がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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琉球/沖縄、一問一答 【第76問】

2016年12月30日 | ・琉球/沖縄、一問一答

【第76問】


首里城の年始行事で使われる水を
献上する伝統行事のことを何というか。

また、その水はどこで取られるか。


 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

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【答え】


お水取り

辺戸大川の水(国頭村)


関連過去記事→ 

今年のお水取りの新聞記事→ 


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歴史ドラマ「尚巴志」特別ロケレポ3

2016年12月29日 | ・琉球史散策/第一尚氏

書く書く詐欺で約1か月…

歴史ドラマ「尚巴志」特別ロケレポ、その3です。

 

前回は主人公である尚巴志をお伝えしましたが、

今回はこの人!

 

 

左のこの人!↓

 

 

屋富祖(やふそ)こと、
島添大里按司!

 

南山の二大勢力のうちの一つ、
島添大里グスクの按司。

(詳しくは過去記事→

 

 

ワタシ、このドラマ化で1番関心があったのが
南山組の皆さんなんです!

どちらかと言えば影が薄いように思える
(現代版組踊でも取り上げられてないし)
南山の有力按司たちが、
どのようなビジュアルで、
どのような人物として描かれるのか。

 

特に島添大里按司は尚巴志のデビュー戦の相手。

とっても重要な登場人物!

 

登場すると知っただけでドキドキワクワクでした

 


 

ちなみにヘアスタイルは
くるくる巻き毛のロングヘアーひとつ結びでした。

 

 

…惜しいっ!

これまでワタシの描いてきた南山組の皆さんは
確かにくるくる癖毛の量多めの設定なんですが、
島添大里按司と尚巴志はストレートヘアーな設定なんですよー(笑)

(なぜかというと…「琉球三国志」での
2人の関係設定が面白かったから敢えて共通点を作ったのです)

 

まぁ、ワタシの個人的な設定は置いといて、
ドラマの屋富祖に戻ります。



 

「屋富祖」と名付けたのは、
ドラマならではのアレンジのようです。

この日のロケはまさに、
この屋富祖との戦いのシーン。

 

 

この屋富祖が、
まーた強くて非道でカッコイイ!!

 

 

蹴って!

 

 

蹴って!!

蹴りまくる!!!

(もちろん刀を使った殺陣もあります)

 

琉球放送歴史ドラマ「尚巴志」撮影ロケ

 

味方に対してもこの通り、
容赦ないです(笑)

 

 

…イイ♡(笑)

 

 

さすがの尚巴志も苦戦します。

 

ドラマでは彼の活躍も
見どころの一つ!

必見です!

 

 

RBC歴史ドラマ「尚巴志」

放送日 2/15、2/22、3/1(全3回)



強くて非道な屋富祖ですが、
演者さんとしての彼はまた魅力的で。

次はオフショット屋富祖をまとめちゃいます☆

 

 

(続く)

 

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泣ける現代版組踊No.1「百十~MOMOTO~」

2016年12月28日 | ・現代版組踊レポ

 

百十~MOMOTO~

2016年12月17日(土)・18日(日)

きむたかホール

出演/肝高の阿麻和利(選抜)・Team NEXT TAO

 

 

土曜の夜公演と
日曜の夜公演に行ってきました!

土曜日はメインキャストが
現役の肝高の阿麻和利メンバー、

日曜日はメインキャストが
安定のTNTのメンバーということで、

新鋭・安定どちらも捨てがたく
両方観劇に至りました。

 

去年見た時は、レビューがメモ止まりで
ちゃんと書けてなかったので、
(そのメモはツイッターで晒しました)
記憶もあやふやで(汗)

見た後に、
ああ、そうだったそうだったと
色々思い出しました。

そうならないためにも
今回はちゃんと書いておかねば。

自分のための備忘録レビュー(笑)

 

 

2公演見たのですが、
主に日曜日の公演をメインに書こうと思います。

ナゼナラバ、


土曜日は…

座席選択ミスった…(´Д`;)

段差のない座列の上、
前の人の頭と体で舞台中央、
ほぼ見えず…orz

きむたかホールで中通路より前のエリアで見るときは
最前列か、F列以外は賭けだ!

ということをここにメモしておきます…。

(前の人がいないとか子供とかなら大丈夫と思うのですが…
だから「賭け」です)

 

 

で日曜公演ですが、

とにかく、涙、涙、涙…。

「ストーリー分かってて、何回も見てるのに、
それでもまだ泣けるもん?」

と聞かれたけど、

今回も泣けましたね。

あれ、なんか前回よりも、初演の時よりも泣いてない?

涙腺ゆるくなってる?

 

賢雄が死ぬシーンが近づくにつれ、

思徳と百十踏揚の別れ、

百十踏揚と天界の阿麻和利や賢雄との対話、

思徳との再会、

なぜかカーテンコールの墓参りのシーンまで

 

なんか妙に泣けましたね。

和々的泣ける現代版組踊・殿堂入りです!

 

カーテンコールでの墓参りのシーンは
アフターストーリーみたいで
物語の余韻にどっぷりハマれます。
(原作の小説でも思戸のラストページは墓参りだしね

この舞台ならでは演出で最高です!

 

 

*開演前の子供時代*


去年から登場したミニももちゃんと
チビ賢雄。

公演中の注意事項を言ってくれたりするんですが、
ここでの百十踏揚はかわいいお嬢様系。

賢雄にも
「あなたと私は違うのよっ」
と宣言するお嬢様っぷり。

可愛いけどね。

賢雄も百十踏揚にタメ口だし、
設定である"幼馴染"感はよく出てました。

転んで泣き出す百十踏揚を
おんぶしてやろうとかがんだ時に

「何があってもお前を守ってやるからな」

というチビ賢雄のセリフは
本公演への布石として。

この二人、なかなかいい味だしてるんだけど、
登場がこの一時だけっていうの
もったいないな。

回想シーンとか作って
あともうもう少し出番があったらいいな。

 

 

 

*百十踏揚*


主役である百十踏揚は
抜群のきれいさで抜群の姫でした。

土曜はしとやかな姫で、
日曜は姫というよりは母というか凛とした強さがより感じられました。

幕開け前の元気なお嬢様系のミニももちゃんを考えると
日曜日の百十踏揚はその面影を感じられたかな。
(阿麻和利の死の後差し伸べる賢雄の手を払ったり、
子供を抱かせる賢雄とのやり取りや距離感からも。
賢雄をちょっとイジるというか、
そういう幼馴染としての遊び心と余裕がありました)

土曜日は前エリアの座席だったのですが、
(日曜日は後エリア)
百十踏揚が子供と別れる決意をして
思徳金を抱きしめた時の表情が抜群に良かったです!

それまでは家臣である田場を説得するための
強く毅然とした感じだったのですが、
我が子を抱きしめたとたん溢れる感情、
悲しくて苦しくて愛おしくて震える感じ。

でもそれも一瞬だけ。
この表情は思徳金には一切見せず、
溢れる感情はぐっと飲みこんで、
また母として思徳金と対峙する。

すごーく印象的でした。

前席はこういうのが見れるのがいいよね…。

 

 

 

*思徳金*

 

今回彼はちゃんと少年でした。

田場から聞いた賢雄の訃報に、
「そんな…父上…!」
と、ちゃんと自害の意味を知って
ショックを受ける百十踏揚も気遣う。

思徳が百十踏揚に別れを叫ぶシーンは
初演から涙を誘う鉄板シーンなのですが、
今回は特にその関係性が際立ってて泣けたなぁ。

賢雄の死を理解してた彼が、
「母はしばらく遠い所に行くが、用が済んだら迎えに行く」
なんて言葉の裏を、理解できないはずがないよね。

前々からそうではあったけど、
小さいなりにちゃんと理解して、悟ってる。

彼も悲しい、苦しい。
だけど駄々をこねるのは母を余計に苦しめるだけだ。

彼も全部ぐっと飲みこんで、
決断をする。

だけどやっぱりここは子ども。

後ろ髪引かれ引かれ、
最後の最後に一言だけ、と溢れる感情。

これまではその後は凛として去って言ったけど、
(思徳、武士やね…)
今回は割と子供らしく、まだ未練を残しながらも
惜し気に去っていく。

そんな姿も良かったデス。



 

 

*金丸*


金丸はこの舞台のスパイスだと思っています。

これ(スパイス)が効いてないと、どこか物足りない。

出番は少ないけど、重要な役どころ。
物語の深みは金丸で決まるといっても過言ではないと思ってます。

 

日曜日金丸はこれがよく効いていた!

阿麻和利討伐を後悔する賢雄に、
「阿麻和利に情が移ったか!」
と怒りをあらわにして胸ぐらをつかむ金丸。

このセリフは前からあったけど、
なるほど、こういう解釈をしてきたか!
って感じでした。

金丸の怒り、ですよ。

金丸には金丸の正義があって、
護佐丸や阿麻和利の討伐も
なにも私利私欲のためにやったわけではない。

お国のために、というスタンスを
ちゃんと賢雄とも共有して事に臨んだはずなのに、
その賢雄が揺れている。

そりゃ、たまったもんじゃないわな。
金丸の正義が否定されたようで。

文官の金丸が武将である賢雄に喰ってかかるということや、
クーデター後に兵をあげた金丸に対して
「金丸殿、なぜ…!」と賢雄が苦悩を見せるところが
二人が同志だったという関係性がより見えてイイ。
(歳による上下関係はあるけど)

 

 



*百十踏揚と阿麻和利*


肝高の阿麻和利にもある
百十踏揚のソロの演舞の前に、
阿麻和利が奏でる笛の音色、
舞台背後の薄幕の後ろにずっとたたずむ阿麻和利、
思戸に声をかけられて我に返った時に
その姿もふっと消える。
百十踏揚がずっと阿麻和利を想っている感が出てて
余韻も残る、とてもきれいな空想シーンでした。

土曜日は6代目阿麻和利のなーりー君。
日曜日は現役メンバーから女の子阿麻和利でした。

女の子阿麻和利もかっこいいね。イケメン!

 

 

 

*百十踏揚と賢雄*

 

前回も感じたけど、
ラブラブ感UP

しかも何ですか、
最後のハグは!

なんですか
最後の賢雄の抱擁感は!


(キュン死)

 

土曜日公演では百十踏揚が
紅の打掛を着るのが間に合わない
というアクシデントがありましたが
ここは賢雄からうまく戻ってきてましたね…♡

 

 

 

*大城賢雄*


土曜日はさわやかヒーロー賢雄、
日曜日は安定の武将賢雄(声と体格に相変わらず萌)、
という感じでしたね。

賢雄が死ぬシーンでは、
(ああ、もうすぐ死んじゃう…)
と既に涙目。

このシーン、好きなんです。

日曜の殺陣のシーンでは刃が取れてしまうという
アクシデントがありましたが、
その分、棒を大きく振り回して
蹴りも繰り出し、
体を振り回してダイナミックに表現してました!

刃が取れるアクシデントはつきものだよネ…(笑)

やっぱ、賢雄の最期はかなりの見せ場!

火攻め隊もあれだけ人数増えて迫力があるから
賢雄自身に鬼気迫る必死さがないと、魅力半減。

じゃ必死さは何で表現するかって言ったら
やっぱ体を使った動きだよね。

個人的にはまだ早く、まだ大きく、まだ重くてもいい思ってます。
(安全面的にも可能なのかどうなのかは分からないけど…)
薙刀は長さがあるからその点刀よりも難しいのかな…。

殺陣のシーンが迫力があったら
満面の笑み&瞳キラキラさせて震えてるワタシです(笑)
(護佐丸の舞台なんかはその点迫力あるよね。賢雄が非道で←)

 

賢雄討伐後の火攻め隊の赤い光は、
土曜日はすぐに消えてたので
(あれっ?すぐ消しちゃうの??)
って思ったけど
日曜日はちゃんと復活。

うんうん、やっぱりこうじゃないと。

闇夜に浮かぶ赤い光だけが残るからこそ、
あのシーンの余韻をしっかり味わえます。

現代版組踊シリーズの
数ある「死にシーン」の中でも
これはベスト3に入りますね!

音楽がね、またいいんだ。

最高。

 

 

そういえば日曜日の賢雄は、
百十踏揚を守るっていうのあったけど、
家を守るって感じのもあったなー。

リストバンドの家氏の家紋を手で覆って。

あれ、特注なのかな…。

 

 

 

*アンサンブルさん*

 

勝連討伐軍の凱旋の舞は
男サンの扇子の舞(+旗)でかっこいいね!

越来グスクで行われる生年祝いのエイサーは
越来青年会
のものだと…ツボなんだけど
どうなんだろう?
(願わくば、衣装もそれに合わせて…)

やっぱりここは
肝高の阿麻和利での平敷屋エイサーとは変えて
"沖縄市のエイサー"を満喫したいトコロ。

 

クライマックスの演舞では
百十踏揚の琉歌での始まりが
とにかく神々しくて素晴らしい

神々しくて泣ける。

賢雄の死にざまが印象的な舞台だけど、
ちゃんと百十踏揚が喰われないってのは
この物語性の強さ、ですよね。
(初演の時から賢雄がどれだけすごくても
百十踏揚がちゃんと主役になってた)

 

ほんで、クライマックスの演舞は…

…いつも書いている通りです…。

今回、「翔べ!尚巴志」の第2回公演を思い出したんだよ。

大地の民の舞が、囃子もなく音の華やかさも少なく
すごくあっさり見えた、という。
(今では大地の民の舞はすごくワクワクするにぎやかな踊りにバージョンアップしてます)

それと通じる気がするんだけどな…。

神々しく始まる分、
やっぱりちょっともったいないんだよな~…。

サンバとか、手を打つとか、囃子とか、
そういうの入れたら絶対もっと華やかになると思うんだけどな~。

 

 

最後に辛口。

 

土曜日はセリフの聞こえにくさが目立ちました。
(終演後もやっぱり周りの客席からもそんな呟きが…;)

感情込めるのはもちろんいいんだけど、
それが聞こえにくさになってしまうと……うーん…。

スピード、発声、活舌、
難しいかもしれないけど、
台詞は役者チームにしかない醍醐味でもあるので
引き続き頑張ってほしいです

その点プロから学ぶ機会があるといいよね…。

 

 

 

 

この舞台のストーリーのベースとなっている
小説「百十踏揚」(与並岳生著/新生出版)は
現在、続編が琉球新報で連載中!

百十踏揚と大城賢雄の子、思徳金が主人公です!

最初の50回は一気読みしたけど
それからコンスタントに読むことができてないので
単行本になってから腰を据えて読もうと思ってます。

 

小説「百十踏揚」はホント、おススメなので
今回の舞台で感動した人は!ぜひ!!!

 

 

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琉球/沖縄、一問一答 【第75問】

2016年12月26日 | ・琉球/沖縄、一問一答

【第75問】


キリスト教の布教のため、
1846年に来航した宣教師。
医療活動などにも従事した人物とは?



 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

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【答え】


ッテルハイム



ンガリー生まれのユダヤ人
(1811-1870)

9年間琉球に滞在。

護国寺に滞在しながら布教を試みるが
ことごとく王府の妨害に合い
怒り狂っていたというファンキーな宣教師。

語学の天才でもあり、
琉球語訳の聖書も刊行。

別名「ナンミンヌガンチョー(波の上の眼鏡)」

 


テンペストでもおなじみのキャラクターです。

関連過去記事→ 


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【描いてみた】琉球史人物、を、31【キラ男子】

2016年12月24日 | ・琉球史散策/第一尚氏

11月27日(日)にスタートした
澪之助との共同企画、
「琉球史人物キラキラ化企画」第2弾!

 

第2弾 4人目のお題は、

ちょっと例外として、
初の女性キャラ!
百十踏揚(ももとふみあがり)


でした!

 

 

 

 

イメージ台詞
『なんでもお見通し…です♡』

 

キラキラ化、特にこのコラボ企画のやつは、
"これまで描いてきたものとは変える"
"新たな人物像を描く"
というのがルールなので、

麗しくて儚げで、
お姫様の中の姫!!

ではなく、

神女としての姿をベースに、
殿方たちを手玉に取るくらいの小悪魔ちゃん、
だけどちゃんと可愛く!!

を意識しました。

 

理想は何度も言ってるけど
小説『百十踏揚』の彼女なのですがね。

 

髪飾りはザバネから、孔雀の羽。
ハジチは手首まで。

覚醒したら目の色も変わるし
ハジチもより模様がはっきりしてくる
…という設定。

本当はサーダカーらしく
もっとイッちゃってる系にしようかと思ったけど、
怖かったので表情はかわいくしました(笑)

ちなみに、本命の男性は…ヒ・ミ・ツ♡

 

 

百十踏揚をどう描こうかかと考えている時、
3パターンの案がありました。

採用したのはアクションゲームの女性キャラ。

攻撃は基本、魔法(おもろ)で、
時々硬化(刃物化)した植物…的な(笑)

霊力も高いので結構強いのです。

 

残りの2パターンは、

★サーダカー系(↑よりもイッちゃってる感じ)、
★無邪気なお嬢様系(子供)

でした。

 

 

無邪気なお嬢様系(子供)は、
12,13歳くらいのイメージで、
お嬢様ゆえに純粋無垢、自由奔放で、
ちょっと我儘を出すときもあるけど
可愛げは抜群だから皆許しちゃう、
みたいな。

 

この発想のベースは
おもろそうし第16巻31のおもろ。

百十踏揚が鼓を打っている様子なのですが、
「具志川市誌(1970年)」によると二通りの解釈があり、
ひとつは
阿麻和利と一緒に具志川グスクを訪れた百十踏揚が、
阿麻和利のそばから離れて輿に乗り鼓を打って戯れる様子、

もうひとつは
具志川城主が勝連グスクを訪れた時、
百十踏揚が鼓を打ち続けて歓迎している様子、

というもの。

阿麻和利もそんな無邪気な百十踏揚の姿を
微笑ましく見ている…

 

参/「真説 阿麻和利考」(高宮城宏著)

 

このおもろからイメージする百十踏揚は
歴史に翻弄された悲劇の王女
としての影は少しも感じられません。

こんな無邪気な百十踏揚も
いつか描いてみたいな。

 

ちなみに、この本の百十踏揚が割とそれに近いです。

最初読んだ時は図書館の本だったけど
古本で安かったので買いました。

 

 

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創作組踊「五月九月」

2016年12月23日 | ・琉球/沖縄、徒然日記



Ship of the Ryukyu
創作組踊
「五月九月(ぐんぐゎち くんぐゎち)」

2016年12月11日
テンブスホール

 

肝高の阿麻和利の翌日に行ったのは
現代版組踊ではなく、
創作組踊の「五月九月」

前々からこの演目は気になっていて、
だけどなかなかタイミングが合わなくて
まだ見れてなかったのですが、
今回は「趣味=舞台鑑賞」が復活したこともあり
当日券購入で見に行ってきました!

 

結論。

 

かなり、
笑わせてもらいました。

 

あらすじは、
五月(ぐんぐゎち)と九月(くんぐゎち)を間違えて
冊封使と薩摩役人たちの接待をWブッキング
してしまったことからのドタバタ劇。

踊奉行、楽童子、地謡、
登場するのは通常、琉舞やウチナー芝居、組踊などで見慣れている
衣装・メイクの演者たち。

いつもすました顔で踊って演じているあの人たちが、
あの扮装のままあくびをしたり、走ったり、驚いたり、叫んだり、
まぁ~、喜怒哀楽をむき出しにして
そのギャップがとにかく面白い。

表舞台の顔と、裏の顔、
その二つが見れてとにかく人間臭い(笑)

いつも高尚な存在感を醸し出して浮世離れしている踊り手たちを
すごく身近に感じることができました。

 

 

言葉は方言も入ってるんだけど、
割と聞き取れるレベルの方言で、
本土の人だったとしても
歌の2番では現代語歌詞になっていたり
とりあえず雰囲気はわかる、という感じでノープロブレム。

 

冊封使と薩摩からのVIP。

ごまかしごまかししながら
様々な演目を披露していくんだけど、
こうやって演出されると
とても楽しく見れますね!

踊っているものは伝統的な演目でも
決して退屈には感じない。

メリハリがあるからかな。

 


地謡の人たちも演技します!

 

組踊(護佐丸敵討=二童敵討)では
さらにはちゃめちゃで、
もともとの「正しい舞台」を知っている人にとっては
余計に楽しめたんではないでしょうか。

両方知ってると更に楽しめる、
相乗効果ですね☆



 

舞台セットもとってもシンプル。

赤と黒の両面のついたてを
うまく変化させながら、
冊封使用、薩摩用と使い分けていく。

それぞれがついたてを持ってどたばたと移動し、
ついたてをセットして姿を出すときはいつものすまし顔で、
そしてまたついたてを持ってどたばたする…

終盤のこのシーンは特に可笑しかったデス。


 

やっぱり現代版組踊とは違って
お客さんの年齢層はぐんとUP↑してました。
着物姿のご婦人方もたくさん。

 

でもこれなら若い人も子供たちも楽しめると思うな~!

楽しみながら伝統芸能に触れることができる。

むしろ若い人たちがいなくてもったいない!!
って思いました。

 

これ、学校とかの芸術鑑賞会でできたらいいのに。

 

まだ見たことのない方、
再演されるときは、ぜひ!!
おススメの舞台です!

私もきっとまた見に行くと思います。


+

 

ところで、
伝統組踊、創作組踊、そして現代版組踊。

肝高の阿麻和利が「現代版組踊」と名乗ってくれていたからこそ、
私は伝統組踊にも興味が出て、
そして今回の創作組踊も見ることにも繋がりました。

もし、肝高の阿麻和利が「現代版組踊」ではく、
「沖縄ミュージカル」なんて名乗りだったら、
きっと伝統組踊や創作組踊へとは続かなかったと思う。

「組踊」と名乗ってくれていたから、こそ。

平田さんもそのようなビジョンや効果を狙って
(伝統組踊への入り口、きっかけ作りとして)
現代版組踊と名付けたことでしょう。

 

改めて、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

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肝高の阿麻和利、8代目誕生

2016年12月22日 | ・肝高の阿麻和利レポ

肝高の阿麻和利

2016年12月10日(土)
夜公演

きむたかホール

 

8代目阿麻和利君のお披露目公演
ということで行ってきました!

 

公演から10日以上もたってしまった上、
その間に飛び飛びで書いてたので
まとまりがないレビューになってしまいました

どうかご容赦を

 

+

 

8代目君の印象は、

親近感のある庶民派系

でしょうか。

つぶらな瞳と
きゅっと上がった口角がキュートで
いつもニコニコさわやかさん、
良い人感がにじみ出てる、

という感じ。

でも体格は良くて割とがっしりしてる。

総合的に彼の印象をイメージで言えば

 

ひと昔前の野球漫画のキャッチャー


…みたいな。

通じなさすぎる比喩でごめんなさい(笑)

 

ビジュアルで言えば
目力出すために
眉&アイメイクもっと濃くてもいいかもね。

あと、きっと彼は髪の毛は見せずに
頭は布で巻いた衣装の方も似合うと思う♪
(ぴちっと巻くというよりはちょっとボリューム出して)

 

阿麻和利君お披露目公演はいつも思うけど、
初舞台なのに皆そうとは思えない堂々とした姿。
脱帽です。
逆に、そういう人だからこそ選ばれたっていうのもあるのかな。

 

さあ、彼がこれからどんな阿麻和利になっていくのか
楽しみですね!

自分らしく…なんて悩むこともあるかもしれないけど、
最初は偉大な先輩たちの模倣に模倣でいいと思う。
完全コピーのその先に、にじみ出てくるものが、
それぞれの個性になるんじゃないかな。

1年先、2年先を見据えて
焦らずに頑張ってください!

応援しています!

 

+

 

今回特筆したい人がもう一人。

 

ハッタラー君、中学1年生男子。

 

これはもう、びっくりしました。

中1のハッタラーって、たぶん初めて見たよ?

大抜擢!?

声変わりもままならない、小さくて華奢で坊主頭で
くるくる変わるひょうきんな表情が
一休さんやお猿さんのようでなんともかわいらしい。
(※褒めてます)

「う~わ~…こりゃかわいいわ…」

ってゆー感じの子。

だけど堂々とした演技っぷり。
声もしっかり出てたし
台詞もばっちりだったし
とにかく一生懸命さがほとばしってました。

彼の今後の成長を見届けたくなりました。
(名前、覚えておこう…)

 

久々の「愛の劇場」も
ベテラン役者(高3)の「お兄ちゃん(肝子)」とのコンビで
笑わせてもらいました。

間が絶妙でしたね。

思わず拍手が起こるほど(笑)

 

 

そして毎度おなじみの賢雄ウォッチ。

前回の改心なしの賢雄と同じ役者さんでしたが、
今回はちょっと動揺が見える賢雄でした(笑)
(もしかして続くMOMOTO公演を意識して…?
とか思っちゃったりして…)

彼女の賢雄は目力があってカッコイイ。

肝高の阿麻和利では賢雄はセリフが少ないので
目で語れるっていうのは重要です(`・ω・´)ノ* 


あと立ち姿(背中)、ね。

 

(以前、尚泰久で書いたことあるけど
姿勢でキャラクターは作れます。

 

その点で言えば、今回は望月按司Sの
じいちゃんが最高でした。

歩き方もしぐさもぬかりなくなりきってて
でも変にでしゃばりすぎず、すごくいい塩梅だったなと。

そして側用人では
やっぱりじいちゃん(ばあちゃん)キャラはいいな…。

 

+

 

百十踏揚は久々に霊験あらたかな感じがよく見れて
舞台後方に戻ったあとも、
表情とか息づかいとかしぐさで
ちむわさわさー感がすごく出ててよかったデス。

そして今回もばっちり安定高音の琉歌でした!

 

+

 

アンサンブルさんで今回印象的だったのが
レクイエムのシーン。

音楽に合わせてアンサンブルさんも一緒に歌ってるんだけど、
確か阿麻和利のマブイ抜けのところだったかな、
斉唱でクレッシェンド!
した、よね!?

すごく緊張感が高まってめっちゃ効果的でした!

鳥肌モノでした!

まだまだ演出に工夫ってできるんだなぁ
まだまだ進化ってできるもんなんだなぁって
すごく感心しました。

成長するには進化あるのみ!
現状維持は退化、、、なんて言葉もありますが、
まだまだ肝高の阿麻和利はイケそうですね!

 

+

 

今回は久々に前エリア、
バンドさんの近くでの鑑賞でした。

音の振動を、
バンドメンバーの目線や息づかいも、
体感させてもらいました。

 

「肝高バンドを"鑑賞"する」

これもリピーターや前座席ならではの
楽しみ方の一つですね♪

おススメです☆

 

 

+

 

 

ところで、
そろそろ肝高の阿麻和利から少し距離を置いた方がいいんじゃないだろうか…
とぼやいて、
実際にがくんと鑑賞ペースを落として、
約3年。

(肝高の阿麻和利だけじゃなく、
他の現代版組踊の通常公演もだいぶ控えてました)

 

でも、

今回の肝高の阿麻和利公演を見て、

 

あ、

抜けた。

 

って思いました。

 

 

良かった。

あの頃の気持ちが、また戻ってきた、

そんな感じです。

 

少しずつに戻ってきてたモチベーションが、
この日の舞台で確信できた、といいましょうか。

この日の公演の帰りは
余韻に浸って、帰り道を1本間違えたくらい(笑)

 

 

よし!!

趣味=舞台鑑賞

復活!!です!!!

 

(でもレビューを書くスピードと感覚は
まだまだブランクを感じます…(^^;))

 

 

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琉球/沖縄、一問一答 【第74問】

2016年12月18日 | ・琉球/沖縄、一問一答

【第74 問】

 

薩摩の琉球侵略の時の
王の名前は?



 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

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【答え】

 


尚 寧(しょう ねい)


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【描いてみた】琉球史人物、を、30【キラ男子】

2016年12月17日 | ・琉球史散策/グスク時代

遅くなりましたが、
舞台レビューの前に先にこちらを。

 


11月27日(日)にスタートした
澪之助との共同企画、
「琉球史人物キラキラ化企画」第2弾!

 

第2弾 3人目のお題は、

最後の南山王
他魯毎(たるみぃ/たろまい)


でした!

 

 

 

イメージ台詞
『美を愛する心こそが、すさんだこの世の中に必要だと思うのです』

 

他魯毎はキラ男子シリーズの2回目
既に描いていたキャラだったので、
今回は澪之助のためのお題のようなものでした(笑)

なのでワタシは、
以前書いた他魯毎をベースにし、
更にバージョンアップさせたという感じにしました。

 

ハチマキにあるマークは、
他魯毎の子孫である阿氏の家紋です。

他魯毎の墓や、
他魯毎の弟である南風原按司守忠さんの墓でも
見ることができます。

また、他魯毎は守忠の兄であると同時に、
育ての親だというのも本で読んだので、
そこから他魯毎は子ども好きという設定にしてみました。

 

 

尚巴志の持っていた金の屏風と、
南山の命の源でもある嘉手志川(泉)を交代し、
自滅したという伝説が残る他魯毎。

そのため、他魯毎には、
かっこ悪い、成金趣味、欲深い、馬鹿、自己中心…
というようなマイナスイメージが付きまとっています。

でもこのようなイメージも、
勝者からの言い分で作られたものにすぎません。

 

だから、とにかく、
かっこいい他魯毎を作りたいよね、
というのがコンセプト。

武将スタイルも考えたけど、平和と芸術を愛する人に。
近世だったら絶対踊奉行か貝摺奉行になってるだろうな。

平和と芸術を愛する他魯毎ですが、プライドはあります。
守るべきものがあるときには、臆せず立ち上がります。

そんなキャラクター設定。

 

 

逆賊・阿麻和利が勝連の汚点や恥ではなく、
地元の英雄として見事に定着したように、
他魯毎も南山(糸満)の英雄になってほしい!

他魯毎だけじゃなくて、
父の汪応祖も、弟の守忠も、
とにかく、
南山組からヒーローを!!

 

南部の小中学生が
「他魯毎ってかっこいーよな~!」
「他魯毎様って素敵♡」

って言う日が来ることを
願ってやみません。

 

 

だから、ドラマ尚巴志では、

 

 

(以下、ネタバレ注意)

 

 


他魯毎の実写化に期待してたのに……

 

 

まさかの…

 

 

 

まさかの……

 

 

 

登場しないらしいです……

 

 

…さすがに全3回という制限の中では
他魯毎まで網羅するのは厳しかったそうです…。

(もしかして、尚巴志が冊封されるまでの物語なのかな??
↑これは未確認)

 

他魯毎…

嗚呼、他魯毎…

 

今、1番応援したい人、
他魯毎です。

 

 

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琉球/沖縄、一問一答 【第72問】

2016年12月13日 | ・琉球/沖縄、一問一答

風邪をひいたので舞台レビューはしばしお待ちを…(´-ω-`;)
(舞台レビューは書くのに案外気力体力使うので…

 

 

【第72 問】

 

琉球処分で沖縄県になった際、
中央政府の沖縄県に対する方針。
古い制度をそのまま残し、
急激な改革はひかえる、
という政策のことを何という?


 


 

(答えはランキングバナーの下)

 

 

 

琉球/沖縄、一問一答シリーズについて

 

 

 

 

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【答え】

 


旧慣温存策(きゅうかんおんぞんさく)


1879年(明治12年)から 1903年(明治36年)まで続いた。


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【描いてみた】琉球史人物、を、29【キラ男子】

2016年12月10日 | ・琉球史散策/グスク時代

11月27日(日)にスタートした
澪之助との共同企画、
「琉球史人物キラキラ化企画」第2弾!

 

第2弾 2人目のお題は、

最後の北山王
攀安知(はんあんち)


でした!

 

 

 

 

イメージ台詞
「明国を手本にし、北山を繁栄させるのだ!」

 

今回のデザインのこだわりは
文系エッセンスを入れること。

これまでのイメージだった
ごっつくてワイルドでワンマンで
鬼のような武人・攀安知ではなく、

武人としての強さは持ちつつも、
文化的な教養も持ち合わせた雰囲気を
漂わせることを目指しました。

 

ナゼナラバ、

 

攀安知は在位中に10回朝貢しており、
その中で
「(北山の)国俗を変えるために冠帯と衣服を贈ってくれ」
と明国に要望して叶えられています。

このエピソードからも彼が武力一辺倒ではなく
文化的なことも大事にしていたということが垣間見れます。

 

そこで、彼に着用させたのは
明国の常服。

でもそのままだと面白くなかったので
袖結い+肩当+帯刀でアレンジしてみました。

服の色は赤、補子(ホシ)は麒麟です。

 

普通着用+烏紗帽のバージョンも
描いてたんだけどネ。
(烏紗帽は消えてしまっていますが)

 

キラキラ化キャラを調べれば調べるほど、

ヘアスタイルはなるべく見せるが吉

と気づきまして、
最終的に帽子は無しになりました。

 

普通に笑う攀安知ってイメージないな、
と思って描いてみたの図。

笑うとえくぼができる、かわいいヤツなんです(笑)

 

+

 

ところで今回のお題。

澪之助と眼帯デザインがかぶりました。

二人で示し合わせたわけではなく、
全くの、偶然です。

ワタシは先に述べたように、
最初は普通に烏紗帽+常服の文化人スタイルで
描いていましたが、
攀安知らしさを出すために少しはワイルドエッセンスを加えようと思って、
それなら顔に傷→眼帯かな、という着想でした。

(琉球戦国列伝で描いた攀安知も額に傷を入れています)

 

結局、烏紗帽もはずしたし
常服もアレンジしちゃったので
ワイルドさを演出するための眼帯は
無くてもよかったのかもしれませんが、
なんだか、最後まで残ってしまいましたね。

 

 

探り中の攀安知の図。

最初は眼帯なかったのです。

タトゥーとメモがありますが、
腕にはタトゥーがある設定。

最終版では小手で隠れちゃいましたが。

今思えば、
没にしたラフ画(眼帯、烏紗帽、常服、帯刀、タトゥー)のままのほうが
ワタシがやりたかったことに近かったかもしれないな。

 

+

 

さて、
明日公開の3人目のお題は、

南山王・他魯毎

です!

そうです、すでに私は描いているので
今回は澪之助のためのお題ですね。

これまでのキャラとは違って
現代版組踊では登場したことのないキャラ!

澪之助にとっては初の他魯毎を、
彼女がどうイメージしてくるか、
ワタシも楽しみなのです。

 

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更新お休みのお知らせ

2016年12月04日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 

*お知らせ*

 

明日からシゴトでしばらく家を空けるため、

1週間ほどブログ更新をお休みします。
(逃げ恥も予約しとかなきゃ!(笑))

 

琉球史人物キラキラ化企画第2弾、
本日のお題は「攀安知」となってます!

ブログでの紹介も今回は遅れますので、
良かったらツイッターの方で見てくれたら嬉しいです♡

よろしくお願いします(・ω・)ノ

 

 

ドラマ尚巴志レポ、
帰ってきたら、次はこの人↑について書くよ~(´▽`)ノ

 

 

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歴史ドラマ「尚巴志」特別ロケレポ2

2016年12月03日 | ・琉球史散策/第一尚氏

 

ツイッターの方ではほぼ毎日
関連記事を書いているのですが、
ここらで少し、ブログでもまとめてみます。

来年2月から3回にわたって放送する
RBC歴史ドラマ「尚巴志」。

その尚巴志の特別ロケにお邪魔しました

 

+

 

場面は尚巴志のデビュー戦、島添大里按司戦。
一般募集をしたエキストラも含めての合戦のシーンでした。

尚巴志はカタカシラをピシっと決め、
凛々しいなり

 

ちなみに身長は結構高かったです。

キャスト募集の時、170センチ以下っていう条件があったけど
ぎりぎり170センチとかなんじゃないだろうか?

むしろ背、高い。

 

 

尚巴志軍の皆さんと比べてみても、

ほら。

1、2歩前に出てる遠近感を鑑みても
決して小さくはないですね。

 

 

「いくぞ!」

「おーーーーーー!!!!!」

 

+

 

この日のロケを見ての尚巴志の印象は、
ちゃんと人間くさいという事。

崇高で道徳的で穢れのない私たちのヒーロー!

というのではなく、
ちゃんと土にまみれて血にまみれて
感情をむき出しにして、修羅場をくぐっている。

屋富祖(※島添大里按司)との一騎打ちでは
刀だけではない肉体戦もあり、
結構生々しい。
石を投げつけられたり、
とにかく必死な戦場そのもの。

 

 

現代版組踊の尚巴志だと
剣を振るうのは鮫退治のみ。

それも演舞のような華麗な動きなので
やはりそこは「ショー」要素。
(もちろん、それはそれで良いのです)

 

でも、
こちらの尚巴志は、

 

 

直接、人を殺めたりもするし、

 

 

無様にやられたりもする。

 

そういった姿には、
「人間・尚巴志」をリアルに感じられますよね。

また、高みの見物をしているような指揮官・尚巴志ではなく
自ら先陣を切って戦に出ていく尚巴志というのも、
島添大里按司戦ならではなのかも!

それだけでも
映像化の価値は十分にある!
と思いました。

 

 

(続く)

 

RBC歴史ドラマ「尚巴志」

放送日 2/15、2/22、3/1(全3回)

 

 

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