うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 ことわざ・成句を散策 15

2009-12-24 06:10:40 | 日記

ことわざ成句使い方辞典から<o:p></o:p>

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慌てる乞食は貰いが少ない 仲間より施しをたくさん貰おうと慌てる乞食は、かえって施す人に欲心を見透かされ、かえって貰分を減らしてしまうこと。即ち慌てて利益を得ようとすると、逆効果になるという例えであります。<o:p></o:p>

この諺は巷間人々の何かといえば口にしたことと思われます。例えば特売などで、つい先を急いで早足になると、「そう急ぎなさんな、慌てる乞食は貰いが少ないっていうじゃないか。」<o:p></o:p>

ただし「急がば回れ」の意で「今はラッシュ時だからタクシーよりも地下鉄で行った方がよい。慌てる乞食は貰いが少ないよ。」と使うのは誤りとします。<o:p></o:p>

似た表現として「慌てる蟹は穴へ入れぬ」これはなかなか良いと思います。<o:p></o:p>

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鮑の片思い 磯の鮑の片思いとも言います。鮑の殻が二枚貝の片方だけのように見えることから、「片思い」を洒落ていう言葉です。「彼の恋は鮑の片思いに終わりそうだ」。<o:p></o:p>

鮑はミミガイ科の巻貝。殻が皿の形を成しているので、二枚貝が片方の殻を忘れてきたように見えます。<o:p></o:p>

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いずれが菖蒲か杜若 「あやめ」も「かきつばた」よく似ていて区別が付けにくいことから、いずれも優れていて選択に迷うことの例えであります。<o:p></o:p>

補説として、どれもこれも似たり寄ったりで、特にすぐれたものがないときは「団栗の背比べ」と言い、「応募作品は団栗の背比べであり、決していずれが菖蒲か杜若で、どれもこれも平凡だね」とは使いません。<o:p></o:p>


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2 コメント

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Unknown (みどり)
2009-12-24 17:31:25
 私は此の諺は女性の美についてのみ用いるのかと思っておりました。
此方を拝読させて頂きましたが、比較しがたい優れたもの全般に用いてもいいのですね。
生け花のお稽古で菖蒲と杜若の区別の仕方、見分け方を習いましたが、どうも身に付かなかったようで、今も瞬時に判断が出来ない場合が多いのです。
菖蒲や杜若に比べられる、しっとりとした美しい女人に憧れますが、最近の美の基準は様変わりしましたね。
活発でパキパキした女性達を前にして、此の諺を用いているのを聞きましたから、本来は幅がある用い方でよかったのかと、改めて教えて頂きました。
ありがとうございました。
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Unknown (うたのすけ)
2009-12-25 08:04:55
みどりさんへ。
お早うございます。
そのようですね。あたしもなるほどと納得した次第です。
なお菖蒲も杜若も全然区別できません。
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