JR福山駅前から路線バスで30分(540円)ほどのところに鞆の浦がある。
バス停から常夜燈が建つ場所までの途中の小高い丘の上に「福禅寺對潮楼」(200円)があって、「日本一の眺め」との宣伝文句につられて入場してきた。
向かいの弁天島や仙酔島などの眺めは海を挟んで気持ちが良いものの、日本一かは個人差があるかもしれない。
でも、坂本龍馬が関連する幕末の「いろは丸事件」の談判場所だった事や、幕末維新の志士達の写真や資料は興味深かった。
そこから先の古民家がちらほら並ぶ街並みの途中に、例のアニメのキャラが水を吹いている作品を見つけた。
鞆の浦のシンボル「常夜燈」周辺と奥まった裏側にはたくさんの小型船舶が係留されていた。
古の時代には「風待ち、潮待ち」などでも繁栄した港(川では大井の渡しかな)だったようだが、今ではこじんまりした漁港の雰囲気だ。
「日本一駅から近い城」がうたい文句のようだ。
瀬戸内海に抜ける運河も備えていた海城だったようだが、その運河も三の丸を横切るJR線で断ち切られている。
現在の天守は昭和41年に鉄筋コンクリート造りで再建された建物だが、伏見櫓と筋鉄御門は築城時からの現存建物らしい。
晴れ、約9km、2時間30分のトレッキング。
メインは村山貯水池建設時の資材運搬で敷設した軽便鉄道跡のトンネル歩きでした。
途中で足腰守護との案内看板につられて「横田子之権現社」に参拝してきた。
中劇場へのアプローチには衣装などのオペラ使用の小道具(写真は古代エジプト舞台の「アイーダ」で使用)がいくつか展示していました。
今回の演目は、東京オペラプロデュースの「エトワール」全3幕です。
E.シャブリエ作曲、八木清市演出、飯坂純指揮、東京オペラ・フィルハーモニック管弦楽団。
翠千賀(ラズリ)、羽山弘子(ラウラ王女)、上原正敏(ウーフ一世)、峰茂樹(シコロ)、前坂美希(アロエス)、他。
軽快な音楽と、練られたストーリー、キャストのキャラも良く、日本語セリフも今風ギャグでおもしろかったです。
中劇場は1,000席程度でどの座席からも舞台は近く見えて、演技をより身近に感じることができます。
☆☆☆☆
全1幕
G.ロッシーニ作曲、松本重孝演出、園田隆一郎指揮、東京フィルハーモニー交響楽団。
砂川涼子(コリンナ)、中島郁子(メリベーア侯爵夫人)、佐藤美枝子(フォルヴィル伯爵夫人)、山口佳子(コルテーゼ夫人)。
温泉旅館のセットを活用してコントを展開するものの、ガラコンサートの雰囲気なオペラです。
出演メンバーは良かったと思いました。
☆☆☆☆