がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

阿麻和利の讒言【1】

2012年10月31日 | ・琉球史散策/第一尚氏

前回に引き続き、口伝による民話集
『羽地の民話』(名護市史編さん室・名護市教育委員会/1993)より、
今日も阿麻和利に関する話を。

 

概要↓

 

護佐丸の住む中城城から、毎日ゴンゴンと音がしていた。

人々はその音を聞いて武器を作っていると思い、
「護佐丸は王様を攻めるための戦の準備をしているに違いない」
と噂した。

その噂が王様の耳に入ったので
王様は阿麻和利に確かめてこいと命じた。

阿麻和利は中城に行ったが、
中に入ることはできなかった。

そこで、

「中に入ることはできませんでしたが
確かにゴンゴンと音がします。
きっと戦の準備をしているのでしょう」

と報告した。

王様は阿麻和利に命じて中城を攻め、
護佐丸は王様には刃向えないと自害した。

しかし、王様の兵士が鍛冶場を見つけ、
あのゴンゴンという音は農機具を作っていたのだ
ということを知って王様に報告した。

王様は怒って阿麻和利を討った。

 

 

…概ね歴史通りの展開ですが、
ツッコミ所はただ一つ。

 

阿麻和利、決して嘘はついてない。

事実と思ったことを言っただけ。

 

勝手に早合点したのは王様じゃん!?

 

カワイソ、阿麻和利…

 

(笑)

 

ちなみにこの民話では

護佐丸は王様の長女を妻に、
阿麻和利は王様の次女を妻にしていた。

らしいです。

護佐丸と阿麻和利、兄弟か~。

阿麻和利が「護佐丸兄さん」とか言ってるのを想像すると楽しい(笑)

 

写真は中城グスクの鍛冶場跡。
(こっちも→

 


今日もご訪問ありがとうございます。
↑ぽちっとクリック応援お願いします♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

足して2で割った感じ

2012年10月29日 | ・琉球史散策/第一尚氏

最近、各地域や字ごとに編纂されている民話集がオモシロイ。

地域の古老の方々からの聞き取りでまとめられたものなので
口伝による「むかしばなし」という感じで
歴史的な物語も「史実」とはどこか違っていたり
思いがけない部分がアレンジされている(?)のが結構ツボ。
(長い年月をかけての口伝に記憶の混同もありえるんですね)

また話し言葉としての聞き取りなので
文体としても結構ゆるいというか、和むのまた良し(笑)
(例→御茶当真五郎とアマンジャナー

 

で、この間ネットで読んだ
沖縄市文化財調査報告書第26集『むかしばなしⅠ』収録の
『阿麻和利と鬼大城』

色々と足して2で割ったような感じ(いや、それ以上!?)になってて面白かったのでご紹介。

 

概要↓

 

勝連城主になった阿麻和利は中城を狙っていた。

それを察した鬼大城は奥さんと子供をおぶり勝連を脱出。

追手から逃れるために暴風を起こしつつなんとか首里についたが、
暴風のため敵か味方か区別がつかなかったので門は開けられなかった。

鬼大城は親子をそこに残し、故郷に戻った。

追手(王府の?)は鬼大城を悪者と決めつけて追いつめ、
村の7軒の家を壊して焼き殺した。

しかし、鬼大城は自分の指を切って遺書を残していたので
後に疑いが晴れ、墓と碑文がたてられた。

 

沖縄市文化財調査報告書第26集『むかしばなしⅠ』
2002年沖縄市教育委員会
全文はこちらから

 

 

色々と混ざってはしょってツッコミ所満載なのだが。
(元ネタ知ってるとあまりのミックスぶりが面白すぎなんだけど伝わるかなぁ?)

 

とりあえず、

 

[鬼大城は奥さんと子供をおぶり勝連を脱出]

 

…誰との…?

 

っていうか、こうやって鬼大城が死んだあと、
阿麻和利や護佐丸はどうなったんだろう(笑)

 

その時、歴史が変わった…!

なんてな。

 

 

*一応元ネタ紹介(過去記事)*

 

護佐丸・阿麻和利の乱
(記事内の【琉球史で見る護佐丸・阿麻和利の乱とは】部分)

鬼大城の勝連脱出
こっちも)

鬼大城の妻と子

鬼大城が起こした暴風

閉ざされた首里城の門

鬼大城の焼き殺し

疑いが晴れて云々
(護佐丸のオマージュ?)

 


今日もご訪問ありがとうございます。
↑ぽちっとクリック応援お願いします♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チフィジン

2012年10月28日 | ・琉球史散策/第二尚氏

来年の3月に東京と沖縄で公開予定の新作組踊
「聞得大君誕生」

人間国宝の坂東玉三郎さんが主演、
作者が作家の大城立裕さんということもあって
話題性抜群です

初代聞得大君、月清(金丸とオギヤカの娘で尚真の妹)のお話のようですよ。

ユタとの勢力争いや
身分違いの恋とかあるみたいです。
(ノロとユタの違いについてはこちら

おもしろそうですね

 

ところでこの『聞得大君誕生』のタイトル、

読み方は『チフィジンたんじょう』のようです。

チフィジン、聞得大君の方言読みです。

一時期このブログでもちょっと盛り上がった
聞得大君の読み方。

「きこえおおきみ」 「きこえおおぎみ」

 

ワタシが見聞きするのは「きこえおおきみ」が多い気がしますが

県立博物館とかのルビは「きこえおおぎみ」でした。

でも昔の本とか読んでると「チフィジン」も見かけるんだな。

 

時代によって一般的な読み方(表記)も変化してるってことなのかな。

写真は中山門のそばにある「琉染」に展示されている
聞得大君の簪と、
背中に垂れ下げる装飾品の玉ハベル。

刺繍じゃなくてビーズ細工なのが分かります。

 

聞得大君と言えば、
2週間前に行われた南城市祭りで
「お新下り」(※聞得大君即位の儀式)が再現されましたね。
ココから動画も見れます)

見たかったな~。

来年もあれば行こうっと。

 


今日もご訪問ありがとうございます。
↑ぽちっとクリック応援お願いします♪

さー、裏のお仕事終わらせよう。
BGMはゴールデンアワーINポッドキャスト♪

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おうちフォト、秋。

2012年10月27日 | ・徒然日記

先週からちょこちょこ撮ってたおうちフォトをまとめてみた。

greenもいくつか買い変えました。

買ってきたら、ワタシは必ず入れ替えます。

グラスだったり瓶だったり陶器だったり。
(必ずしも専用の「鉢」じゃない場合も)

器も100均とかホームセンターとか雑貨屋で購入するようなものなので
だいたい100円前後。

多肉植物ちゃんは実家からの株分け。

落ちた葉っぱから新たに芽が出てきたので
お皿に移し替えて窓辺で育ててます。

去年もやった秋仕様

基本、ワタシは見える所に出しっぱなしにして使う物は
容器を入れ替えます。

植物の器はもちろん、
食器洗い洗剤とか、シャンプーとか消臭スプレーとかも。

透明、もしくは半透明のボトルに統一するだけでもスッキリします。
(商品パッケージはなかなか自己主張が強いですからね)

出しとかないとすぐに忘れるサプリも
容器を入れ替えて出しっぱなしでもかわいくなるように(笑)

調味料なんかは入れ替えしませんが
出しっぱなしにしないで
そばのかごに入れて手ぬぐいで目隠ししてます。

 

額の中も入れ替えました。

ぽち袋です。
(↑ぽち袋コレクター)

伊右衛門額は2007年バージョンの手ぬぐい。

この年のデザイン全部好き。

真ん中の手ぬぐいは金沢で購入。

松竹梅と水引きと
配色がレトロモダンな格子模様。

ボトルに巻かれてディスプレイされていたもので
販売品じゃなかったみたいだけど
お願いしたら売ってくれた。

しかも値段不明&ずっと展示してていわば使用済み(しわしわ&汚れがちょっと)
ということで500円で(!)

ラッキーな買い物でした♪

注染じゃないけど、裏表の差はじっくり見ないと気づかない程度。

 

右下のは数年前に京都の骨董市で購入した
染めの型紙。

戦前の物。

職人技の型紙はすごく細かくてすごくきれい。
型紙そのものが芸術品

B2の額に並べて入れてディスプレイ。

 

今日購入した本の袋に、一緒に入っていたジョジョの…ミニポスター?(B4)

宮脇書店からのシーブン(※おまけ)のようです。

棄てるのはもったいない気がするが
どうしようかな…

ジョジョは実家にたぶん全巻あるけど
ワタシは読んでないんだよなー。

 


扇風機も片づけたぞー。

今日もご訪問ありがとうございます。
↑ぽちっとクリック応援お願いします♪

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土曜日の昼下がり

2012年10月27日 | ・徒然日記

ワンピ着て、帽子かぶって、アクセの1つでも付ければ

とたんに観光客っぽくなるのはなぜ(笑)


これにカメラとか下げて国際通りとかにいれば
すぐさま商品アピール接客につかまること間違いなし。

 

食料の買い出しのついでに
本屋さんに寄って色々買いこんできたので

今から読みふけります。

 

漫画とインテリアとカメラ本。

 


今日もめっちゃいい天気!

今日もご訪問ありがとうございます。
↑ぽちっとクリック応援お願いします♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜と黄金の蛹とサイト内検索

2012年10月26日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

一昨日、季節外れに桜が咲いた記事を書きましたが、

今日、うちのショクバの前の桜も開花しました(!)

ど~なってるの、北山

手前と、奥と。

緋寒桜にしては色はだいぶ薄い感じ。

ついでにショクバの植木に発見されたこれも。

黄金のさなぎとも言われている、オオゴマダラのさなぎ。
(苦手な人ごめんなさい)

ホントに、黄色じゃなくて光沢のある黄金って感じです。

飴玉の黄金糖みたい。

 

 

*ブログ内検索について*

 

このブログも4年を超えて、内容も量もだいぶ多くなってきました。

本当はもっとカテゴリを細分化して
過去記事とか関連記事とかもっとジャンプしやすくしたいのですが
それにも限界があるのが現状です。
(gooブログはカテゴリ30までしか登録できないし…

しかも左サイドバーにある「ブログ内検索」も検索のヒット確率は100%ではありません
(言葉によってヒットしない場合も多し

そこで、サイドバーの「ブログ内検索」と同時に時々使っているのは
yahooとかの検索ボックスでサイト内検索をかけること。

site:[サイトURL] [検索したいキーワード]

を入力すればOK。

 

例えば、

site:http://blog.goo.ne.jp/wa_gocoro 御茶当真五郎

とか記入すると
このブログ内で御茶当真五郎と記入されている箇所がヒットします。

イイのは、コメント欄やコメントくれた方のお名前、記事のタイトルまで全て反映してくれること。

なのでサイドバーのブログ内検索でうまくいかないときは
このサイト内検索も併用したりしてます。

site:[サイトURL] [検索したいキーワード]

は、色々と応用がきくので覚えておくと便利ですよ

 

以上、プチ情報でした。

 


今日もご訪問ありがとうございます。
↑ぽちっとクリック応援お願いします♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【続】 逆賊でも英雄でもない阿麻和利像

2012年10月25日 | ・和心な本、琉球な本

[前記事の続き]

 

梟雄でも英雄でもない、
単なる「お目出たい男・阿麻和利」像について、

ワタシが思い当たった節がもう一つ。

 

それは大城賢雄(夏居数)の子孫の書いた
『夏姓太宗由来記』

この由来記の中に、阿麻和利のこんなシーンが出てきます。

直訳だと固いので
ちょっと小説仕立てに意訳してみましたのでどうぞ♪

 

 

ある夜、阿麻和利は一人密かに城を出て城下町へ向かった。

――茂知附を滅ぼし俺が新たに勝連按司となったが
それに背き、良からぬことを企てている輩がいるかもしれぬ…。

目を光らせるように村を歩いているとある家の灯りが目に付いた。

家には人が集まり酒を飲みながら何やら政治――古今の勝連の興廃について
議論し合っているようだった。

阿麻和利がそっとその家の中をうかがうと、
周りをはばかるように声を低くして話す男の声が聞こえてきた。

「阿麻和利加那め、卑しい生まれのくせに按司になりよった。
これはたまたま起きた、想定外の幸運ではないか。
按司になれたのは奴の才能などではない、いわば棚から牡丹餅ってとこよ」

その男の言葉にわっと場が沸き立った。
その笑い声が男の言葉への同意を表していた。

阿麻和利はそれを聞くや否や、
その家の戸をぶち破る勢いで開け放った。

「貴様ら、この阿麻和利を愚弄するか!!」

家中に阿麻和利の怒号が鳴り響いた。
その顔は怒りで燃え上がっていた。

「阿…阿麻和利様…っ!?」

一同はたった今囃してた阿麻和利がそこに立っていることにしたたか驚き、
顔面蒼白で返す言葉もなく平伏した。

「答えよ!!!」

おさまらぬ阿麻和利の怒りの形相に、一同は震え上がるばかりだったが、
老人が進み出ておずおずと答えた。

「あいや、阿麻和利様、あなた様のその素晴らしい威光は道行く人も皆知っており、
誰もがあなた様の聖徳をたたえておりまする。
当然、我らもあなた様を深く仰ぎ慕っておりまする。
そう、それはまるで子どもが親を慕う様と同じでございます。
屋良の阿麻和利様が我らの君主となられたことは我らの幸せそのもの!
水を得た魚のように生き返った心持ちでございます!
そんな我らが、君主たるあなた様を誹ることはありえませぬ。」

揉み手をしながらなだめるように言う老人の言葉に
阿麻和利の怒りは次第に褒められた喜びに変わって行った。

「ん…?…うむ。まぁ、分かっているのなら良い。」

阿麻和利の怒りが収まって行くのを感じたのか
一同も次々と老人に同意し、阿麻和利を持ち上げ始めた。

「ははは、なるほど、父母を慕う子どもか。水を得た魚か。
おぬしらもうまいことを言う。」

次々と重ねられる称賛の言葉に阿麻和利はすっかり気を良くしてしまった。
結局、阿麻和利はおおいに喜んで城に戻って行った。


『夏姓太宗由来記』(1884)
意訳/和々

 

 

確かに単純でお目出たい男だ。

ワタシは「バカかぃ!」ってツッコみましたけどね(笑)

単純と見るか、バカと見るか、お目出たいと見るか、
それとも憎めない愛すべきヤツと見るか、

それもみなさんそれぞれでどうぞ(笑)

 

それにしても夏姓太宗由来記は面白い。
前も書いたけどワタシはコレは一種の「小説」だと思ってます。
(「中山世鑑」なんかもけっこう…)

阿麻和利らが死んで数百年後に書かれたものにも関わらず
阿麻和利がこう喋ってたとかこう思ってたとか
由来記の著者が分かるわけないし。

そこのところを想像豊かに書いているあたり
1884年に書かれた歴史小説、いわば歴史エンタメ!?だと思うのですわ。

前半はほぼ阿麻和利についての描写で
後半はスーパーサイヤ人ならぬ、スーパー賢雄です(笑)

なので今回みたいに全文意訳したら絶対面白い。

 


今日もご訪問ありがとうございます。
↑ぽちっとクリック応援お願いします♪

写真は勝連グスクと城下町。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逆賊でも英雄でもない阿麻和利像

2012年10月25日 | ・和心な本、琉球な本

阿麻和利の人物像に関しては
王をだまし、護佐丸を殺し、王府簒奪を狙った逆賊像、
勝連を栄えさせ、民にほめたたえられた英雄像とありますが

逆賊でも、英雄でもない、
こんな人物像(説)をご紹介しましょう。

 

名付けて、

「お目出たい男・阿麻和利」像。

 

このお目出たい阿麻和利像の出典は
『沖縄歴史物語』
(山里永吉著/1967)

タイトルにもあるように「歴史物語」なので
著者の推測(~のような気がする、~に違いない)による見解で綴られた本。

言うに、阿麻和利は

 

単純な田舎者

尚泰久に踊らされたただの道具

大した人物ではない

護佐丸と比べても数等見劣りする人物

男の風上にもおけない、実にお目出たい人物

武将としては落第

 

…と、散々な言いよう

本には武将としては二流の男、と書いてありますが
二流どころか三流と言わんばかりの言い草です

 

著者がそう推理した理由はざっと以下の通り。

 

本当に天下をねらっていたのであれば
すでに老齢だった護佐丸が自然に没するのを待つのが得策。

きっと尚泰久に踊らされていただけに違いない

阿麻和利は百十踏揚降嫁によって感激し
同時に、うぬぼれも生じただろう。

すっかり尚泰久の手玉にとられ
まんまと尚泰久(+金丸)の策にハマった。

単純な奴だ。

護佐丸討伐後何の未練もなく勝連に引き上げている。
(野心があるのであれば中城に残り中城拝領を願うのが得策)

中城での勝利に自ら酔いしれていた。

また、

鬼大城つきの百十踏揚の嫁入りを
単純に受けて入れている。

男付きの花嫁を喜ぶとは
そんな馬鹿な男がいるものか。

また、

鬼大城がスパイだと警戒しなかった(気にしなかった)のだろうか。

実に単純で、お目出たい男だ。

 

ってことで、つまりは尚泰久(+金丸)黒幕説を述べております。

まぁ、これらのお目出たい男阿麻和利像やその理由についての賛否は
みなさんそれぞれで判断してもらって構わないのですが。

梟雄でも、英雄でもない、
雑魚な阿麻和利像
というのもある意味新鮮ですね。

ちなみに著者の山里永吉氏の書いた琉球史小説の過去記事はこちら
 『風雲』(金丸と阿麻和利)
 『心中した琉球王』(尚徳)
 『風雲』(護佐丸)

 

ところで、このお目出たい男・阿麻和利像ですが、
実はこれを読んでワタシが思い当たる節がもう一つ…(笑)

 

[つづく]

 


ワタシはやっぱり阿麻和利英雄説で!(笑)
↑ぽちっとクリック応援お願いします♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜、開花!?

2012年10月24日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

ナングスクに呼ばれている気がして登ってみたら、
(↑嘘(笑)イイ天気に誘われただけ。その手の「感」は全くゼロです)

 

なななんと!

 

カンヒザクラが!!Σ(゜д゜;)

 

しかも、↑の木だけじゃなくて
数本の木に、ぽつぽつと結構見つけられました。

ええ~!?今10月だよ!?

ちなみにこの桜の周りでは蝉が鳴いていて、
下にはススキが生えてました。

なんだばー?この季節感のなさ(笑)

 

photo by コンデジ


今日もご訪問ありがとうございます。
↑ぽちっとクリック応援お願いします♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

模様替え

2012年10月23日 | ・徒然日記

この休みに秋冬モードにちょっと模様替え。

暖色が増えました。

カラーボックスの目隠し手ぬぐいも
かき氷(BYかまわぬ)から、達磨さんに。

かき氷みたいに同型色変え手ぬぐいはなかなかないので
色と、達磨さんの縦筋つながりでこの2枚を選んでみた☆

所有してる冬モノの1枚柄手ぬぐいは新春モノが多いので
これはまた時期になったら出動させよう。

 

中身は本棚。

左が漫画で右が琉球史モノ。

漫画はこれに入る分だけと決めている。

一応。

(それでも前後に重ねてるので120冊くらいは入ってるんだけど)

ちなみに実家にはこれの5倍くらいある(笑)

この間気付いた(?)んだけど、
文化系の漫画が多いです。
(百人一首、津軽三味線、書道、演劇、和菓子、…風呂も(笑))
あと歴史もの(主に幕末)…かな。

 

琉球史棚は選ばれしモノだけ入れてます。

ブログ書く時とかに良く使う本とか資料です。
(ここだけでも60~70冊はあるかな?)

琉球本はコレとは別に押入れの段ボール箱にもあります。
(押入れには本だけ収納の段ボール箱が4つ。これからあふれた分は処分するって決めてる)

あと…枕元に数冊積読中…

美術関係(と和文化本)の本もかなりあるのですが
これも押入れ段ボールと、あとはショクバです(笑)

壁一面の本棚とか、ちょっと憧れてます。

金沢・京都旅から帰ってきたときに、
思い立ってこれまでの座卓+座イスからPCデスクにチェンジしました。

本棚(カラーボックス)とPCとの動線を短くしたくて。

そしたらある程度高さを揃えるためにも
座卓じゃないほうがいいということで。

絵描く時もこの机1つでこなします。

デスクの横にスキャナー。

壁にタブレット。
↑未だにあまり使えこなせず…

目の前には忘れないようにこれからの舞台公演チラシ。

結構コンパクトに収まってくれてます。

ただ、滑りのいいマウスパッドがなかったので
今パッド代わりに敷いているのは
「毛氏先祖由来伝」
これが1番、マウスがいい動きをしてくれる(笑)

 

…早くマウスパッド買わなきゃ…

 


今日もご訪問ありがとうございます。
↑ぽちっとクリック応援お願いします♪

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高速の内間御殿

2012年10月22日 | ・琉球歴史/文化風景

(本日2投目)

 

北山に移り住んで、高速の利用頻度がぐんとあがりました。

月に4~5回は使ってる気がする…。

中部に住んでた前まではやんばるに行く時くらいしか使わなかったから
数ヶ月に1回とかだったんだけど…。

 

で、高速にある各ICの看板。

その中の「西原町」↑

 

描かれているこれが何なのか、あまり知られていないのですが

内間御殿らしいです。

金丸のおうちです。

 

西原町と言えば、というモチーフにしては
マイナーな気もしますが……他になかったのかな?

いや、もっとメジャーになってほしいけどさ、内間御殿。

 

ちなみに現在の内間御殿は
この看板のような立派な、というかちゃんとした建物はありませんです。

内間御殿のイメージイラスト…かな。

 

ワタシが前に内間御殿に行ったのは一昨年

今はすっかり地震で崩れた壁も直っているでしょう。

久しぶりに行きたいなー。

 


今日もご訪問ありがとうございます。
↑ぽちっとクリック応援お願いします♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

琉球オペラ「アオリヤエ」

2012年10月22日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

琉球オペラ「アオリヤエ-ようどれに眠る愛-」

2012年9月20日(土)
浦添市てだこホール

 

初演(2010年確か12月)の時から気になってたけど
タイミングが合わずになかなかご縁がなかったアオリヤエの舞台。

3回目にしてやっと見に行けました!

 

1609年、薩摩が琉球に侵攻してきたときの琉球国王、
尚寧(しょうねい)王と、その妃であるアオリヤエの物語。

わがままに好き勝手に過ごすアオリヤエと
民のために一緒に汗を流す勤勉な尚寧王。

思いのすれ違いなどもあり二人の間には深い愛はなかったが、
薩摩侵攻という国難を受け、尚寧王は本土へ連行されてしまう。

離ればなれになる尚寧王とアオリヤエ。

この国難でアオリヤエに大きな愛と使命が生まれ、
やがて二人は…

という物語。

 

まずこの公演、しっかり「オペラ」でした。

参加者は一般から公募してあつまった
小学生~一般(とは言っても20代とかの青年たちって感じ)でしたが
ワタシがイメージしていたよりもずっと本格的でビックリでした
(主役のアオリヤエは土・日別のWキャストでしたがどちらも高校生!)

歌唱練習だけでも相当なものだったであろうことが見て取れました。

公演自体の時間も思ってたよりも長くて盛りだくさんだったので
特に小学生の子どもたちはついていくだけでも結構大変だっただろうな~
よく頑張ったな~!と思いました。

全員での大合唱のシーンはさすがに圧巻でした!

個人的には1幕ラストの「オギヤカの呪いの大合唱」かな(笑)

いや…オギヤカ影響強すぎ…と内心苦笑いしながらも
不穏な雰囲気が良く出てて迫力ありました。
(イメージで言えばカルミナブラーナみたいな←好き)

 

シーンで言えば薩摩侵攻の場面。

「オペラ」なので派手な音楽やアクションでドーン!
って感じではなかったのですが、

薩摩軍が薩摩を出発してからの尚寧王が降伏宣言をするまでの
緊迫した臨場感はとても出ていました。

菊隠(きくいん)和尚とか、読谷から上陸とか、まさかの陸路攻めとか
そういうリアルなエッセンスもセリフの中に入ってたし。
(山崎さんや運天港、那覇港での攻防などは出なかったけど)

(謝名親方の死もスル―でしたね(^^;)
…まぁ、アレを入れるには大きすぎるし物語の方向性がぶれるか…)

ちなみにこのシーンで旗の演舞がありましたが
アレくらいの旗の大きさや軽さは結構好みです(笑)
(ワタシの旗の演舞の理想(?)はマーチングとかのカラーガードだったりする(笑))

 

そんでもって、衣装も舞台セットがかなり豪華!

ワタシが今まで見た琉球史劇の中で1番豪華で華やかだったと思う。

投影機や照明を使った演出もすごく凝っていたし
首里城の唐破風、ようどれや玉陵の石碑(オギヤカの碑文)のセットもかっこよかった。

尚寧王が「船」で去って行くのとかも雰囲気出てたし☆

衣装も質感とか色味とかまで結構こだわっているように思えました。
やたらテロテロした生地とか蛍光色とか、そういうのはなかったし。
王族の紅型衣装も大柄で華やかだったし、国王・王妃衣装も重厚感がありました。
赤冠の役人たちも皆黒朝衣に揃えてたのは品があって良かった♪

一言でいえばちょいと高級感?

「オペラ」だしね!

 

そうそう、音楽はもちろん生演奏!

久々に聞く生の管弦楽、かっこよかったです!

生演奏ならではの音と音、歌と歌の掛け合いは
とても面白かったです!


 

それにしてもオギヤカ…。

呪いの女帝か…。

ここまで言われちゃ、ヒーローオギヤカ像も作りたくなるな(笑)
(ヒロインじゃなくてヒーロー(笑))

才能は抜群にあったはずだからね(色々と)。

 

欲を言えば、尚寧王不在時のアオリヤエの
「私が国を守らねば」という使命感と奮闘ぶりが
シーンとしてもうちょっと見られたら
より良かったなと個人的に思いました


ともあれ、浦添ようどれや浦添グスクなど
浦添の史跡に親近感と誇りが持てるような物語と公演だったと思います

こうやって地元の歴史や史跡に誇りが持てるような取り組みが
これからも各地でどんどん広がって活発になるといいな

 

尚、来年2013年2月23日、24日には
プロキャストによる「アオリヤエ」公演も予定されているようです。

 

写真は舞台にも出てた尚寧王の作った道
(この過去記事も参照→

浦添グスク
(過去記事→ 

浦添ようどれ
(過去記事→

 


今日もご訪問ありがとうございます。
↑ぽちっとクリック応援お願いします♪

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中山・北山・南山、なう。

2012年10月21日 | ・琉球史散策/グスク時代

むかーしむかし、琉球が1429年に統一される前、

沖縄本島は

「中山(ちゅうざん)」
「北山(ほくざん)」
「南山(なんざん)」

の3つにわかれておりました。
(図はこちらをどうぞ「目からウロコの琉球・沖縄史」)

 

で、今現在、この「南山」「中山」「北山」という名は
地名としては残っているのか!?

 

まず、「中山」

あります。

 

しかし呼び方は「なかやま」

しかも、これがあるの、
北山エリア(名護市)と南山エリア(南城市)。

よりによって、中山エリアにはないようだ。

うん。色々と、惜しい。

 

 

次は「北山」

これは地名としては残っていませんが
固有名詞として結構使われています。

例えば、北山高校(ほくざんこうこう)とか。
最近人気上昇中の北山高校。

ちゃんと、北山の首都・今帰仁村にある高校です。

 

 

最後に「南山」

これも地名はないけど、北山と一緒で固有名詞として使われています。

糸満市にある、南山病院(なんざんびょういん)とか。

 

ん。大丈夫。

産婦人科はないから。

 

 

その点、中山(ちゅうざん)は固有名詞でも見たことないな…。


 

思えば「なんざんびょういん」を最初に見たのは高校生の時の
長距離ウォーキングの時だったなぁ。
看板を見て「病院なのになんざんって(゜∀゜;)」ってツッコんだのを覚えてます。

写真は南山のはしっこ、喜屋武岬。


 


今日もご訪問ありがとうございます。
↑ぽちっとクリック応援お願いします♪

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イベント盛りだくさん

2012年10月20日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

久しぶりに晴れの週末。

今日も各地でイベントが行われました。

芸術の秋ですね!

現代版組踊メンバー(関係者)さんたちも
うるま市で、読谷で、そして浦添で大活躍。

ワタシは浦添(琉球オペラ「アオリヤエ」)に行ってきましたー

いやぁ、ホントに「オペラ」でした!
(明日も公演あります)

 

眠いし明日はシゴトなので感想はまた改めて。

 


今日もご訪問ありがとうございます。
↑ぽちっとクリックお願いします☆

写真はただの苔。
でも浦添グスクの木に生えてた苔(笑)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沖縄の手しごと

2012年10月19日 | ・和心な本、琉球な本

コンビニに寄ったら売ってたので即買いした、
「juego(フーゴ)vol.4」と、バッカスチョコ。

前も書いたけど、バッカスチョコはチョコの中でたぶん1番好き。

 

今回のフーゴは「沖縄の手しごと」特集。

器、インテリア、雑貨、服、アクセサリー、食品など。

内容も充実してて、雑誌としてのつくりもキレイ

それにしても「モモト(momoto)」や「おきなわいちば」もそうだけど
沖縄発の雑誌、充実してきたな~

ついついあれこれ買ってしまいます。

女子目線で楽しむ琉球歴史&伝統文化特集(スポット、食べ物、お土産含め)
やってくれんかな~(笑)

 


MIMURIも載ってました
(さすが売れっ子だな~☆高校時代のクラスメイトなのです)

そういえば最近(?)、
MIMURI作品(カバン)を持っている人を2名見かけました。

一人は名護で。

もうお一人は、なんと京都で!

「おっ!MIMURI!」と思って嬉しくなりました(^-^)ノ☆*.。



 

さあ、フーゴのおかげで久々に女子モード充電もできたので
明日はぱーっと掃除して、部屋のインテリアも秋冬モードに変えよう!

手ぬぐいも洋服も衣替えしよう!

観葉植物も入れ替えようかな?

ここ2週間ほど台風の影響もあってずっと天気が悪かったので
明日は久々にスッキリと取り組めそうです

 


今日もご訪問ありがとうございます。
↑ぽちっとクリックお願いします☆


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする