うたのすけの日常

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うたのすけの日常 新聞記事のスクラップノート99

2012-10-25 06:45:47 | 日記
                やり切れません子供の受難

              

 「子だくさん死の旅路 横浜→高知」 「五、四、三才児を絞殺」「母死にきれず六才長女を連れ自首」なんともまあむごい見出しであります。悲劇は昭和49年の暮れは29日に起きました。
 高知県高岡郡中土佐町の旅館に泊まっていた横浜市戸塚の、バス運転手Aさん(33)の妻B子(29)が長女(6才)を連れ須崎署の派出所へ「旅館で子供3人を殺した」と自首してきました。
 旅館を調べたところ2階6畳間のふとんの中で子供3人が首を絞められて死んでいて、須崎署はB子を殺人で緊急逮捕します。
 B子は28日夕方同旅館に投宿。子供4人が寝入った午後10時ごろ自分のスカーフで子供を次々に首を絞めて殺し、最後に長女の首を絞めようとしたところ長女は目をさまします。長女を眠らせてから再び首を絞めるつもりだったが一晩中寝ないので、子供のそばで一夜を明かしたと言います。その間の彼女の心中やいかばかりか、想像を絶するものがあります。また虫が知らせたのか、一晩中寝ずにいた長女の生命力には驚嘆します。
 調べによりますと、夫はさる7日ボーナス12万円が出たが、B子はそれをそっくり持ち出して子供と北海道旅行するなどして全部使い果たし、夫に叱責されます。これ異常な行為というほかありません。
 Bこはヒステリー状態となり、ふたたび子供を連れ北海道の実家に行こうと羽田に向かいます。しかしどの便も満席のためへェりーボートで高知に向かったのです。そして旅館を転々、最後の旅館で子供の寝顔を見ているうち、来年から1人ずつ小学校へ入り、生活が苦しくなると前途を悲観、いっそ子供を殺し自分も首をつろうと思い立ったと言います。
 この時代福祉政策はどうだったのでしょうか。子供手当などまだまだ先の話だったのでしょう。残念無念であります。
 B子は春ごろからノイローゼで一時通院していたこともあるそうです。それにしてもであります。悲劇は防げなかったのでしょうか。
 事件の知らせを受けたAさんは29日午後1時ごろ新幹線で現地へ向かいました。

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2 コメント

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Unknown (みどり)
2012-10-25 07:13:59
 虐待による子どもの死亡事件、毎日のような報道に、つい目を背けテレビを見たくないと思う時も多いです。
殺害するなら、いっそ交番前にでも遺棄して、養護施設で育てて頂いたら等とも思います。
もちろん自死は哀しいですが、子どもの未来を案じて、命を奪う親心など要りません。
「自分だけ死んだら」と怒りをぶつけたくなります。
 こちらの記事ですが、長女さんは一生心の闇を負わされましたが、今は懸命に生きておられると思いたいです。
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Unknown (うたのすけ)
2012-10-25 07:47:00
お早うございます。
長女は仰るように、懸命に生き抜いていると思いたいです。
きっと現在は幸せな日々を送っているのではないでしょうか。
それにしましても、子供の悲劇は今始まったこしではないのですね。どこかおかしいです。
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