がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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幸せな人生指数=能力×熱意×…

2011年11月30日 | ・徒然日記

先日、とある講演会で聴いた話。

面白かったので備忘録。

 

【幸せな人生指数】

能力×熱意

うん。

これはよく聴く話ですね。

能力が80でも熱意が20なら、80×20=1600

逆に、

能力が20でも熱意が90あれば、20×90=1800

 

でもじつは能力と熱意だけじゃなく、あとヒトツ、かけるものがある。

それは「考え方」

考え方は-100~100まであるそうな。

熱意も能力もあっても、
マイナス思考だと結果はマイナス指数になってしまう、
というもの。


がんばっても無駄じゃないかな。

もう無理かも。

自分にはできない。

がんばってもがんばってもなかなか結果が目に見えてこないとき、
ふと頭をよぎるこんなマイナスな気持ち。

結果が目に見えてこないときこそ、

大丈夫。

きっとできる。

無駄じゃない。

 

幸福な人生の指数は

能力×熱意×考え方

もうヒトツ。

幸せな人生を送るためには、
悪口や嘘を言うのは非常に悪い影響を与える、
というのは周知の事実。

でもつい…、というのが人間。

そこで、アメリカ(だったかな?)でこんな取り組みがあるそうです。

普通の100円とかで売ってるリストバンド。

これを片腕に装着します。

で、自分が嘘や悪口を言ってしまったら、
このリストバンドをもう片方の腕に付け替えるのだそう。

また言ってしまったら、また付け替える。

たったそれだけ。

罰ゲーム的なものがあるわけではなく、
誰かと競争したり報酬があるわけでもなく、
ただ自分の腕から腕へ、リストバンドを付け替えるだけなのです、が、

その手間があることによって、
やっぱり自分の意識が変わってくるそうです。

20日続けたら奇跡が起こる

なんても言っていましたよ。

「本当に?」

って半信半疑な方は是非試してみては?

 

写真はシロツメクサのクローバー。
雨粒をまとったクローバーの絨毯、大好きな風景の1つです

 

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3D テンペスト

2011年11月29日 | ・『テンペスト』徒然


↑クリックすると公式サイトにジャンプします。

 ここのところ、ずーっと古琉球づいていたので、
ひっさびさのテンペスト記事です

昨日・今日のネットニュースでもピックアップされていたので
ご覧になった方も多いかと思いますが、

あの仲間 由紀恵演じる、孫寧温/真鶴が帰ってきます!

3D映画で。

最初聞いたとき、

まさかひゃ~!(´Д`;)

って思ったけど、
本当にできちゃったみたいですね(笑)

ワタシ、実は3D映画ってまだ見たことないのです。
テーマパークなんかでも3Dモノ未経験。

…なんか酔いそうで?

なのでこの映画版テンペストが3D初体験になりそうですよ。

一般公開は1/28からだそうです。

あの壮絶なドラマを、いったいどうやって2時間かそこらにまとめらたのやら?
ある意味興味津々です(笑)

 

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祝☆200回公演!進化し続ける肝高の阿麻和利。

2011年11月27日 | ・肝高の阿麻和利レポ

肝高の阿麻和利11月公演

2011年11月26日(土)/初日・昼夜観劇

きむたかホール

 

やっぱりホームグラウンドでの公演はいいな!!

ホームで見るのは6月公演以来だったから
すごく懐かしい気分がしました。

大きなホールでは決してないのだけれど、
なんか1番しっくりくるというか、
1番馴染んでるというか、
コドモタチも1番ハジけて見えるような気がします。

それにあの小ささがいいのかも(笑)
会場の隅々までぎゅっと詰まった感じがあって(笑)

 

11月公演は今日も昼夜2公演が行なわれますが、
ワタシは残念ながら今日はお留守番

では、昨日の昼夜両公演をまとめてマニアックレビュー書きます。


↑肝高の阿麻和利の数々の受賞実績。そうそうたるものです。

≪肝高の阿麻和利の軌跡≫

公演前に、初演である2000年3月(1999年度)の頃からの公演写真をまとめたスライド上映がありました。

ワタシは肝高の阿麻和利に出会ってまだ3年と3ヶ月やそこらなので
この初演当時からのファンに比べれば、私の知ってる歴史なんてほんのひとにぎり。
(37/200です)

ストーリーも演出も音楽も演技も演舞も衣装も、
スゴイ進化していっている様子が見て取れました。
(個人的にあのでっかいチョウチョの役が気になりましたが?あれは何?^^;)

改めて10年という歴史の長さと、
その10年を懸けていったコドモタチ、
そして支えてきた保護者・関係者のみなさんに敬意を表します

ユネスコ未来遺産にも登録された肝高の阿麻和利が、
100年先も、ずっとここにありますように

 

≪肝高の子&ハッタラー≫

あー、実ににぎやかでほほえましいチームでした(笑)
特に昼。
兄妹の設定っていうのも初めて見たかも?
そして、ナイス☆ヘタレなお兄ちゃん(笑)
肝子の設定も実に色々なバリエーションがあるのが面白いです

ハッタラーも元気いっぱいでかわいかったです。
お兄ちゃんに抱きかかえられてむくれてるところとか(笑)
声が高くてすごく通るから台詞が聞きとりやすいですね♪

愛の劇場もバッチグッ
もずくでキタかぁ~(笑)みたいな。

夜ハッタラーも、投げキスしまくり、ウケてましたね(笑)
阿麻和利のマブイ抜け直前の狼狽ぶりが、やっぱり好きです

 

≪進化止まらず、三つ巴の舞≫

はははは!!すげぇ!
更にハデになってるぅ~!!

まずは一言、

ありがとう!!!

↑ハデ好き。

昼より夜!なんだこれ!?

夜は楽曲アレンジも変えてきたデショ?
あれっ、違う音入ってきてる!?って思ったら、
なるほど、指笛の分のフォローもあるのかな。
「囃子」も入ってたし、いやはや、これはテンションあがった~(笑)

現代版組踊の他舞台でもこの楽曲使われてるけど、
是非このアレンジでやってほしいな~。
(アレンジ、全然違うのよね。それともきむたかバンドだけの専売特許?

そして男サンの旗持ち隊倍増!振りもカッコエエ!

そんでもって昼は前にいたので気付かなかったのですが、
中通路で男サンの“(擬似首里軍としての)村人”としての演技追加されてますね。

これナイス!(゜∀゜)!


↑HYからもお花が届いてましたよ。HY(東屋慶名)は同じ勝連半島の仲間に当たります☆

≪嫁入り仕度≫

百十踏揚。前回と同様白の内掛けでの登場。

女官たちとの舞の後、風呂敷を抱えた女官が近づき、
白の内掛けからあのピンクの内掛けに着替える…。

百十踏揚の嫁入り支度!

…はっ!これイイ!!

「神女・百十踏揚」から、「女・百十踏揚」への変化みたいな。

嫁入りする感がすごい出ててリアルでハッとしました。

…が、なんで夜はなくなっちゃった?

まぁ、その分いつもの女官との涙の別れのシーンになってたけど。

嫁入り仕度、これなかなか深くていいと思うよ~。

 

ところで百十踏揚。昼夜同じ演者さんだったのですが、
昼夜とで演技変えてますね。

相手役(阿麻和利君)が違うから?

へぇ~、ここまで変える?ってちょっとビックリしました。

護佐丸討伐後の祝いの宴でのシーン。

こっちは百十踏揚が見所なんですよ

細かいのは前回も書いてるので省きますが、
その百十踏揚の心情表現が昼と夜とで結構違った。
(基本は一緒ですが)

個人的には昼バージョンが好き。超好き。
霊験あらかたな感じが。

あと、「姫」な感じがいい。
やっぱり百十踏揚は“THE悲劇のお姫サマ”であってほしい


↑チラシデザインでも受賞暦が!電通沖縄制作のデザインのファンです♪どれもステキ☆

≪チョンダラー≫

チョンダラー、キター!(笑)

しかも2人。

指笛、響く響く(笑)

2曲目で客席通路でスゴイ飛んできたからちょっとしかんだ(笑)

チョンダラーのそういう振りが…あるんだはずね。

男サン、大活躍(いいぞ~!男サンチーム、今特にノッてます(笑))

 

≪首里S≫

首里Sが好きです(笑)

2幕に幕が上がるときに、思わず居住まいを正しちゃったくらい(笑)

昼尚泰久、妙にきれいでしたね(笑)なんか最後の集団の中にあっても目を引きました。
王族の上品な感じが出てて良かったですよ。
尚泰久は文系王様だから(笑)

そして今日の賢雄のコーナー。

ああ、かぶりもの賢雄、久々だ~♪(やっぱり演者さんが男の子だったから?)
しかも今回はターバン巻き賢雄まで披露してくれて(笑)
賢雄、見た目だけでも色んなバージョンがあっておしゃれさんです(笑)

演者さんのエビ君、背高くて声が渋いから賢雄役ハマってます
(第一声の低音ボイスにニヤリってなったし(笑))

 

特記事項、そうだな。

 

やっぱりアレかな。

 

中城戦報告。

 

 

書くと思ったでしょ?

 

書くと思ったでしょう?

 

ああ、書くさ(笑)

護佐丸の舞台で鼻血ブーした、
あのシーンですもの。

でも肝高の阿麻和利ではすぐに暗転するので
あれほどの溜めはできないからな~と思ってましたが、

なるほど、こうもってきたか!ナイス賢雄!って感じでした(笑)

泣き崩れる百十踏揚にすぐさま手を差し出し「踏揚様!」っていうのが
今までのパターンでしたが、
今回は若干間を取って手を差し出すものの言葉は飲み込み暗転…。

なるほど、これなら上手い具合に「護佐丸」とも繋がるし、
小憎い演出になりますね。

ふふふ、エビ君やるなぁ~

そうそう、首里城でのシーンで金丸が尚泰久に百十踏揚嫁下を進言するところでも
後で控えている賢雄が「百十踏揚の嫁入り」に密かに反応してたのも良かったッス(笑)

そして金丸!

次に来るのは金丸と見ている、金丸(笑)
(賢雄も攀安知も無事に日の目見たので次は金丸)

夜金丸はもうワタシの中でベストオブ金丸なので文句なしです。
相変わらず潔癖症&神経質気味な金丸がタマラン(笑)

そんでもって昼金丸、

……あれっ!?

キャスト一覧見てビックリ!

あれーっ!ケンタ君じゃん!

彼はワタシが初めて阿麻和利見た年に、
肝高の子を演じていた当時中学3年生だった男の子。
現高校3年生。(うわ、もうこんなにたつんだ?)

阿麻和利以外の役で最初に役者として個人名を覚えた子の一人だったので
まぁ、いわば贔屓の役者さんでした。

でもその次の年度からは名前がなくなってたので
「やめちゃったのか~」と寂しかったのですが……

お帰り~!!
また見れて嬉しい♪

…って、彼の肝子役は今日の昼公演かぃ!
ああっ、残念!見たかった!

パンフレットに入ってた卒業公演のチラシには
ばっちり顔写真も入ってたのでまた見れるかな?

楽しみです

しかし昼金丸、なかなかキモかったです(笑)
絶対成金趣味あるな、って感じ?
↑褒めてます(笑)

 

そうそう、卒業公演のチラシが入ってて今期で卒業するコドモタチの写真が載ってたのですが、
32名も!
男の子たちもこんなに抜けちゃう(涙)

私の肝高の阿麻和利観劇も4年目に突入してるので
このコタチが中学生の頃から見てることもあって
なんか特に感慨深いものがありました…(なんかセンチメンタル…)

現・阿麻和利君も最初の超初々しかったころから見てるしさ。

肝高の阿麻和利に限らず他舞台でもそうなんだけど、
今の高校3年生メンバーはちょっとワタシにとって意味のある学年なので
なんだか寂しさもひとしおです

毎年のこととはいえ、今度はちょっと違う気持ちで迎えることになりそうです。
ふぅ…。


↑歴代のチラシ。ステキステキ☆

≪6代目阿麻和利君デビュー戦!≫

さて、去るものもあれば新しく出てくるものもある、ということで

夜公演は6代目阿麻和利君のデビュー公演でした!!

新・阿麻和利君、…ゴメンだれっ!?ってなりました
完全ノーマーク、と思ってたら男性アンサンブル出身なんですね?
役者チーム出身だったら「ああ、アレ演じてた子か」って何かしら気付いてたと思うのですが、
男サン出身となるとそりゃ分からないわ…。
(役者チームからではなく男サンから阿麻和利にってあるんだね。すごい大抜擢!?)

いや~、しかし新阿麻和利、なかなかのさわやかイケメン君でした!
(ワイルド系ではないな)

あ、男サン出身となると、もしかして演技自体もデビューってこと?
うわ、そう考えると改めてすごいな!!
演技や台詞が止まったりつっかえたりというようなハラハラさせられる場面ってなかったもの。
(最後の挨拶くらい?(笑))

これからの成長が楽しみですね
応援してますよ~


≪シンカヌチャー肝高の阿麻和利ver.≫

200回公演を記念して、シンカヌチャーの演舞もありました♪

肝高の阿麻和利バージョンのシンカヌチャーはまたTeamシンカヌチャーのとは違う感じ♪
あれだけの大人数でのシンカヌチャーは見ごたえも抜群☆
卒業公演では、ダイナミック琉球もシンカヌチャーも両方見たいな~(笑)
「アンコール!」って叫べばやってくれる?(笑)


↑200回記念で来場者にお菓子と手作りのメッセージしおりのプレゼントもありました♪
奇しくもワタシは役者2人からのものが当たりました。右が現・阿麻和利のなーりー君☆

 

さて、記念すべきちょうど「200回目」は実は今日の夜にあたるようです。

昨日も卒業生たちも結構いて名札もしてたんだよ。

 

…今日の夜、なんかありそうだな~~~~。

 

う…っ、見にいけないの残念だけど(涙)
(今日見に行った方がいれば是非情報クダサイ…)

でも昨日の公演でも十分にエネルギーをもらったので!!!!
今日はシゴトガンバリマス!
(もちろん「裏」のな!(笑))

 

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明日肝高の阿麻和利観劇の方へちょこっとCM☆

2011年11月26日 | ・肝高の阿麻和利レポ

ただいまです☆

北山に、戻って参りました。

 

肝高の阿麻和利11月公演、
初日、昼夜両公演楽しませてもらいました

公演のレビューはまた改めて書くとして、
明日公演を観に行かれる方のためにCM~(笑)

まず、今回の200回公演を記念して、
ロビーと、ロビー横、奥にもこれまでの軌跡をたどる
展示物があります。

ロビー正面はさすがに気付くと思いますが、
横と奥には歴代のチラシや写真展示などもありますので
こちらもお見逃しなく!!

だから公演ギリギリではなく、
ちょっと早めに会場入りすることをオススメします

 

 

それから物販コーナー。

肝高の阿麻和利関連の新しい本が出てましたよ!

肝高の阿麻和利生みの親、
当時の勝連町教育長である、上江洲先生らによる本。

ここちらもれまでの肝高の阿麻和利の軌跡をたどることができる本です。

今回は物販コーナーがロビー正面ではなく、
右横に移動になっていますのでご注意を☆ 

 

 

それから新グッズ、出ました(笑)

僭越ながら、あまわり浪漫の会に代わって自らCMさせていただきます(笑)

クリアファイルです。
1種類のみ。
バラで売ってます。

まぁ、安いので、1枚といわず、
2枚、3枚とお土産にいかがですか?(笑)

どれくらい安いかといえば、
たぶん、販売されている数々の品物の中で1番安いです。
あのカレーパンよりも安いです(笑)

ちなみに売り上げは、あまわり浪漫の会の活動資金にあてられます♪

本当は新しく描きおろししたかったんですが…
時間がなくて叶わず…

ほぼ、あまわりパーラーの自販機イラストと一緒ですが、
4箇所、修正したところがあります。

どこが変わったのか分かるかな?

 

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現代版組踊のイラスト支援、
各地域の全舞台制覇目標(笑)

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今日も最高☆

2011年11月26日 | ・肝高の阿麻和利レポ
美容室行って、かっちんグスク行って、阿麻和利見て、実家帰って猫充電して、

これからまた阿麻和利公演です!

わたしの歴女エネルギーのもと


昼も満喫しましたが、夜も楽しみます
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piggy♪

2011年11月24日 | ・徒然日記

こぶたと遊びました。

こぶた、めっちゃかわいかった

ぶぅぶぅ言いながら短い小さな足で
ちょこちょこと走りまわる様がタマラんかった(笑)

しかもてーげー走るの早いし。

こっちはアグーさん。

もちろんこちらはダミー。

 

すみません、裏のオシゴト「取り込み中」につき、
ちょっとコメントのお返事遅れます

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第二尚氏歴代の王様の平均身長

2011年11月22日 | ・琉球史散策/第二尚氏

尚巴志やら大城賢雄やらの身長については
過去も何度かネタにしてきましたが、

新ネタをゲットしました!

第二尚氏王統の歴代の王様の平均身長!

 

それはなぜ分かるかというと、

第二尚氏王統の陵墓である「玉陵」(※世界遺産)。

この玉陵は詳しい調査も入っておりまして、
残っていた遺骨から推定身長を割り出しているのです。

…とは言っても、いかんせん保存状態がよくないものが多く
計測できなかったもののほうが多いのですが、
それでも第二尚氏の王様8名と、その兄弟2名の推定身長が

『重要文化財 玉陵復元修理工事報告書』

に記載されておりました!

分かっている中で1番時代が古いのが1500年代。
4代目の尚清王の155センチ。
でももしかしたらその前の、3代目尚真の可能性もあるとか。
(尚真は金丸の息子ですネ)

そして5代目、8代目と飛び飛びになりながら19代の尚泰まで。
(残念ながら、金丸の推定身長は測れなかったようです

その平均身長、154.8~155.6センチ

ちなみにその頃の日本人の男性平均身長は
155.5㎝~157㎝くらいらしいので、
比較するとちょっと小さい、くらいかな。

一応、時代によって平均身長って結構浮き沈みがあるみたいで、
江戸・明治時代が1番平均身長低いらしいですね。 
(参考サイトはこちら

 

室町時代の日本の男性平均身長が157~158センチくらいだったとすると…
やっぱり尚巴志の「5尺(=150センチ)にも満たず」というのは
やっぱり特記事項になるくらいの小ささだったということなのですね。

とはいえ、今の私達がイメージするほどの極端な小ささではなかった、
ということも分かりますね。

 

他にも、

頭部はやや大きく、顔面の起伏が大きく、鼻部の隆起が目立つ、
ともありました。

つまり彫りは結構深い顔立ちということですね。

典型的なTHE☆うちなんちゅじらーだったのかもしれませんね~(笑)

 

ちなみに、同書によると第二尚氏王統王妃6名の平均身長は

144.8センチ。

…小さっ!

百十踏揚とかオギヤカ(金丸の妻)とかもこれくらいだったのかもしれませんね。

 

歴史上の人物像が、またちょっとリアルに捉えることができる
おもしろ情報でした!

 

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写真は玉陵、欄干のシーサー。
ゆるキャラじらー(笑)

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テンペストファン必見!

2011年11月21日 | ・琉球史散策/第二尚氏

尚育王は勤勉実直な王として知られる。
士族の高等教育に特に力を入れ、
科試対策のために莫大な費用を投じ幾つもの学校を設立した。

「テンペスト(上) 73-」

 

「次の王は中城王子・様。まだ6歳じゃないの!」

「テンペスト(上) 366-」

 

世間の目から隠れている間に、王宮は様変わりした。
そのことを真鶴は知らないようだ。
尚泰王は既に中城王子のの二男をもうけ、
正子は典と決まっていた。

「テンペスト(下) 355-」 

 

 

久しぶりにテンペスト引用記事。

テンペストに登場する琉球国王、
尚育、尚泰、そしてその息子の尚典が登場する箇所を
ピックアップしてみました。

 

なぜかといいますと、

以前このブログでも情宣しましたが、那覇市歴史博物館(パレットくもじ4階)で現在開催中の
「琉球王国尚家の人々~海を渡った宝物~」
実在したこのお三方について、
本物の資料
を通してじっくりと触れることができるからです!

2006年に国宝に指定された尚家関連資料をメインにした展示会なのですが、
これらの国宝は、琉球処分の後、琉球から東京に移住した(させられた)尚家が、
一緒に東京に運んだものなので、
やはり琉球処分時の王、尚泰の時代のものを中心に
その父・尚育、息子・尚典(尚寅・尚順etc…)のものが多くなっております。

尚育王が10代の時の直筆の書とか!!
尚泰が住んでいた中城御殿の写真とか、
在番奉行の写真とか
尚典の顔写真とか、
東京での尚家邸宅写真とか、
他いろいろ!!

……って、↑国宝何一つあげてないし(笑)

 

いやいや、国宝でも色んな資料がありましたよ。

「異国人江返答之心得」とか!
(王府の異国人対応のマニュアル本)

でもこういう文書関連資料は読めないのがカナシイ…。

書とか古文書とか漢文とか、しっかり学んでいる人は読めるんだろうなぁ…。

会期中に展示替えがあって今は後期展示で
工芸品関係は少なかったのですが、
でも色んな写真や資料がたくさんあって
マニアックに楽しめましたよ~♪

国宝の紅型とかもね

さすがに王家用の紅型、型ズレとかも一切なくて超きれい!!

…単なる型染めじゃないかもなぁ?

友禅みたいに一部手書きもしてる…っぽかったけど…。
(龍の黒の輪郭線とか)

ワタシが1番好きなあの紅型の黄色地バージョンのも見れて感動

 

しかーし!

実は本命は尚育の書でもなく、
写真資料でもなく、
紅型でもなく、
(いや、これもちゃんと見たかったんだけど)

実はこれ!

尚家宝刀、治金丸!!
(もちろん国宝)

 

治金丸は1522年に宮古の仲宗根豊見親が
尚真王に献上したとされる刀。

仲宗根豊見親は、八重山のオヤケアカハチ討伐を王府に進言し、
王府軍と一緒にアカハチを討伐した人ですよ。

結局古琉球アイテムに惹かれるワタシ

 

千代金丸を初めて見た時もそうだったけど、
写真で見て想像していたよりも小さい!

で、治金丸のあった特別展示室に誰もいなかったのをいいことに、
だいたいの長さとか大きさとかを実感してみようと
ガラスケース越しに腕とか手とかで計ってたら…

その「変な客」っぷりが防犯カメラでばっちり見られてて
最近縁あってお近づきになった学芸員さんが出てきてくれました(笑)

途中で、
「…はっ!そういえば防犯カメラで全部見られるって言ってたっけ(汗)」
って我にかえりましたが、しっかりバレてたようです(笑)

でもおかげでまた色んな話が聞けたし
面白いネタもGETできたので結果オーライです(笑)

わ~い

 

というわけで、

テンペストな世界も、古琉球な世界も
本物の資料で味わえる
「琉球王国尚家の人々~海を渡った宝物~」
是非みなさんも足を運んでみてください♪

11月30日(水)まで
那覇市歴史博物館(パレットくもじ4階)

10:00~19:00
(那覇近郊の方なら仕事帰りにでも寄れちゃう!)

木曜日休館

入館料 
大人 300円/大学・高校生 200円/中学生以下100円

安っ!

 

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沖縄も急に寒くなって最低気温20度きった~(´Д`;)

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移民の父 當山久三~未来の瞳

2011年11月20日 | ・現代版組踊レポ

琉球浪漫シアターⅡシリーズ2公演目

2011年11月19日(土)

「移民の父 當山久三~未来の瞳」

那覇市民会館中ホール

 

 

金武地区のコドモタチが演じる現代版組踊。

演舞とかはちむドンフェスタでちょこっと見たことはあったのだけど、
シンカヌチャー島の祭りでも少しコラボもあったネ)

當山久三の舞台は実は初観劇でした☆

おお、話には聞いていたが、確かに他の舞台と色が違う。

客層も年配の方多し!
(中通路より後方と前方で平均年齢にだいぶ差があったのでは(笑)
↑そういうワタシは後方エリアにいましたが?)

まず舞台が近代の沖縄(明治期)。

琉球王国、特に古琉球の時代が多い現代版組踊にしてみたら
物語自体も当然ながら衣装や舞台美術、演舞なんかにも
おのずと違いが出てくるので、特殊性を感じました。
(那覇センセイションなんかもそうだけどね。これはまさに現代。←こっちもまだ見てない;)

それから、小学生(4年生~)から高校生までのメンバーがいるということ。
幅広い年齢層です

 

そんなちょっと他舞台とは色の違う「當山久三」の舞台。

初観劇でしかも歴史的に管轄外(笑)ということで
ワタシがどれだけ吸収できたのか疑問ですが
まぁ、なりに記念の観劇1回目備忘録レビュー書いておきましょう。

 

まずは物語について。

あらすじは久三がうーまくーだった幼少期から、
教師時代→総代時代→東京時代と経て、謝花昇と出会い、
自由民権運動や移民活動に翻弄し、政敵・奈良原知事と対決しながら、
海外移民を実現させていく…というもの。

話が結構あれよあれよと展開されていったので、
(本当は結構困難や修羅場があったはずだけどすぐに解決・スルーして次々と進むので、
あまり物語のアップダウンはない感じ?)

勉強不足なワタシにとっては
時々、展開や専門用語に「?」「?」「?」となってしまいました…
(全く分からないということはないんだけど、疑問が残る、みたいな

これまで當山久三や移民についてはなんとなく分かる…っていうレベルだったので
とりあえず、帰ってから當山久三と移民について、もうちょっと調べてみました。

http://www.okinawa-u.ac.jp/~ogata/flash2006/toyama/toyama1.html

http://rca.open.ed.jp/city-2001/emigration/

簡単に言えば海外移民は当時の沖縄の人口問題、食糧問題などに対する解決策としての
いわゆる海外への出稼ぎ、ということよね。

その先駆者となった當山久三は近代沖縄の人々を救った英雄である、と。

 

 

そして舞台でたびたび出てきた単語、「普通語」

なるほど、
日本語=普通語かぁ…。

つまり沖縄口≠普通
ってことよね。

そして沖縄人であるということで受ける差別など。

なんかその時代の、
沖縄人の本土同化思想と、沖縄人としてのアイデンティティと、
そういうところに思いを馳せてしまったワタシなのでした。

 

とりあえず、もともとの題材が政治的な要素が強いので
エンターテーメントというよりも結構勉強的な側面も全面に出てる感じでした。

学校でやる演劇みたいな?
(変な意味じゃないよ)

そういう意味でも、ちょっと特殊な感じ。

≪蛇足≫
そういえば、ワタシの兄ちゃんが小学校6年生の時にやった学芸会での学年劇が謝花昇でした。
兄ちゃんの出番がちょうど奈良原VS謝花の謝花役で
胸ぐらつかまれて責められるシーンだったので
「お兄ちゃんかわいいそう!(涙)」ってなった当時小2だったワタシの記憶が蘇りました(笑)
今でも小学校の学芸会でこういう沖縄の偉人たちをモチーフした演劇ってしてるのかな?

もちろん、現代版組踊でおなじみの演舞もいくつもあったし、
笑えるシーンもあったし、
地域の伝統芸能も取り入れられていたので
「現代版組踊」であることには間違いないのですが☆

 

しかし、笑えるキャラがまさか奈良原繫だとは思わなかった(笑)

いわゆる主人公に敵対する「悪役」が
“憎めない愛すべき悪い奴”になれるのはいいですね(笑)

個人的には“神谷君”のその後が気になりました(笑)

 

獅子舞のダイナミック琉球とのコラボもかっこよかったし、
“間切長”の客席からの登場には意表をついたし(笑)、
クライマックスでの「金武世界石」の背景(岩)も良かった。
↑挨拶も終えて全員がハケた後に、ぼうっとそこだけスポットライトが当たって…
という照明効果も舞台に余韻ができてよかったな♪

そして金武舞台のテーマソング&演舞。

ラップ(くどぅちじゃなくて)も入ってのこれまた他舞台とは一線を画する曲調でありながらも
十分にドラマチックで魅力的!!

ちむドンフェスタの時に1度聞いてたけど、
うん、改めて、やっぱりいいですね!

ゆったりアレンジバージョンもステキっ
(今回もボーカルはカナサの京子さんでした)

カーテンコールでメンバー全員が出だしを大合唱したときはトリハダ立ちました。
クライマックスの「金武世界石」の群読っぽい所とかも良かったな☆

やっぱりこういう、「全員」が「1つにそろえた」「大きな声」って問答無用でパワー感じるよね。

演舞はどうしても個人差がでてくるけど
(やっぱり小学生と高校生とでは身体能力的に差があって当然だし)
でも「声」なら気持ちしだいでどんな子でもどんな年齢層でも出すことができるし、
1つになることができる。

多少演技や演舞に未熟さがあったとしても、
こういう「声」でチームとしての「一体感」が見られたら
「よしOK!」って気持ちになっちゃう(笑)
川藤幸三さんもこんなこと言ってるし

むしろ、個々人の演技や演舞の上手さよりも
「チームとしての一体感(声)」
これが1番大事なんじゃないかな、と。

(やっぱり、これが感じられないと、
たとえ演技がすごい上手い人が1人2人いたとしても
やっぱり全体としてはあまり良い印象は残らないと思うんだよね…)

そんなことを感じた舞台でした♪

 

個人的には久三先生はクライマックスは着物に羽織じゃなくて
背広姿でダイナミック琉球やってほしかったな(笑)
謝花も奈良原も秘書も神谷も。できれば警官も(笑)
ストーリーテーラーの女の子2人もセーラー服で。
どうせなら、最後まで近代沖縄らしくサ(^ω^

 

そうだ、客席。

やっぱりああやって少しでも桟敷エリア作って
(客席に)高低差つけられるようにしたほうが
いいなと思いました☆

 

写真は1枚もないので、金武つながりで金武の風景を再掲載☆
(でも2年前に撮ったヤツ…)

ちなみに、ブログトップのガジュマルの写真は金武にある伊芸のガジュマルです。
(ちょっとトップ画像リニューアルしてみました♪)

 

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あの島添大里グスクが、

2011年11月19日 | ・琉球史散策/グスク時代

今日も盛りだくさんの1日でした
ステキな収穫もありました!

 

今日の出来事はまた改めて書くとして、

まずは今日の新聞から、こんな記事をピックアップ☆

「国史跡に島添大里城跡」

島添大里グスク!

尚巴志が島添大里按司討伐の後に、
一時期住んでいたであろうグスク、
そしてアレが大量に発掘されたという、あのグスクですよ!
(by琉球歴女講座(笑))

なんとタイムリー♪(笑)

でも実はまだここには行ったことないのです…。
他魯毎のいた南山グスクもまだ。

南山グスク巡り、またやりたいんだけどナ…。

これはたい焼き。

パレットくもじに行った時は必ず立ち寄る地下1階のたい焼き屋さん♪

抹茶とカスタード。
白玉小倉は食べちゃった。

たい焼きは頭から食べる派です(笑)

 

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サン +α

2011年11月18日 | ・琉球歴史/文化風景

ミニサイズのサンです。

かわいい♪

サンとは、沖縄の、魔よけ、お守り。

 

ススキ三本と桑の枝一本を束ねたもの。
魔除けとして食物の上に置いたり、外出する者に持たせた。
また屋敷の御願や地鎮祭などにも用いられる。
ススキなどの生命力の強い植物には
ヤナムン(悪霊・魔物)を撃退する力があると信じられていることから
魔除けとなったらしい。

沖縄大百科より)

 

追加して説明すると、

ワラのしべやイトバショウの葉を引き裂いて輪結びにしたもので、
神仏の供養や弁当、食物などをある場所にしばらく置いたり、
運ぶ時に守護するものとして使用される。

(沖縄大好き検定公式ガイドブックより)

 

だそうです。

 

これまでのワタシの生活ではあまり意識したことがなかったのですが、
(そういう環境で育ってないので…。ヒヌカンもだいぶ大人になってから知ったし)
今年はなんか特に目につくようになりました。

そうなったきっかけは、ショクバへの差し入れに、
ビニール紐で作られた2センチくらいの超ミニサイズのサンが
忍ばせてあったのを見つけてからかなぁ?

こういうの、さりげなくさらっとできるのって
なんかいいな♪と

 

 

先日の琉球歴女な歴史講座のアンケート結果データを頂きました。
このブログ経由の参加者さん、結構いらっしゃったんですね。
いつも見ていただきありがとうございます

“ブログのイメージではおばちゃんだと思ってたのでビックリした”
という感想も。
えっ、このブログ、そんなにおばさんっぽいですか!?(゜∀゜;)
鼻血ブーとか書いてますよ?
(↑その表現が古いのか?(笑))

たくさんのたくさんのたくさんのありがたいお言葉、
ありがとうございました!!

ご好評につき、琉球歴女講座第二弾…あるかもです(笑)

 

さ~、明日はまた舞台だ。
(「移民の父 當山久三~未来の瞳」)

シゴト入ってるけど、さっさと終わらせてしまおうっと。
尚家のお宝展も先週行けなかったので明日行きます。
治金丸~

 

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第一尚氏王統の、不思議な運命

2011年11月17日 | ・琉球史散策/第一尚氏

≪図について≫

名前の後ろの( )は在位年数。
黒丸数字は第一尚氏王統の王の順です。

※尚巴志は存命中だった父を立てたため、「王統」で言えば尚巴志は2代目になります。
ただ、琉球統一は父(思紹)が亡くなった後なので、「国王」初代は尚巴志です。
この違い、ややこしいけど整理しててね。

 

質問をもらったので今日は第一尚氏王統について。

先日の護佐丸の舞台でも、冒頭、
護佐丸と盛親との長めのやり取りで
護佐丸が生きてきた琉球の時代背景が述べられていたので
この舞台バージョンにリンクさせてもう少し詳しく記事にしてみましょう☆

 

↑図もあわせてご覧いただくとより分かりやすいですよ♪

 

まず、若き護佐丸は中山の武将として尚巴志の傘下にありました。
そして尚巴志の成し遂げた琉球統一(三山統一)の偉業をサポートし功績をあげます。 

琉球王国という統一国家を初めて作り上げた尚巴志ですから
その才能はもちろん、カリスマ性もハンパなかったと予想します。

しかし護佐丸も琉球戦国時代の武将。

彼自身も尚巴志のように「天下統一」や「国王」という地位に
野心を燃やしていたかもしれませんが、
そのうち、尚巴志の人間性に心底惚れこみ、
心から「君主」として仰ぎ見るようになります。

「男が男に惚れた、ということだ」

 

さて、そんな超カリスマ英雄、尚巴志も寿命には勝てず、
在位18年で世を去ります。

 

しかし、尚巴志の死後、
王家は実に不思議な運命をたどるのです…。

 

尚巴志の後をついで次の国王になったのは息子の尚忠

しかし、尚忠は在位5年で亡くなります

 

次に王になったのは、尚忠の息子、尚思達

しかし、こちらも父・尚忠と同じく、在位5年で世を去ります

 

尚思達には世継ぎがいなかったので、
次の王は世代を遡って、尚思達にとっては叔父であり、尚忠の弟、
つまり尚巴志の確か5男である尚金福が即位します。

しかししかし、これも何の運命か、尚金福も在位4年で世を去るわけです

 

このように、尚巴志の死後、次々と王が短命でこの世を去っていきます。

国のトップが、このようにコロコロと変わると、

どうなりますか?

 

そうです。

 

「この国、大丈夫やみ!?(゜д゜;」
(読谷方言かな?=「大丈夫かよ、オイ!」)

 

ってなるわけです。

非常に不安定になるわけですね。
 

「この国、この王統は呪われているんじゃないか」
って思う人もきっと出てきたことでしょう。

 

しかも、琉球王国はまだできたばかりの新しい国で、
国としての基盤はまだまだ発展途上。

そんな中、王が次々と変わるとなると
固まりつつあった基盤もいつ崩れてもおかしくないような、
また戦国の世に戻ってしまうかのような
危うい状態に陥っていくわけです。
(勝連が頭角を現してくるのもこんな時代の最中であるわけです…)

そんな痛手の続く王統に、
更なる追い討ちが!!

 

なんと、次の王位を争って、

尚金福の息子である「志魯と、
尚金福の弟である「布里」が、
王位継承争いを勃発させます。
(「志魯・布里の乱」)

この甥・叔父の関係の王位継承争いで、

 

首里城炎上
(首里城にその遺構が…!?→ 


そして、

2人とも戦死

(※…ってことになってます)

 

次の王候補が2人同時に死んでしまい、
しかも、国のシンボルである城が焼け落ちてしまうという

とんでもない大失態!!!

 

もうダメだ!!
この国は終わった!!!!

 

…と誰もが思ったところで登場するのが、
尚巴志の7男、尚泰久、ということです。

 

そんな、非常に不安定な王統と時代を肌で感じていた護佐丸は、
あの心底惚れていた我が君主・尚巴志が築き上げたこの琉球王国と、
この尚氏王統を守り抜くことを心に誓うわけです。

だから、首里(王家)に対する忠誠心は人一倍厚い、と。

 

…っていう、舞台で語られていた時代背景の解説でした☆

 

ちなみに、尚泰久は即位してすぐに首里城の再建させ、
琉球に多くの寺や梵鐘を造ります。
まるで王統の呪いを払うかのように…。

しかし、皮肉なことに、
尚泰久が即位して5年後に護佐丸・阿麻和利の乱
そしてその2年後に、尚泰久も在位7年でこの世を去るのです。

そして、その跡を継いだ尚徳の時代に、
金丸(派)によるクーデター勃発

第一尚氏王統は、63年7代の短い時代を終えるのです。

 

やっぱりなんか、運命的なものを感じますよねぇ。。。

 

 

ね、こういうの知ってると、
舞台もまた、面白いでしょう?

先日の、琉球歴女な琉球史講座ではこんなノリでやらせていただきましたよ。
(パワポのアニメーションコンテンツ使ってやりました)

画像も講座で使った資料の一部です☆
(一部ブログ用に加工してますが)

 

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義の漢 護佐丸(…というより賢雄と阿麻和利?^^;)

2011年11月16日 | ・現代版組踊レポ

 

琉球浪漫シアターⅡシリーズ初日
2011年11月12日(土)

「義の漢 護佐丸」

那覇市民会館中ホール

 

中ホール…去年の朝薫伝の時以来でしたが…

やっぱりどうしても見劣りしてしまうのはもったいないよな~~~~

しょうがないけど、やっぱりちゃんとした舞台ホールで見たほうが
魅力倍増なんだよね。
舞台装置とかさ、客席構造とか。

でも、だからと言って公演そのものがしょぼかったかというと
まったくそうではなかったのが、さすがTeamシンカヌチャーというところでしょうか。

もう、この舞台は前回の初演で見てツボすぎるほどツボだったので
やっぱりこのストーリー展開、好きだわ!って改めて実感。

でも割と専門的な歴史的背景も重なってくるため
どうしても説明的セリフややり取りが多くなっているのは否めないけどね…
(ワタシは全く気にならないけど、難しいって思う人もいるかなぁ…)

 

で、そんな初演からガラリとキャストを一新した今回の舞台。

前回キャストがツボすぎたので、正直なトコロやっぱり少しは残念でしたが
(また、見たかったので)
でも今回の新キャストも新鮮な感じで楽しませてくれましたよ


護佐丸だけは花織の宴から3回変わらずの安定感抜群のTHE☆護佐丸。

でも髪とヒゲはロマンスグレ~♪ やっぱりいいじゃん

髪も伸びてたので、寝起きのシーンも西郷さん一掃(笑)

そして賢雄に対する、鼻で笑うあの上から目線な態度がイイ。
護佐丸じゃないとできないもの。
大きいぜ、護佐丸。

 

津堅はまさかのリアル津堅(BY「月下に語る」)。

でも、前回よりもキャラぶっ飛ばしまくり(苦笑)

こらこら、喰ってる喰ってる
(も~、芸達者すぎ(笑))

阿麻和利と大婆のやりとり、頭入らなかったよ

でも、「阿麻和利大好き人間」っていうのはスゴイ伝わった(笑)
いじけるし、喜ぶし、かわいいなコイツ!みたいな(笑)

この舞台は敢えて、笑いをなくしたシリアスな舞台にしちゃっても良いのでは?
と思ったり。
あっても「くすっ」くらいで。

どうかな?

この舞台は他に比べるとストーリーは若干難しめだから
やっぱりお笑いキャラがいないとアレなのかな。 

 

そして盛親、デカっ!!∑(゜д゜

ごっつい護佐丸の息子だから?
って思いましたが。
(おふたり、見た目似たタイプなのでそっくりです(笑))

だけど実はお茶目なヤツ。

津堅と意気投合して一緒にハメはずしまくり

この度合いも前回よりもバージョンアップ(笑)

賢雄に命知らずなことまでしでかす始末

「ゲッ!津堅と盛親ってば、命知らずな!!」
って内心ビックリしたよ(笑)

こりゃ斬られても文句ねーな(笑)

殺されて後の昇天のシーンでは、
コチラを向いて空を仰ぎ見る、っていうの、盛親はなかったね。
舞台の奥行きとの関係かな?
結構すぐにハケちゃったからもうちょっと見たかったナ。

 

金丸はキャストビンゴでした~
(これは前情報入ってなかったんだけど、予想当たった☆)

見ての感想。

やっぱり、金丸主役の物語を。

それのみ(笑)

単純な善人さわやかヒーロー(阿麻和利とか尚巴志とか)もいいけど、
こういうちょっと影(裏)のある人物を主役にすると
また違った面白さが出てくるはず!

攀安知とか、賢雄とかもそうだし。本部もかな。

むしろこういう人間像ほど、
より人間らしくてリアルだよね。

(だからもし金丸主役の舞台ができるのなら、
絶対に単純なさわやかヒーローにはしてほしくない(笑))

「誰かが手を汚さなければ」

このシーンが良かった。

金丸も賢雄も。

知能犯金丸の、彼なりの正義。

 

はたらけど

はたらけどわが琉球 安寧ならざり

ぢっと手を見る

(元ネタBY石川啄木(笑))

 

百十踏揚は個人的にはもうちょっと儚げさがほしかったデス。

表情なんかも、けっこう強かったよね。
(気丈な感じかな?)

彼女の人物像も捉え方は色々あると思いますが…。
(悪女説とかな(笑))

さて、次の新作舞台「百十踏揚」がどう出てくるのか、
非常に楽しみです

 

そして阿麻和利&賢雄の2大チャレンジキャスト!

これは確かに最初聞いたとき意外でビックリしましたよ

 でもこれまで色んな舞台で、色んな役柄で見てきた2人だったので
きっと新鮮な阿麻和利・賢雄を魅せてくれるだろうと思ってて。

で、ちゃんと期待に応えてくれましたネ

 

っていうか、なんかもう勝手に親心?

去年の東京鬼鷲での舞台を初めに、
色んな舞台で色んな役柄をこなしてきたのをずっと見てきてて
「月下に語る」でも少しではあったけど一緒に作品作りしたこともあってか
なんかもう身内!?みたいな気分

先月の尚巴志での、アカインコ&オモロコンビもそうだったけど、
今度は阿麻和利&賢雄か~。

このコンビもなんだか不思議よね~。

いやはや、今後も2人で切磋琢磨していってほしいものです☆

 

 さあ、そんなチャレンジキャストな阿麻和利と賢雄。 

賢雄にうるさいワタシですよ。

ええ、そりゃ~もう、うっとおしいほどに(笑) 
だから長くなるのは許してね。
(決して他のキャラ・役者さんをなおざりにしているわけではないの。賢雄が好きなだけ)

好きな歴史上の人物として、阿麻和利越したかもよ。
(いや、でも阿麻和利との関連性で好きなので、やっぱり2人セットかな)

いやぁ、しかし、しっかり賢雄してくれましたねぇ~( ´艸`)

最初、演者さんのイメージ的に華奢すぎないかなぁ? とも思ったりもしたんですが、
腕を組む仕草とか、ゆったりした落ち着いた動きで、なんか大きく見えたよ。

登場してしばらく、一言も発しないっていうのもいいね(笑)

目で語る男、賢雄

髪型とかも、今風イケメン君だし、
普段の会話の発声がもうちょっと重々しくなれば、もう完璧ですね☆
(叫ぶとか怒鳴るとかは結構重いのでGOODです♪)

ともあれ、オモロ君系のイメージを引っ張らせなかったあたり、
見事な役変化でした。

 

盛親、護佐丸、阿麻和利もかっこよかったな

やっぱり刀と刀のせめぎ合いに効果音入るのイイよね☆

こういう戦いのシーンは難しいから、
変に動作が遅くなったりお互いに遠慮しぃになって、
わざとらしい演技っぽくなったり、それゆえにしょぼく見えちゃったりしがちですが
なんか、今回はそれがあんまりなかったな。

組み合いのバリエーションも増えたのかな。

「お~!カッコイィ~!」って、見ながら満面の笑みでしたもん。
(↑絶対笑うシーンではないのだけれど)

キーワードはスピード感よね☆
(あとハデさ。←ハデ好き(笑))

ワタシ的に目指してほしいのは、何回も書いてるけど
座喜味棒のあのスピード感と迫力なのです(^ω^
簡単にできることじゃないことは分かってます。(下手したら大怪我モノだし)
でもあの到達イメージがあったらいつか近づけるよね♪

 

しかし、ここまでは「お~、阿麻和利も賢雄もスゴイスゴイ」と
割と感心しながらどこか余裕もって見てたんですが、

…しまった、油断した!

まったく気を抜いてたあのシーンで、

 

鼻血ブー(※心象表現)のノックアウトが!!(´Д`;)

 

それは、肝高の阿麻和利にもある、
百十踏揚に対して賢雄が中城戦の報告をするシーン。

悲しみに泣き崩れる百十踏揚に対しての、賢雄。

 

ぐおぉ……っ!!(悶絶)

 

思わず手ぬぐいを握り締めましたよ(笑)

慰めようと手を伸ばすも、結局触れることなく、声もかけたくてもかけられず、
そうこうしているうちに阿麻和利が来ることに気付いて
気持ち引かれながらもそれを振り切ってそのまま立ち去る、みたいな。

この賢雄の心情表現たるや!

ワタシのどツボな魅せ方を、
どうもありがとうm(_ _)m

いや、もう、最後の最後にヤラれたわ。

それまではそんな仕草はあまり見せてなかったから
全くもって油断してたわ~。

普通に肝高の阿麻和利みたいに賢雄が百十踏揚を抱きかかえてたら、
「にやり」ぐらいで終わってたんだけど、そうしなかったあたり余計に…。

こういう、阿麻和利―百十踏揚―大城賢雄の三角関係が理想なんです(笑)
(阿麻和利、百十踏揚はラブラブで、賢雄は秘めた恋、みたいなね!←妄想炸裂中)

前回はどんなだったんだっけ
あいにくこのシーンは覚えてないな…?
(ってことは、肝高の阿麻和利と同じ感じだったのかな?) 

 

そんな賢雄に対しての阿麻和利も、

ちゃんとキャラクターが区別化されてて
前回と同様、さわやかヒーロー好青年♪

そしてやっぱり渋い♪

中学生であの落ち着き・大人っぽさは何だ(笑)

なんか優等生系が似合う感じ?

でも空手とかはスゴイ力強くてかっこいいよねー。

実は目力もスゴイあるし。
(目が大きいから威力倍増)

落ち着いた物腰に、秘めたる力強さ

ってところでしょうか。

 尚泰久からの手紙を受け取ったときの仕草が「オっ」ってなりました。

破るでもなく、握る潰すでもなく、でも動揺はしてる。

怒りというよりは、驚きのほうが勝ってる感じ。
そして後からふつふつと沸き起こる怒りや苛立ち、焦り。

そういう仕草でもちょっと人物像の違いが見てとれるのが面白いな☆

 

そしてクライマックスのダイナミック琉球に、
カーテンコール。

思わず素の表情が垣間見れた退場に、

「ううぅ、阿麻和利も賢雄もすごいがんばったね~~~~
っていう感情で胸がいっぱいに(笑)

 だって2人とも中学生だよ!?信じられる!?

って、知らないで見てる人に言ってやりたくなったよ。

もちろん、「中学生だから」などという括りは
あまりふさわしい褒め方じゃないかもしれないけど…

でもなんかそれがかえって胸をグサグサと刺すのでした

どうしてくれるの、この胸のキュンキュン
(舞台終わってからもかなり引きずったし(笑))

 

そういえば、客出しではかなりモテてましたね(笑)

いや、うん、惚れるよね。

わかるわかる(笑)

 

扇子の舞も、かっこよかったぞーーーー!!

もっと長いバージョンで見てみたぁ~い!!

 

はい、そんなこんなの、2度目の「義の漢 護佐丸」でした!!

 今回UPが遅れた上に
かなーり偏ったレビュー(+支離滅裂妄想気味(笑))になってしまいましたが…
ごめんなさい、親心と思って許してね
(他意はないのよ)

 

現代版組踊「義の漢 護佐丸」

またやってくださいね!

またやってくださいよ!?

 

いや、もう、マジで。

 

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68~。

翔べ!尚巴志グッズを買ってくれた人も
販売スタッフさんもありがとうございます~f(^ω^:

コメント (10)
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命日。

2011年11月15日 | ・徒然日記

今朝、ショクバのスケジュールボードに

 

11/15

 

って書いたとたん

 

「…あっ!」

 

 

今日は、

坂本龍馬の誕生日であり、命日です。

 うーとーとー。

 

琉球史好きはここ3年くらいだけど、

坂本龍馬&幕末は高校生の時からのファン。

年に1回ペースで京都に行く際には
龍馬のお墓参りは欠かせません。

 

というわけで、久々の幕末&京都ネタの記事でした。

写真は今年1月に京都に行った時の、
たぶん建仁寺。

(この時の旅行レポも中断したままだわ…;)

 

 

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護佐丸レビュー、書いてます!

書いてます…けど!

まだ半分

今日も帰宅するの遅くなっちゃって…
今日中にUPできなかったらごめんなさい。

写真も1枚もないしな~


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しばし待たれよ

2011年11月14日 | ・現代版組踊レポ

 

こいつ↑ 3度目の登場。

 

ゴメンナサイ。

護佐丸レビュー、明日に持ち越しです…

 

一応ね、
本職のほうもちゃんとシゴトせんといかんのでね…

(本当は琉球史関係のことばっかやっていたいんだけどサ(´_ `) )

 

今日はメールとコメントのお返しだけで失礼します

 

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