昨日のつづきです。
ほどなくタクシーが到着、人通りのない田舎道を五分ほど走って、それらしい建物が見えてきました。「青洲会病院」、なんでも花岡青洲に因んだ病院とかですが、詳しいことは詮索しておりません。時刻は昼をだいぶ廻っていて、面会時間の決まりが心配でしたが、妹から遠方より身内の者が面会に来ると話してもらっていますので、委細構わず三階の病室に直行します。
ナースセンターの前を頭を下げて通過、おずおずと病室に入ります。四人部屋で窓際のベッドに妹はにこにこしていました。すこぶる元気そうで顔色もよく、これなら手術に耐えられると直感します。ベッドのそばの、話に聞いている友だちと挨拶を交わします。彼女は妹が術後、自分で身の回りのことを、ある程度できるまで世話をしてくれるということであります。それもわざわざ大阪から来てくれて、博多のホテルに宿泊してくれてのことであります。
昔からの友だちとはいえ、旦那さんを一人大阪に残してのことでして、ただただ頭が下がります。妹にとって頼りになる亭主は老人ホームで車椅子生活、ほかに身内がそばに居ない境遇では、まことに大事な大事な友だちです。
明日は八時半オペ開始で、四時間強の時間を予定しているそうであります。背筋にメスを入れるとか、手術の要領の書き物を見せられますが、半分程度しか理解はできませんで、すべてはお医者さんにお任せするしかありません。
明日は昼ごろ来るからといって、帰ることにします。明日は一応家族控室で待機していて、術後担当医から説明があるということであります。
玄関そばのタクシー会社直通の無料電話で車をお願いします。
博多駅を出て、駅のそばと謳っているホテルを探そうとしましたが、直ぐに諦め、客待ちのタクシーに案内してもらいます。乗ったらちょっと走って直ぐに下車で笑ってしまいました。
フロントで手続きを済ませ、直ぐに風呂です。ホテルの風呂は大の苦手で嫌いなのですがこの際です、カラスの行水でさっさと身支度、夜の博多の街にと飛び出しました。かみさんは帰路、妹の元気そうなのに、よかった、よかったの連発でありました。
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お早うございます。
すべてお察しの工程?で事は順調にすすみました。