年はどうしよう?

時間もそんなにないし、
正直ちょっとネタ切れ感もあるし…。

 

でもせっかくツイッターも始めたことだし、
ちょっとでもいいから何かやりたいな…

 

ということで、

 

『髭を足してオリジナルの護佐丸を
作ってみようぬりえ』

 

を提供することにいたします。

 

↑クリックで拡大&保存可ページへ(プリントアウトもしくはお絵かきアプリなどでどうぞ)

 

子供だった頃、
教科書に載ってる肖像画に髭や髪を落書きした
という経験のある人は多いはず。

はい、もちろん私も経験済みです。

 

ようは、それと一緒です。

 

護佐丸のイメージ画を、
0から絵を描くことはハードルが高いですが、
髭を好きなように描き足す(落書きする)だけなら
誰でもできる!

 

琉球は立派な髭社会。

按司である護佐丸に髭は必要不可欠な大事なステータス。

さあ、そんな彼の髭は一体どんな髭だったのでしょう?

 

ちょび髭?

もさもさ?

長い?

短い?

ストレート?

縮れ髭?

口ひげはある?ない?

 

バリエーションは無限大!

 

髭を書きたすだけで
あなたオリジナルの護佐丸が作れちゃいます!

 

 

 

色まで付けられたら更に
オリジナリティの幅が広がりますね!
(色は塗らずに髭だけでも十分ではありますが)

 

これ、
中城村内の幼稚園や小学校で使ってくれないかなー。

 

もし描いたよ、塗ったよという方は、
写真などに撮って
5/30護佐丸の日の時にツイッターなどに
タグ(#護佐丸の日)付きでUPしてくれたら
相互交流にはもなるので嬉しいです(*'▽')ノ

 

 

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人型石敢當

2017年05月22日 | ・琉球歴史/文化風景

 

今帰仁村の今泊集落にある、
ちょっと変わったこの形の石。

人型のようにも見えますが、

 

実は、

 

「石敢當(いしがんとう)」


らしいです。

 

現在見慣れた、
表札のようなモノとは全く違うので
かなり古いタイプの石敢當だと予想されます。

 

 

でもちゃんとT字路の向かいに鎮座。

 

 

今泊の集落は
フクギ並木にチニブ
アカン墓コバテイシなど
小さいながらも
結構見どころ満載。

 一応、乙樽の墓も今泊。
(集落からはちょっと外れるけど)

 

車から降りて、
ぶらっとお散歩してみるのもおすすめです。

 

 

 

せっかくだから

顔を描いてみた。

 

撮影/2016.7

 

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今帰仁城下の天然酵母のパン屋さん
Cooも一緒に紹介しようかと思って
店舗情報を確認したら、

去年の9月に閉店してたΣ(´Д`;)!

うっそ!

素敵なお店だったのにな~…。


カタカシラの良し悪し

2017年05月17日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

今日のラクガキ。

時々、

おじぃやおじさんが描きたくなるよね、

なるなる。

 

琉球男性の髪型と言えば

おだんごにまとめた「カタカシラ」

 

一説によると、

カタカシラのおだんごは、
小さくまとまっているほど
良しとされたのだとか。

確かに、
肖像画なんかを見ても
頭のてっぺんにちょこんと乗ったおだんごは
↑のイラストなんかよりも
もっと小さいですよね。

 

(女性なら分かるよね!
髪全部であのおだんごの大きさは
アリエナイ小ささだと!)

 

そのためか、
髪の一部を剃ることもあったようで、
(※ほかの理由もあるのかもしれませんが)


王国末期の士族の写真なんかを見ると
前髪の後退具合が不自然なのは
そのせいもあるかもしれないし、


『青い目が見た琉球』などでは
カタカシラの結い方の頁に
頭頂部を剃る、ともあります。

(現在でもお相撲さんが髷を結うために
中剃りをしているようです)

 

 

ただ、古琉球もそうだったかどうかは不明。

雪舟の描いた(古)琉球人の図では
おだんごにそれなりのボリュームがあるので、
「おだんごは小さいほど良し」
というのは近世の価値観かもしれませんね。

 

 

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琉球/沖縄、一問一答 【第87問】

2017年05月14日 | ・琉球/沖縄、一問一答

久々の琉球/沖縄、一問一答。

ちょっと存在を忘れてた…ので
また再開します。

 

 

【第87問】


4月末~5月はじめにかけての時節、
南島の初夏のことを何という?

別名「夏口」


 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

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【答え】


若夏(わかなつ)



類似問題→ 【第6問】 【第17問】




沖縄、昨日梅雨入りしましたね。

今朝の雷はすごかった

まるで戦時中のような爆音の連続でした。


伊波グスク再訪

2017年05月08日 | ・琉球史散策/グスク時代

 

薄曇りながらも新緑が目に鮮やかな4月某日。

久々に伊波グスクに行ってきました。

以前訪れたのが2010年だから…
7年ぶり(!!)

 

以前は緑豊かな風景だったのですが、
今回は足元の緑がなく、
ちょっと殺風景な印象…。

 

 

でもその分、以前よりも石垣がちゃんと見れる!

 

 

通用門の所。

場内からの視点。

 

 

通用門から、場内の視点。

ちなみに通用門の所の道は
藪に覆われていて現在通行できません。

 

 

グスクから見下ろす、
石川の街並み。

 

 

一の郭パノラマ。

パノラマ写真はクリックで拡大します。

 

草がないことで、
前は見れなかったもの、
気づかなかったもの、
たくさんありました。

(というか、それ目当ての再訪だったのですが)

 

もしかしたら、これからの梅雨を経て、
夏に向けてまたどんどん草が伸びていくのかも。

もし、遺構をしっかり見ておきたいという方がいれば
今のうちかもしれません。

 

 
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甲冑萌@トーハク

2017年05月06日 | ・琉球歴史/文化風景

GWを利用して、
一泊二日の弾丸東京旅行に行ってきました!

美術館・博物館巡りが目的だったのですが、
トーハク(東京国立博物館)にも行ってきました!

 

 

トーハクは企画展やミュージアムショップなどには
行ったことがあったのですが、
常設展は実は初めて…。

 

敷地も展示数もジャンルも非常----に広くて
あらかじめ事前情報も調べたし
見たいところだけじっくり見て、
あとは流すだけにすれば
2~3時間程度で見れるかなと思っていたけど
飲み食い一切なしのノンストップで
まさかの5時間越え…

あ、甘かった……

(一応、企画展もみました。
足と疲労と空腹と時間が限界だったので
こちらはさらっとでしたけど)

それでも全部は見てないし、
法隆寺宝物館まるまる見れなかったのは悔やまれる…orz

 

また近々行かねばならぬ。

 

 

 

さて、

トーハクの常設展の魅力は「写真撮影可」な所!
※不可の展示物もあります

 

今回主に中世に絞って展示物を見ていったのですが、
(そうです、古琉球期です)

美術工芸彫刻書など様々ある中で、
是非生で見ておきたかったのがこちら!

 

甲冑!!

 

『黒韋肩妻取縅胴丸(くろかわかたつまどりおどしのどうまる)』
(15世紀/室町)

※韋=なめしがわ

 

琉球戦国列伝のイラストを描いたときに、
尚巴志の鎧の参考にしたのが確かコレ。

古琉球の武装は基本日本様式の甲冑なので
おそらく尚巴志もこのような鎧兜をつけて
三山統一を目指したに違いません。

 

 

 

続いて

『白糸縅鎧(しろいとおどしのよろい)』
(16世紀/室町)

 

長谷寺に寄進され
祭礼に用いられたとされる鎧。

 

 

 

そして3つ目が

『色々糸縅胴丸(いろいろいとおどしのどうまる)』
(15世紀/室町)

糸が切れていたり崩れていたり朽ちていたり、
600年前のものがそのまま残っているというリアル。

沖縄には鎧の部品などは出土していますが
当時の完全体は発見されていません。

 

沖縄では(たぶん)まだこのような甲冑が
常設展示されている博物館や資料館はまだないだろうし、
生で見ようと思ってもそんな機会はそう多くありません。

そんな甲冑(しかもレプリカではにホンマモン!)を、
ガラスケース越しとはいえ、
色んな角度から見放題、撮り放題。

本やネットだけでは分からない、
質感とか量感とか細かな構造とか
そういうものを頭に叩き込みました。

(それらを絵で表現できるかどうかはまた別の問題だけど…)


またフル装備の古琉球偉人たちを描きたいぞ。

 

こちらは戦国時代のだけど、
小手とか脛当てとかね。

 

そういえば、ある展示室がすごい人が並んでて
混雑してるなーと思ったら、
刀剣の展示室でした。

とにかく女子がいっぱい。

なるほど
これが噂の刀剣女子ってやつか。

私は刀身よりはやっぱり甲冑派かなぁ。

 

 

もう一つチェックしておきたかった
「アイヌ・琉球展示室」ではアイヌの展示期間中でした。

アイヌの文化も独特で面白いですよね。

写真はアイヌの鍬形と太刀。

 

琉球が見れなかったのは残念でしたが、
「また来い」ということなのでしょう。

 

今年中に、また行きたいなと思う
一泊二日の東京旅行でした。

 

 

 

*おまけ*

 

 

古墳時代エリアより。

猿の埴輪がツボすぎた(笑)

 

 
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護佐丸の血を受け継ぐ者~毛氏子孫の物語~

2017年05月01日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

久々のブログ更新。

こんにちは、和々です。

更新をお休みしている間も
たくさんのご訪問ありがとうございましたm(_ _)m

超繁忙期はとりあえず第一の山を越えました。

第二の山が待ち受けているので
まだまだ以前のようにコンスタントに更新!
とはいかないかもしれませんが、

ゆっくりでも、まずは再開したいと思います。

 

またどうぞよろしくお願いします。



 

さて、

ツイッターの方では既に情宣しておりましたが、

今回はこんな企画展のご紹介。
(↑画像クリックで拡大します)



護佐丸歴史資料図書館 開館1周年記念企画
『護佐丸の血を受け継ぐ者~毛氏子孫の物語~』


琉球王国時代に活躍した、
護佐丸の子孫10名をピックアップした
企画展になっております。

文系 武系 癒し系 政治系、
よりどりみどりです!

 

ワタクシ和々が全イラストを描かせていただきました!

去年度はキラキラばっかり描いてたので
久々の髭パラダイスでした(笑)

(でもいつものアニメ調じゃなくて
ざっくりとしたラフな感じのモノクロで☆)


写真が残っている3名を除いた7名は想像図なのですが
実際に子孫の方たちもいるし、
キャラ1人ひとりの個性は出しつつも変な癖は出さずに
なるべくカッコイイ系で描くようにしてみたよ…。

(ドキドキ)

 

 

まだ開催前ですが、
フライングで見学させてもらいました!

1階は常設展、
企画展は3階です。

健康のためにも階段でGO→

 

 

展示室自体はこじんまりとしていて
正直小さいです。

 

が、

 

パネルの内容は
結構濃い。


 

へぇ~!こんな人がいたんだ!
えぇ~!この人も護佐丸の子孫だったんだ!

って、
琉球史をある程度勉強している人でも
「へぇ~」と言うような情報きっとある!

本邦初公開!?(かどうかは分かりませんが)的な
写真資料もありますよ!

個人的にはめっちゃテンション上がりました

Don't miss it!

 

逆に全くの初心者でも
用語解説リーフレットもあるし、
絵や写真を中心に楽しめるのではないでしょうか☆

難しく考えずに、
10人の登場人物のうち、
気に入った(気になった)人物を探してみる
という視点で見てみるのもいいかも。

 

実際、最後に人気投票もしているので
是非シールを貼ってご参加くださいね。

 

来館者にはしーぶん(オマケ)もありますよ!

数に限りがあると思うので
行こうと思っている方は是非お早めに☆

 

また、来館の際には企画展だけでなく
是非1階の常設展示室や、
図書館(2階が郷土資料コーナー)も
合わせてお楽しみください!

ドラマ『尚巴志』でも使用された
火矢の展示は1階ですよー!

過去記事→  
(※今は展示室内撮影はNGのようなのでご注意ください)

 

 

企画展会期中には他にも色々な企画があります。

詳しくは護佐丸歴史資料図書館ブログをどうぞ!

 

 

 

 
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来館者が自由に感想等を書けるノートに
ワタシもイラストと一言を描きました( ..)φ

一番乗り~♪

さて誰を描いたでしょう~(笑)