観測にまつわる問題

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漢民族起源でない中国

2018-05-21 09:22:55 | 日記
チャイナドレス)満州民族の正装。辮髪も今はやっていませんが満州民族の風習です。

東北三省)明の時代の最大領域には含まれているようですが、伝統的には漢民族が住む土地ではありません。満州民族(清)が中国を支配することによって、中国に分類される土地になったと言って良いでしょう。中国人心理ではユダヤ人が故地に帰るような話には共感できない気がします。東北三省を返せと言われると困るからです。特定アジアに共感しがちが日本の左翼の特徴ですが、イスラエルと戦いたくなる心理(日本赤軍とかいました)は歴史・伝統の軽視と繋がってくるのかもしれませんね。満州国の建設とはシオニズムの興隆を受けての政策である可能性があると思います。当時の日本人は西洋人がやってOKで日本人がやって反対は差別ではないかと反発した可能性があるのではないでしょうか?逆に満州国建設がイスラエル建設に繋がったと言えなくもないかもしれませんが。西洋側から見れば、満州民族の故地と言っても、傀儡じゃんということだったかもしれません。

青海省)シレっと中国の一省になっていますが、伝統的に漢民族の住む土地ではありません。中国の歴代王朝の地図を見たら、河西回廊(甘粛省)は結構昔から異民族と共存しながら漢民族の支配があったことが分かりますが、青海省(黄河、長江、メコン河の水源地帯でもある)はずっと(モンゴル支配もありつつ)チベットでした。

新疆ウイグル自治区・内モンゴル自治区・チベット自治区も明あたりまでは大体漢民族とは関係ないですね。特に新疆ウイグル自治区。そう考えると満州民族(清)の影響は極めて大きかったと指摘せざるをえません。

こうした中国の異民族支配の現状に反発したのが朝鮮で自己を中華文明の継承者と考える小中華思想がありましたが、日本が自己を中華文明の継承者と考えたという話は聞いたことがありません。

簡単ですが以上です。中国に関してはおいおい考察を深めていきたいですね。


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