10倍楽しむ為の旅no心得

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荷物の重量超過は大丈夫ですか?

2009年09月21日 | 入・出国手続き
海外旅行に行くとき、
ついあれもこれもってトランクに詰めて
重量超過したことってありませんか?

通常、
海外旅行の荷物には、
搭乗者が機内に持ち込む持込手荷物と
航空会社のカウンターで預ける受託手荷物があります。

それぞれの手荷物には重量と寸法の制限があり、
重量制限をオーバーすると超過手荷物料金を請求されます。

では、
その手荷物の寸法と・重量制限はというと、
持込手荷物の場合、
3辺の和(縦+横+高さ)が85cm以内の
ハンドバックやショッピングバック1個の他に
3辺の和(縦+横+高さ)が115cm以内で
寸法でいうとW55×H40×D25cm以内の手荷物1個とし、
両方の合計重量が10kg以内とされています。

なお、機内持込手荷物の寸法・重量制限は、
各発着便(米国便・欧州便など)や
各シートクラス(エコノミー・エグゼグティブ・
ファーストクラスなど)とも同一です。

次に受託手荷物の寸法および重量制限は、
行き先によって異なりますので注意が必要です。

米国(グァムを含む)・カナダ・メキシコ・ブラジルの場合、
エコノミーの場合、
3辺の和が158cm/個以内で重量が23kg/個以内、
個数は2個になっても(3辺の和が273cm以内)までで、
重量制限内であればOK。
エグゼグティブ・ファーストクラスは、
3辺の和が158cm/個以内で重量が32kg/個以内、
個数は2個まで。

欧州・アジア・豪州の場合、
エコノミー・エグゼグティブ・ファーストクラスともに
3辺の和および個数の制限はなく、
エコノミーの重量制限が合計20kg以内、
エグゼグティブの重量制限が合計30kg以内、
ファーストクラスの重量制限が合計40kg以内となっています。

一応、上記のようになっていますが、
例えば2人が一緒に旅行する場合、
各人の重量制限が20kgであっても、
2人合わせて40kg以内であれば問題はありません。
つまり、一人の手荷物重量が25kgだったとしても、
もう一人が15kg以内であれば問題ない訳です。
ただし、二人一緒にチェックインすることが条件です。

では、受託手荷物が重量超過した場合、
いったいどれ位の費用がかかるのでしょうか?

米国・カナダ・メキシコ・ブラジル方面へは、
手荷物の重量が無料手荷物許容量を超えた場合、
個数が1個超過するごとに次にチャージ料金が請求されます。

目的地によって料金が異なります。
グアム…8,300円
ホノルル・コナ…16,200円
バンクーバー・サンフランシスコ・ロサンゼルス…19,800円
シカゴ・ニューヨーク・メキシコシティ…22,000円
サンパウロ…34,800円
となります。

なお、2009年4月1日から
エコノミークラスの重量制限が
32kg/個から23kg/個以内に変更されたことに伴い、
23kg/個を超える32kg/個までの重量料か料金は、
5,000円/個またはUSD50/個となっています。

欧州便は一律ではなく超過した重量によって請求されます。
超過重量料金(円)=エコノミークラス普通料金(大人片道)×
1.5%×超過重量(kg)の計算に当てはめられます。

例で言うと、
東京-ロンドン間で5kgの重量超過の場合、
JAL片道458,000円×1.5%×5kg=34,350円となります。

最近スーツケース売り場に行くと、
TSAロックシステム適用と書いたものよく見かけます。
何だろうって疑問に思っている方多いと思います。
まあ、一般には新しい鍵の種類だろうくらいに
考えていらっしゃるんじゃないでしょうか?

実は、
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの後、
アメリカ便(ハワイ・グアム・サイパンを含む)の
空港での手荷物検査を強化したことに関係があります。
航空会社カウンターで預ける受託手荷物に関して、
X線検査次第でアメリカ連邦保安局(TSA)の職員が
スーツケースのロックを破壊して検査するようになったのです。
しかも、この施錠破壊に伴う賠償は一切ないのです。

このTSAの検査法に対して各航空会社は、
受託手荷物にロックをかけないよう注意を喚起していますが、
搭乗者から「施錠しないと心配…」という声が高まり、
この問題を解決する為に搭乗したのがTSAロックなのです。

これはTSAが認定したロックシステムで、
TSAロックを施錠した状態で手荷物を預けることができ、
万一の手荷物検査の際、
TSA職員がマスターキーで解錠して検査し、
何もなければ施錠した状態で戻してくれます。

アメリカのような技術開発が進んでいるところはいいのですが、
スーツケースの蝶番が壊されひもでくくって出てきたり、
スーツケースの側面に大きな穴が開けてあるなんて
ウソのようなことが本当にあったんですよ。
高級なスーツケースを持つより、
TSAロックのついた
何時壊されてもかまわないようなものを
買うのが得策のようです。

どんな服装で旅行に出かけますか?

2009年09月08日 | 一般知識
海外旅行に出かける時、
どんな服を着ていこうかとか、
どんな服を持っていこうかと悩んだことはありませんか?

韓国や中国といったお隣の国だと
気温や季節の移ろいは日本とあまり変わりませんが、
南半球や緯度の高い国や赤道直下なんかは結構悩みます。
ましてや昼夜の温度差がかなりある国とか、
赤道直下にあるのに高所にある国とかになると
想像ができなくていろんなものを持っていってしまいます。
結果、荷物の山と格闘することになるのです。

おまけにドレスコードがあるかもしれないなんて
考え出すとフォーマルからカジュアルまで
それこそあらゆる種類の服を持っていくことになります。

そんなことにならない為に、
目的地の気候、地域、行程、TPOを事前に調べ、
その旅行にあった服装プランを検討しなければなりません。

そこで簡単な地域別の服装の基本をお教えしましょう。

ヨーロッパの内陸部の国では、
昼夜の温度差は大きく、
昼間は暑くて夜間は肌寒いことがよくあります。
スイスなどでは夏でも氷点下になることさえあります。
夏の旅行でも
寒さを感じた時に羽織れるカーデガンやセーターが必要です。

東南アジアなどの暑い、
季節が夏の国に旅行する場合でも
ちょっと羽織れる衣類は必要です。
それは、車内、レストラン、ホテルなどの冷房の効き過ぎ対策、
外気と室内の温度差対策からです。
女性ならば、大判のスカーフやストールなどを用意すると
何かと便利です。

北半球に位置する日本から
南半球のオーストラリアや南米に旅行すると季節が逆転します。
真夏の日本を出発してオーストラリアに旅行するときは
服装に悩むところです。
この場合、
夏の服装、半袖シャツで出発して
到着後、長袖のシャツ、セーター、トレーナー、ジャンパーなどを
重ね着していくことをお勧めします。
逆に真冬の出発には、
重ね着の反対、
すなわち一枚一枚脱ぎさってゆく方法で対処します。

真冬に真夏の国に旅行する時に便利なのが、
成田空港などで行っている
オーバーコートを出発時一時預かるサービスです。
料金は各空港共通で
防寒具1着につき、4日以内1,000円、7日以内1,300円、
10日以内1,500円、11日以降10日毎に500円追加です。

これはJALが行っているサービスで、
JALマイレージ会員であればマイルも貯まります。
詳しくは0120-9191-20でお尋ね下さい。

海外旅行の服装に関して相対的なことを言うと、
ハワイにはハワイにマッチした服装があるように、
「郷に入れば郷に従え」の姿勢で地域の雰囲気になじんだ
服装を心がけることが大切です。
地域にそぐわない服装、
よく見かけるのが
発展途上国に行くのにこの時とばかりに
宝石類を首や耳や指につけてるおばちゃんとか、
やたらに肌を露出したねえちゃんとか、
意味もなくスーツをきたおっちゃんとか
意味のない真っ黒のサングラスをかけたにいちゃんとか、
ハッキリ言って田舎者の観光客丸出しです。
こうした人たちはスリやひったくりの格好の標的になる可能性が
高いと云わざるえません。
だって一目で観光客と分かるのですから。
みなさんはそんなことしていませんよね?

犯罪やトラブルを少しでも防ぐ為には、
地域にマッチした服装を心がけ、
地域の雰囲気を損なうような服装は避けるようにしましょう。

また旧市街や旧跡などの石畳を長時間歩くときは、
スラックスと厚底のスニーカーがお勧めです。
普段から着慣れたもの履き慣れたものがベストです。
よく、石畳をローヒールで歩いている女性を見かけますが、
足をくじいたり、転倒してけがをする原因になるので注意しましょう。

厳しい日差しの対策には、帽子、サングラス、日傘が必要です。
ただ、日本人の目の色素は欧米人に比べ光に強いので、
あまり大げさで突飛なものはさけ、
目立たず日よけのできるものを選びましょう。

キリスト教、イスラム教、仏教などの教会、モスク、寺院などでは、
肌を露出した半ズボンやノースリーブやタンクトップは厳禁です。

最後にドレスコードについて…。
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、
ドレスコードとはある特定のレストランやクラブ、
劇場、ホールなどで服装制限がなされることです。
五つ星レストランにTシャツ・短パン・ゴム草履では
入店できないということです。
これは雰囲気を壊さないために定められており、
特にヨーロッパは採用されているところが多いようです。

では何を着ていけばいいかというと、
スマートカジュアルのドレスコードであれば、
男性はジャケット、襟付シャツ、ネクタイ、
女性はワンピースなどの服装が必要です。

このようなドレスコードを定めているレストランは、
古き良き時代の雰囲気を今に伝えているところが多いのです。
格式をバカにしないで、
海外の独特の雰囲気に浸りながら、
おしゃれをしてディナーを楽しみましょう。

とは言っても、
皆さんが行くようなほとんどフリータイムとか、
全食事付添乗員同行のツアーでは
間違ってもそんな場所には行きませんのでご安心を!