5月10日 大相撲
今場所は初日より大波乱、そういっても横綱白鵬を破ったのは巧者安美錦ですから、あながち番狂わせとは言えないかもしれません。こうなったら史上初という大関六人衆、優勝を狙うには絶好のチャンスでありました。初日に揃って白星、こんなことは滅多お目にかかれません。いざいざといったところがなんと2日目鶴竜・琴欧洲・日馬富士と枕を並べて、イヤ黒星を並べてしまいました。唖然茫然そして暗然、こんなことってあるんですね。これってナニ、丸ごと珍百景でありました。そして琴欧洲が2日目3日目と連敗、把瑠都が4日目に土。
こんな大関陣では到底白鵬の牙城に攻め入ることは、束になってかかっても叶いそうもありません。数字的にはですよ、この後仮に半分の大関が白鵬を倒せば1プラス3で4つの黒星をつけることが可能なわけでして、そうなればといった計算も成り立つわけです。
しかし残念ながら先ずは無理と言わざるを得ません。この先抜きんでて強い大関がいるわけではありません。大関同士の星のつぶし合いを生き抜き、白鵬と対等に勝負できる大関がいればということの一語に尽きます。
そんな大関陣の中、茨城県は牛久出身の稀勢の里が、琴奨菊と並んで白星街道を行く、なんて嬉しい限りであります。昨日は後援会の人たちが乗り込み「稀勢の里コール」で大変でした。
しかし同郷の雅山、高安と4連敗を喫しているのが残念です。
小生としては稀勢の里に大関六人衆の中で、抜きんでた大関を期待するわけであります。勿論琴奨菊にも期待大であります。でなかったら国技館に往年のような、連日超満員といった相撲人気を取り戻すことは出来ません。
一方的に負けてしまいました。
優勝は望みませんかせめて、せめて大関らしい星を残して貰いたいです。