10倍楽しむ為の旅no心得

海外・国内問わず、旅は楽しいもの。
人の知らないちょっとしたアイデアや豆知識で
より快適な旅を。

お得な両替と為替レートって何か知っていますか!

2010年12月14日 | お役立ち
ある国の通貨を別の国の通貨に交換することを両替といいます。
例えば、アメリカを旅行する時、
日本の銀行で日本円をアメリカの通貨の米国ドル(USD)に
交換することを日本円をUSDに両替するといいます。
すなわち、日本円でUSDを買うということになります。
また、日本の銀行ではUSDなどの外貨貨幣への両替だけが可能です。

次に、為替レートとは、
ある国の通貨を別の国の通貨に交換する際の交換価格のことです。
為替レートは、世界経済の情勢や個別のニュースなどに
反応して刻々と変化します。

為替レートの表示法は、
外国通貨1に対して自国通貨がいくらを示す自国通貨建て(1USD→94円)と、
自国通貨1に対して外国通貨がいくらかを示す
外国通貨建て(1円→0.0106USD)の2つがあります。

また、為替レートには、売値(うりね)、買値(かいね)、
その中間を中値・仲値(なかね)といいます。
新聞やニュースなどで表示される為替レートは中値です。

例えば、中値が1USD=94円のとき、
売値は1USD=97円、買値は1USD=91円になります。
この為替レートで日本円でUSDを買うときは、
銀行から1USDを97円で買うことになります。

また、海外旅行で余ったUSDを日本円に交換するときは、
銀行に対し1USDを91円で売ることになります。
すなわち、海外旅行に伴うUSDの買い・売りの往復で
1USDあたり6円の損をすることになります。

この損害を無くすために、
旅行から帰って直ぐに両替する必要のない方は、
急いで両替をしないで、
買ったときよりも円高になった時に両替するようにしましょう。

例えば、1USDを100円で両替したとします、
旅行から帰った時に1USDが110円の円安になっていたら、
あなたは1USDに付16円損をすることになります。
しかし、その後しばらくして1USDが90円になったら、
1USDにつき4円得をすることになるのです。
もし、円高にならなくて両替しなかったとしても、
次に海外に行く時に使えば手数料分得をすることになります。

それと、両替は郵便局でも銀行でもできますから、
急いで空港ですることはないんですよ、念のために。

くどいようですが言葉の意味をもう一度説明しておきます。

仲値(TTM)とは、毎日、午前10時(9:55)の銀行間市場の
為替相場を元に決められる基準値のことであり、
各銀行ごとに5銭刻みで決められます。

最近では日本円をそのまま使える国や地域もありますが、
基本的に海外旅行の目的地である国々や地域での支払いは
現地通貨で行わなければなりません。
従って、銀行、両替所、空港、ホテルなどで
日本円やトラベラーズチェックを現地通貨に交換しなければなりません。
その際、パスポートの呈示を求められます。

両替には為替レートと両替手数料を加味して考えなければなりません。

では、どこで両替するのが得でしょうか?
米ドルとユーロは、日本の銀行で両替をするのがいいでしょう。
米ドルとユーロ以外の通貨は、現地で日本円を現地通貨に両替をします。
その際、為替レートの良いのは、
(1)銀行、(2)両替所、(3)空港、(4)ホテルの順となります。

もし、デフレの国に行った場合は、
一度に多くの日本円を変えないで少しずつ毎日変えるようにしましょう。
何故かというと、デフレで毎日円高になっていく国では、
1日違うと交換してもらえる現地通貨が多くなっていくからです。

以前、ブラジルが深刻なデフレだった頃、
まだブラジルの貨幣単位がクルゼーロだったころですが、
行った当初は、100USDが8,000クルゼーロくらいだったんですが、
帰る頃(1ヶ月くらいいたのですが)、
100USDは160,000クルゼーロくらいになっていました。
要するに貨幣価値が最初と最後では2倍になっていたんですよ。
この差額で私は一杯お土産を買ったんですよ。

その後、ブラジルは余りのデフレに
単位を1,000切り上げてレアルという単位にデノミを敢行したのです。
だから、今のブラジルではこんないい思いはもうできません。

それから、海外で両替をする時の注意として、
日本円から現地通貨に両替できるかを確認してください。
場合によっては、日本で米ドルに交換していかなければならない場合もあります。

そして、現地で交換の際には必ず交換レートを書いたレシートを貰いましょう。
以前、ペルーの空港前両替所で両替をした際、
現地通貨を貰って一時はそこから離れたのですが、
交換レートのレシートを貰うのを忘れてもらいに行ったら、
交換した人たちが中で何やら話し合っているんですよ。
そしてしばらくしたら交換レートのレシートと共に
お金を持ってきて一緒に渡すんですよ。
実は、観光客だと思って交換率をごまかしていたんですね。
そこへ交換レートのレシートを貰いに行ったものだから、
バレたと思って慌ててごまかした分を返してきたのですね。
私としては、そんなつもりはなかったのですが、
運が良かったんだと思います。
みなさんもごまかされている可能性はありますから、
交換レートのレシートは必ず貰うように心がけてください。

ついでに円高と円安の説明をしておきます。

1ドル=150円と1ドル=100円ではどちらが円高・円安でしょうか?
1ドル=150円のほうが円安で、1ドル=100円のほうが円高です。

マーケットの大根が1本100円あるいは150円の値段であれば、
100円の方が安いのですが、為替レートの世界では違います。
1ドル=100円あるいは150円とは、
1ドルの価値が100円あるいは150円ということになります。
つまり、1ドル=150円のほうがドルの価値が高く、
円のほうから言えば、円の価値が低く円安ということになります。

これは各国通貨に対しての円の価格が高いか安いかということです。

じゃあ、ショッピングのときはどちらが得なのか、というと、
例えば1ドル=150円の場合は1000ドルの買物をしたら日本円で15万円、
1ドル=100円の時に1000ドルの買物をしたら10万円となります。
もうお分かりですね、
旅行者にとって円高は歓迎すべきことなんですよ。

============================
現代の私たちは複雑で多様化し過ぎた情報に翻弄され、
本当に必要なことや大切なことを見失いがちです。

健全な生活を送るにしてもあまりにも誤った情報が飛び交っています。
健康を手に入れるためにもっと知識を増やしませんか?
健康に興味のある方は
  「身体に良いことってなあんだ!」
 ⇒ http://kenkouhuman.seesaa.net/

日常の生活習慣病の対処法やサプリメント情報、話題の
ダイエットまで体の健康を考えたブロクです。