10倍楽しむ為の旅no心得

海外・国内問わず、旅は楽しいもの。
人の知らないちょっとしたアイデアや豆知識で
より快適な旅を。

DFSの方法はしっかり覚えないと損をしますよ!

2010年03月22日 | 海外旅行
前回に引き続きショッピングのあれこれをご紹介します。

欧米には欧米のショッピングのマナーがあるのをご存知ですか?
ブティックなどに入るとスタッフが声をかけてきますが、
このスタッフがあなたの担当と認識しましょう。

商品に触れる時には、
あなたの担当にその旨を伝えてから手に取るようにします。
日本のように勝手に商品に触れることは、
欧米ではマナー違反になります。
スタッフが怖い顔で睨んでくることもあります。

また、ショップ内であれこれ眺めていると、
スタッフが
May I help you?(お手伝いしましょうか)と声をかけてきます。
あなたが買う意思がなければ、
I am (we are) just looking(ちょっと見てるだけです)と
はっきり応えましょう。
また、ショップでの出入りには挨拶を交わすのがマナーです。

では、どういった店を選ぶのがいいのでしょうか?

買うものにもよりますが、
民芸品や特産物は市場や蚤の市がお勧めです。
ブランド品、すなわち宝石・貴金属・時計・衣服などは、
ブランドの直営店、専門店、デパートで購入するほうが安全です。
偽物を掴まされない為にも、
信頼と安心のおける店でショッピングすることをお勧めします。

海外でよく目にするものに免税とか免税店とかありますが、
みなさんは何のことかご存知ですか?

字のごとく税金を免除してくれるのです。
だから免税店は安く物が買えるところぐらいの認識だと思います。

本来、海外の国々・地域のショップの商品の定価には、
付加価値税(VAT)が含まれています。
そもそも付加価値税はその国の人々が払う税金です。
そこで、ショップで支払った付加価値税を
外国人には払戻(リファンド)しようという制度です。

例えば、フランスの免税の対象最低額、
すなわちショッピングの合計額が175EURであることが
条件になっています。
そして、払戻率は約13~18.6%となっています。

また、海外での免税(Tax Free)ショッピングは、
免税店(Duty Free Shop)、機内販売、
グローバル・リファンド加盟店(またはプレミア・タックス・
フリー加盟店)の3つに大別することができます。

免税店・機内販売は免税価格で支払うため免税手続きは不要です。
グローバル・リファンド加盟店は、
付加価値税を含んだ価格の金額を店舗で支払う為、
免税制度、即ち「外国人に対する付加価値税を払い戻す制度」に
浴するために免税手続きが不可欠です。

なお、アメリカの場合、DFSはあっても、
ヨーロッパのようにショップで支払った付加価値税を
外国人に払戻す(リファンド)Tax Free Shopはありません。
DFS以外で買物をする際には、
旅行者もアメリカ人と同様に州税を支払うことになり、
税率は各州によって異なります。

次に免税手続きの仕方をお教えしましょう。
免税払戻代行会社は、グローバル・リファンドと
プレミア・タックス・フリー社の2社に大別されます。

プレミア・タックス・フリー社の場合、
細長いレシート(プレミア・リファンド・バウチャー)が
免税手続書類となっています。

次にグローバル・リファンドの免税手続を説明します。

ショッピングにおける付加価値税の払戻(リファンド)は、
グローバル・リファンド加盟店、
「TAX FREE」SHOPPINGのマークのある店で
ショッピングしなければなりません。
加盟店で免税対象金額以上のショッピングをしたら、
店に必ずグローバル・リファンド・チェック(払戻申請書)を
パスポートを提示して記入してもらいます。

この国から出国する際、
空港の出国税関で「グローバル・リファンド・チェック」に
輸出承認印「税関スタンプ」を押してもらいます。
この際、パスポート、航空券(搭乗券)、レシート、商品を
窓口で呈示しなければなりません。

また、複数のシャンゲン協定加盟国を旅する場合は、
最終出国税関でまとめて免税手続を実施します。
なお、グローバル・リファンド加盟店は、
世界37ヶ国、24万店舗が主な都市にあります。

最後に免税払戻(リファンド)の受け取り方はいくつかあります。
キャッシュの場合は出国および
入国キャッシュ・リファンドカウンターで受け取ることができます。
他には、クレジットカード口座への還付(請求金額の減額)、
銀行小切手を自宅へ送ってもらう方法です。

なお、キャッシュはその国の現地通貨となります。
入国キャッシュ・リファンド・カウンターは、
成田空港と関西空港にあります。

ところで免税店で購入した品物が
空港の搭乗口で引き渡しになる理由についてご存知ですか?

例えば、韓国の免税店での免税は、
あくまで外国人への特典であり、
万一、ソウルの免税店で買った商品をソウルで用途とした場合、
免税の趣旨に反する為、
帰国便の搭乗口(出国確認)で手渡すという
面倒な方法をとっているのですね。

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旅行スタイルは本当にこれでいいの?

2010年03月08日 | 海外旅行
海外旅行の楽しみの一つがショッピングです。
一方、ショッピングの機会がスリ・置き引き・ひったくりの
被害に遭う確率が高いと言われています。
盗難トラブルへの気くばりを怠らず
楽しいショッピングがしたいものです。
ブランドショップの大きなペーパーバッグをぶら下げて闊歩すれば、
犯人に金持ち日本人の印象を与えることになると注意しましたよね。

パリの貴金属のブランドショップカルチェ(Cartier)では、
品物を入れたカルチェのペーパーバッグを
さらに防犯対策から無印のペーパーバッグに二重に入れてくれます。
この気遣いからも防犯の意識の必要性を
再認識させられますね。
高級品貴金属も安手のビニール袋に入れて歩けば安全ということです。

私は海外のパックツアーに行くと
どうしていかにもみやげもの屋という店に連れて行くのか
いつも疑問に思っていました。

まあ、海外旅行だけじゃないのですが、
国内のツアーでも決まったように魚市場とか、
何とか物産店とかにわざわざ遠回りをしてでも連れて行かれますよね。
不思議に思いませんか?

海外の場合、
コーディネーターとみやげもの屋が取り決めをしていて
観光客を連れて行くと特典があるみたいですよ。
だから無理矢理でも連れて行みたいですよ。

本来なら、
目的地の国々や地域の民芸品や特産品やアンティークなどは、
いわゆる観光スポットのみやげもの屋ではなく、
旧市街地の地元に密着した商店街やマーケット、
市場、蚤の市、フリーマーケットなどで
地元の人たちに混じってショッピングするほうがお勧めなんです。

しかも値段は数段安いし、駆け引きは面白い、
なんといってもその国の本当の姿が分かります。
見せかけの生活や商売ではなく、
人と人とのコミュニュケーションの場という実感が持てます。

今までの旅行を思い起こしてください。
綺麗な景色は当然見たでしょう。
綺麗なレストランで美味しい食事をしたでしょう。
綺麗で品物豊富な店でお土産をかったでしょう。
それだけがあなたの旅行なんですよ。

賢明な方なら何かないということに気づかれるでしょう。
そうです。
人とのふれあいや会話、コミュニュケーションが全くないんですね。

引っ込み思案で恥ずかしがりやの
日本人の性格には合っているのかもしれませんが、
昔からの格言で「旅の恥は書き捨て」というように、
好奇心を持って積極的にコミュニュケーションをとること
それが本当の旅なんではないでしょうか。

旅行代理店にも問題があります。
スケジュールをそつなくこなせば、
客は文句を言わないし面倒もないと決めつけ、
いつの間にか旅行を楽しんでもらおうという意識が
希薄になってきているのではないでしょうか。

確かにガイドなどは、
何度も同じところへ行って興味を失っているのかもしれません。
だから、やたらめったらうんちくばっかり多い人いませんか?
大概の人は初めての国や地域で、
見るものがすべて珍しいものです。
建物や遺跡や景色に説明はいりません。
百聞は一見にしかずというように見ればだいたいのことは分かります。

もし、うんちくが知りたいのなら
移動のバスの中でガイドブックを読めば十分です。
それが分かっていないガイドのなんと多いことか、
私の経験から言えば、
ペルーの国立人類学考古学歴史学博物館を訪れた時、
ガイドがいかにインカ人は石と石を隙間無く合わせる技術を
持っていたかという話を延々としていて
この博物館で最も見ることを楽しみにしていた
ミイラを見られなかったことが
今も思い出しても悔しくてなりません。

なんかショッピングの話から
ツアーに現状~あるべき姿というか
変な方向に行ってしまいましたが、
お客が求めている旅行のスタイルや方法が、
お仕着せではない
新しいことを模索する時期に来ているのではないでしょうか。

世の中が不況、不況といって
業績の悪くなったことを責任転嫁していますよね。
つぶれる会社もありますが、
業績を伸ばしている会社も当然あります。
旅行にしても、
出かける人がいなくなったかと言えば、
以前と変わらない人々が旅行に出かけていきます。
ただ、社会の景気によって
ニーズが変化しているだけなんです。

すべてのことにはタイミングと
要求に応えられる柔軟な思考によって成り立っています。

今回は海外でのショッピングをご紹介するはずでしたが、
思わぬ脇道にそれてしまいました。
ショッピングの続きは次回お送りします。

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