うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その八十八

2010-02-01 05:27:56 | 日記

二番目の姉のこと<o:p></o:p>

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 千葉の妹から電話が入ります。深刻な声が耳に飛び込みます。横浜の姉からの電話の内容を告げます。ぎっくり腰で痛くて身動きできないでいる、家政婦さんをお願いしたのだが、急には間に合わないということで、直ぐに来てくれないかというので、これからオトウサンに車で送ってもらって行くというのです。<o:p></o:p>

 横浜の二番目の姉はすでに80を越え、つい最近一人娘に先立たれて悲嘆のどん底にいるのです。とにかくお前も丈夫なほうじゃないのだから気をつけて行きなと電話を切って、姉に電話します。とにかく痛くてベッドにうずくまっている状態で、こんなときばかり電話して悪いのだがと息苦しそうです。そんなことないよ、家政婦さんより実の妹のが気が置けなくていいじゃないの。なんでも頼んでやってもらったほうがいいよと、話すのも苦しそうなので早々に電話を切ります。<o:p></o:p>

 妹はついこの間直ぐ下の妹が死んで、見舞いや葬儀、そして姪っ子の手伝いと、泊まり続けて手助けしてわが家へ戻ったばかりです。亭主と二人暮らしで一番身軽とはいえ、齢は70を越えているので大変は大変なのですが、連れ合いがマメで気さくな男なので頼りになります。<o:p></o:p>

 妹から医者から帰っての知らせが入ります。痛み止めの注射をし、点滴治療を受けて痛みも収まり、今食事して食欲旺盛よと笑っています。どうやらぎっくり腰でなさそうで、明日精密検査をするとのことだそうで、とにかく痛みが治まったということでホットします。<o:p></o:p>

 しかしホットしたのも束の間、翌日妹から姉が入院したと言ってきました。やはりぎっくり腰なのではなく、以前にも同じことがあったらしく、妹もパニック状態で要領を得ないのですが、どうやら脊髄の状態が異常で骨が神経を逆撫でするため、痛みが走るらしいということらしいのです。とにかく最悪の場合手術が選択肢として浮上しているのですが、姉は先生に手術は勘弁して下さいと手を合わせているといいます。<o:p></o:p>

 娘を癌で先立たれ、今我が身をベッドに横たえ、医者に手を合わせる姉が哀れでなりません。<o:p></o:p>

 妹は痛みの処置は先生頼みで落ち着いているので、あたしに来る必要はないと言い、自分ももう少し姉が落ち着いたら、一度オトウサンに迎えにきてもらって家へ帰り、とんぼ帰りでまた戻るようにすると言います。そうだそうするがいい、入院しているのだからとりあえずは心配ないのだからと力づけます。<o:p></o:p>

 妹は全く老老介護だよと電話の向こうで笑っていました。<o:p></o:p>


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2 コメント

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Unknown (■かわぐち えいこう)
2010-02-01 12:01:37
腰の痛みは大変ですね。漁師見習で一番気をつけているのが、ぎっくり腰です。ウニ漁も頭を海のほうに出しているので、腰が痛くなります。ウニ漁が終了しも、すぐには立ち上がれない感じです。この程度は、温泉に3日も入ればで治りますが、背骨が擦り切れて神経に触ると、電気が走ったようになり、大変だと、亡くなった母はよく言ってました。
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Unknown (みどり)
2010-02-01 13:07:56
姉上さまや妹様のこと、全て気がかりですね。
私たち3姉妹は、うたのすけ様のご姉妹より少しばかり歳下のようですが、やがて来る道と思っております。
私の姉も若い時に足腰を痛め、今でも時々その時の後遺症に苦しんでおります。
姉上様の脊髄の痛み少し理解できます。
とても辛いと聞かされています。 
 皆様どうぞご無事に、回復を念じております。

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