がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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レベル別、グスク散策

2017年02月27日 | ・琉球歴史/文化風景

沖縄には300ものグスクがあると言われていますが、
首里城のように観光地化されているものもあれば、
完全に埋もれて忘れ去られているものもあります。

以前、沖縄タイムスの別冊特集号
琉球歴女のグスク巡り企画をさせてもらった時に、
グスク散策の難易度レベル分けをしてみたのを
もう少しグスクを足して、改めてまとめてみました。

(ワタシが実際に訪れたグスクの一部です)

 

 

A~Dのレベル分けは
ワタシが実際に訪れた時の印象がベースになっています。
草刈りの有無や整備が進んでいたりなど、
状況が多少変わっている可能性もあるので
あくまでも参考程度に見ていただければと思います。

リンクは過去記事から
代表して1記事を貼っておきます。

 

 

【レベルA/最易】 
世界遺産レベル。
案内板、駐車場、トイレ、資料館完備。
観光客も多い。
(場所によっては有料)

首里城
今帰仁グスク
座喜味グスク
勝連グスク
中城グスク

 

 

【レベルB/易】 
公園、神社レベル。
整備されており、周りやすい。
生活圏の近くだったり、
観光ガイドブックに載っていたりで
訪問者もそこそこいる。

ex)

浦添グスク
南山グスク
佐敷グスク
島添大里グスク
糸数グスク
玉城グスク
具志川グスク(喜屋武)(久米島
屋良グスク
越来グスク
名護グスク
摩文仁グスク
伊祖グスク
知念グスク
宇江城グスク
幸地グスク

など

 

 

【レベルC/中~難】 
基本、表示板はあるが
あまり、もしくは全く整備されていないレベル。
小・中規模グスク。
観光地ではないので人には滅多に出会わない。
多少整備されていても長らく放置されて劣化していたり、
草が茂っていることも多い。

ex)

安慶名グスク(B寄り)
伊波グスク(B寄り)
喜屋武グスク(B寄り?一応公園内)
真栄里グスク
知花グスク
仲栄真グスク
喜屋グスク
シイナグスク
根謝銘グスク
安谷屋グスク
垣花グスク
上里グスク
山城グスク
仲栄真グスク
真栄里グスク
具志頭グスク
伊計グスク
羽地グスク
伊是名グスク
ミームングスク
嘉陽グスク
具志川グスク(うるま市)
羽地グスク
垣花グスク
ティミグスク

田名グスク

など


難易度の幅が広いのがこのレベルC。

BとCの仕分けは
・ひと気があるか(観光客や地元人)、
・女1人でも行きやすいか、
・階段や舗装された道などの人工物があるか
などでも判断しました💦
(YESならB、微妙だったらC)

また、
レベルCは草刈りされているか否かによって
Bに近づいたり、Dに近づいたりします。

 

 

【レベルD/最難】 
埋もれたグスク。
案内板もなく、草木が生い茂っていて
入り口を探すところから始まる。
専門家の同行が必須。

ex)

山田グスク
佐慶グスク

塩原グスク(久米島)
浜グスク(浜比嘉島)↓
など

 

浜比嘉島の浜グスク。
右下の所からこの斜面を登っていきました。
('13.1)

石積みらしき遺構↑↓

 

【番外編】
遠くから眺めるだけの特殊立地のグスク

国直グスク
御物グスク


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明日、ドラマ尚巴志メイキング番組

2017年02月24日 | ・琉球史散策/第一尚氏

 

明日、2月25日(土)
THE MAKING OF 尚巴志
琉球歴史ドラマ「尚巴志」の舞台裏
が放送されます!

RBCで朝10:25からなので
忘れないうちに今日で予約録画
しておくことをオススメします。

http://www.rbc.co.jp/tv_blog/oshirase0221/

 

+

 

写真は攀安知!

お邪魔した特別ロケは明るいうちだけの予定だったのですが、
夜からの撮影には攀安知が来るということで、
攀安知見たさに夜まで残ったワタシなのでした(笑)

 

 

北山戦は夜戦!

攀安知が馬に乗って戦いますよ。

 

明日のメイキングでも
少し見られるかな??

楽しみです♪

 

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与那原町のマンホールとお知らせ

2017年02月21日 | ・琉球歴史/文化風景

 

与那原町のマンホール。
与那原駅舎に行ったときに撮りました)

 

モチーフは与那原大綱曳ですね。

与那原大綱曳の歴史は古く、
1500年代の尚永王(1573-1588)時代までさかのぼると
言われているようです。

 

+ + +

 

お知らせ

ここんトコロ、
表も裏も繁忙期に入っており
しばらくブログ更新が滞る見込みです

Twitterは(ほぼ)毎日更新してますので
(短文で済むので簡単で気楽)
良かったらそちらもご覧いただけたらと思います。

 

 

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琉球/沖縄、一問一答 【第84問】

2017年02月15日 | ・琉球/沖縄、一問一答

【第84問】


獅子舞や弥勒の行列、
ジュリ馬などがあった
旧1月20日の行事とは?


 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

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【答え】

 

二十日(ハチカ)正月



これは県立博物館にあるミルク(弥勒)神

 

ジュリ馬など詳しくはこちらも記事をどうぞ。

今年は明日ですねー。

 

最近腰を据えてブログ記事が書けてない
史跡巡りや説など、ネタがないわけではないのですが…。


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琉球/沖縄、一問一答 【第83問】

2017年02月13日 | ・琉球/沖縄、一問一答

【第83問】


蔡温が経済立て直しのため、
各村に配布した農作業の手引書とは。


 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

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【答え】

 

農務帳


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噂の阿麻和利バーガー

2017年02月11日 | ・沖縄のcafe、お食事処

 

噂のハンバーガーを食べに行きました。

「第4回沖縄バーガーフェスタinぎのざ2016」で
グランプリに選ばれたBONESのハンバーガーで、

その名も、

 

阿麻和利(バーガー)。

 

BONESはスモークしたお肉が特徴の
アメリカンバーベキューなお店。

以前、1度食べに行ったことがあるのですが、
他ではなかなか食べることのできない
独特な風合いとがっつりお肉が特徴。

 

そのBONESがうるま市の様々な食材を詰め込んだ
こだわりのバーガーがこの「阿麻和利」です。

 


お店にあった紹介パネル

 

バンズは小さめだったのですが、
高さがあってスライスされたお肉も
たっぷり入っているので満足感は十分。

セットのポテトもカリカリで美味でした。

ポテトとドリンクがついて1000円也。

 

他ではなかなか食べられない
がっつりハンバーガー「阿麻和利」

一度いかがですか?

 

でもこのごっつさ、がっつり度から言うと
阿麻和利というより鬼大城?
と思ってしまうワタシなのでした。

もちろんうるま市だから
阿麻和利なんだろうけどさ…

 

ううむ、やはりここは
けんぱーのすばやーさんに是非とも
鬼大城そばを作ってもらわねば…(笑)

そして勝連グスク麓のももと庵では
百十踏揚をイメージした
ヘルシーなレディースセットをだな…。

 

ともあれ、
BONESの阿麻和利バーガー、
琉球史エッセンスのあるお店
の情報に追加です。

 

 

BONES

沖縄県うるま市石川伊波1515-32
11:00~15:00
17:30~22:00

 

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歴史ドラマ「尚巴志」特別ロケレポ5

2017年02月07日 | ・琉球史散策/第一尚氏

琉球歴史ドラマ「尚巴志」の、
特別ロケレポ5です。

 

 

レポ②でも載せたこの写真。

今回は尚巴志ではなく、
その後ろにいる二人に…

 

 

ズームイン!

 

 

通称エビ君(手前)と
"ええ声"大地君(奥)。

 

肝高の阿麻和利ファンや
現代版組踊ファンなら
知っているであろう、
役者チームのお二方です。

肝高の阿麻和利を卒業してからも
舞台活動を続けていて、
現在も多方面で活躍中です。

 


大地君はこのドラマの中で、
何役もこなしているそうですよ。

確かこのドラマのために
スキンヘッドにしたんじゃなかったかな?
(記憶違いだったらゴメンナサイ)

 

 

どんな役を、どれだけやっているのか
探してみるのもまた一興、
ですね。

 

 

 

エビ君は尚巴志の弟の
美里大親役。

尚巴志と近い存在なので
割と出番も多いのかな?

この日の合戦ロケでは
バリバリに戦う美里大親を
見ることができました。

 

 

しかし、この撮影(本番)中、
刀が折れるというアクシデントが発生!

しかし予想外のアクシデントは舞台ではつきもの!
さすが舞台で鍛えられていた分、動じることなく、
アドリブでそのまま演技続行!

ワンカットやりきりました!

その後、通常バージョンも撮り直しましたが、
アドリブバージョンも良かったと監督さんが言ってたので
どちらが採用されるか、楽しみです(笑)

個人的にはアドリブのほうが好きかなー?

 

 


実はこの日、
ワタシがロケ現場に到着した時
すぐに声をかけてくれたのが
TAO factoryのスタッフさんでした。

なんでも一部、衣装協力で
このドラマ制作に参加しているのだとか。

 

やはり、
琉球史エンタメにTAO(現代版組踊)在り、
ですね。

 

嬉しいな♪

 

現代版組踊ファンも必見の
琉球歴史ドラマ「尚巴志」は、

3/15(水)
3/22(水)
3/29(水)

の21時からのRBCで三週連続放送です!

 

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沖縄燦燦

2017年02月05日 | ・琉球/沖縄、徒然日記



Ship of the Ryukyu
「沖縄燦燦」

2017年2月3日(金)
テンブスホール

 

今期のShip of the Ryukyu、
3作品目の舞台観劇です。

 

タイトルはりっかりっかフェスタ(元キジムナーフェスタ)など、
前々から目にしていて気になっていた舞台でした。

 

 

見ての感想を一言で言うと、

底抜けに明るい舞台

でした。

 

「燦燦」というタイトルがぴったり。

そして演技がいちいち可愛かった(笑)

 

 

ストーリーはなんてことない、
それぞれ想い合っているいる男女が
想いを通じ合わせて結婚し、子どもが生まれて、
アリ、ハッピー!!

ってな感じなんだけど、


5人の出演者が休む間もなく次々と繰り出す踊りと歌
(台詞というよりリズムを付けたミュージカル調)に、
どんどん引き込まれて行きました。

 

まず表情がすごい明るくて豊か。
見ているこっちまで顔がほころんでしまう。

3人の村人たちがすごいコミカルで
とにかくいい味出してました。

 

そして踊りも結構オーバーアクション。

衣装は着物(琉舞調)なんだけど
あの姿で跳んだり跳ねたり、転がったり(!)。

後ろに座っていたおばあちゃん(おそらく80歳over)の
言葉を借りると、

「あきさみよ(笑)!」

でも現代版組踊で見るような
ああゆう動き(ダンス)とは違うんだよなー。

 

アクティブなんだけど、
きっと琉舞の基礎であろう動きは
しっかりとしていて(詳しくはないのですが)
手の動き、指の動きがとてもきれいでした。

しっとり魅せる場面ももちろんあって、
ヒロインさんの指が細くて長くて表情あったなー(*˘ω˘*)

 

+

 

そしてそして舞台美術と衣装!

紅型風の背景幕が早替えで瞬く間に変わり、
すごく目に鮮やか。

印象がガラリと変わるので見てて飽きない。

パターンも予想していたよりも多くて
なんとなくお得気分(笑)

照明で作ってたさざ波も美しかった。

 

そして1番テンション上がったのが衣装の早替え!

これは本当にお見事でした!
これには驚いた。

最初の花笠の女衣装から、黒の男衣装になるときも驚いたけど、
クライマックスの出演者全員による
これでもか、これでもかと繰り広げられる
早替えにはそりゃあ、テンションもあがって
会場中、拍手喝采、指笛ピーピーですよ。

いやー、すごかった。

テンポのいい軽快な音楽と踊り、
そのリズムを崩さぬままの
一瞬の早替え(1秒未満)。

衣装の色が全く変わって一瞬目が眩むほどで、
変化の落差が大きい分、
新鮮な驚きと感動を得ることができました。

背景幕もそうだけど、
衣装自体もバリエーションが多くて
見てて全然飽きませんでした。
(よくあれだけの衣装をあんな短時間で替えられるよね…)

やっぱ、見た目って
1番分かりやすい印象になるからね。

 

+

 

出演者(演じ手)は5名だったのですが、
他に女性の演奏者が3名。

歌サンシンと、バイオリン(ビオラ)と、パーカッション。

サンシンとバイオリンの組み合わせがステキ!
違和感もなく、絶妙にマッチしていました。

弦楽器って、生で聞くとスゴイいいよね。

チアキ(しゃかり)さんの歌声も、
そりゃもう、言うまでもなく。

 

パーカッションはクライマックスでの
ソロにびっくりしました。

それまでは音の支え手に徹してたけど
光りを浴びて輝いていました。

 

+

 

今回初鑑賞した「沖縄燦燦」
いい意味で、予想をたくさん裏切られました。

そしてたくさん元気をもらいました。

舞台に行く前、ちょっと疲れてたんだけど
全部吹き飛びました。

また、機会があれば是非行きたいと思います。

 

 

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琉球/沖縄、一問一答 【第82問】

2017年02月02日 | ・琉球/沖縄、一問一答

【第82問】


蔡温(1682~1762)が最も力を注ぎ、
高く評価された政策を2つのべよ


 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

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【答え】

 

造林

山林保護

 

辺戸の蔡温松並木。
(’12.12撮影)

この時はスカスカだったんだけど…
今はどうなんでしょうね。

こちらの松並木は18世紀に植樹されたもののようです


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