日々のblog  牛込伸幸FP事務所

群馬県高崎市のファイナンシャル・プランナーの暮らしとお金のblog

一般家庭が、していい借金と悪い借金

2010-06-17 | 家計
おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。

ここ数日、いいお天気が続きます。
保育園児の次女3歳は連日、保育園で総お着替えです(笑)
友だちと一緒に大きな砂場でする泥んこ遊びは、
さぞ、楽しいでしょうね。

関東地方は明日から梅雨らしくなるそうです。
今日は晴れでないとできないことをしておこうと思います。


●一般家庭が、していい借金と悪い借金

昨日、改正貸金業法のお話をしました。
今日はそれに関連して、いい借金と悪い借金というお話です。

私は、一般家庭の方がしていいのは、住宅ローンだけだと思っています。
説明は省きますが、現金で買うのは大変ですよね。
金利は先にマイホームを手に入れるためのコストです。

事情によってはいいかなと思うのは教育ローンと自動車ローンです。

教育費は、子どもが生まれたらすぐに準備を開始、
自動車は、車を買ったらすぐに、次の車のためにつみたてを開始、
これで、教育ローンと自動車ローンは回避できます。

教育ローンに頼ると、老後資金の準備が遅れるので、
慎重な検討が必要です。

教育費は、最近、
いくらかかるか?から、
いくらかけるか?
という予算化する発想が大切といわれています。


そして、やってはいけないのは、生活費を借りることです。
これが今日のテーマです。

銀行のカードローンのパンフレットを見ると、
資金使途(お金の使い道)に、

自由(ただし、生活費と投資は不可)とあります。

カードローンは100万円などの枠を設定して、
その範囲内で自由に借りたり返したりするものです。

借りるときは、自分でATMで引き出すので、
何に使ってもわかりません。

でも、書いてあることには意義があると思っています。

・・・

住宅ローンは、

マイホームを購入して、そこに住みながら、
ローンを返済していきます。

そして、だんだん残高が減って、最後は完済です。


一方、生活費を借りると怖いのは、
それが繰り返されるリスクが高いからです。

生活費を借りるということは、
生活費>収入という事態に陥っていると予想されます。

毎月の赤字をボーナスでカバーしていたところ、
ボーナスが大幅にカットされたら、資金がショートしてしまいます。

この生活費>収入を改善しない限り、
借金を繰り返し、ふくらませるリスクを抱え続けることになります。

また、貯蓄がないことも、同じようなリスクを抱えます。
結婚式に招待されたり、車検が来たり・・・
貯蓄がないと、その都度、借金をせざるを得ない状況になります。

生活費を借りているということは、
生活費>収入の状態なので、
その後、この借金を返せることは稀です。
(何とかなると思って、手を出してしまうのですが)

家計の管理は、

①収入の範囲で生活すること
②最低でも半年分の生活費を貯蓄すること

この2つが大切です。

それがそろったうえで、
車や教育費、老後の貯蓄という流れになります。

すごく説教くさい文章だなと思って反省しています(苦笑)
でも、まじめな方ほど、陥りやすいことなので、
どうしてもお伝えしたかったのです。

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