前回に引き続き盗難トラブルについてお話しします。
あなたは海外へ行ったときこんなことをしていませんか?
例えば、
ウエストポーチ姿やブランドショップの紙袋を持って闊歩するなんて
賢明なみなさんはなさっていませんよね。
犯人に狙ってくださいという意思表示に私には見えます。
必ず盗難トラブルに遭う人には共通項があるものです。
犯人に対して狙ってくださいというサインを出しているんです。
もし心当たりのある人は、
あなたは犯人の標的にされているという意識を持って
行動しなければなりません。
特に海外ツアーの自由行動の時に
盗難トラブルに遭う事が多いので肝に銘じて行動するようにしましょう。
ではどのようにすればいいかというと、
貴重品や現金は、
たすき掛けのベルトのついたショルダーの鞄に入れて、
お腹の前で抱えるように持つことをお勧めします。
たすき掛けは両手がフリーであることから、
とっさの対応も可能であり、
盗難や横転などのアクシデントへの対応策としてもお勧めです。
ここで安全の為の三原則をお教えします。
ひとつ、不断の警戒
ふたつ、目立たない
みっつ、行動を予知されない
日本人は他の国の人から見ると、
海外での安全意識が欠如しており、
無警戒、無防備、無認識であると指摘されています。
ここで実際に日本人が遭った盗難トラブルをご紹介しましょう。
○ジプシーによる集団スリ
ヨーロッパ全域で無国籍の民と言われるジプシーによる
集団スリは頻発しています。
繁華街などで10代の男女5~6人のグループが、
長めのダブダブの衣服やコートを身に着け、
新聞や段ボールを広げて手元を隠すようにして近づいてきます。
突然、グループのひとりが何やら声を張り上げて被害者(日本人)に近づき、
被害者が唖然としている隙に他のメンバーが
正々堂々と被害者のバッグやポケットから貴重品を抜き取ります。
日本のスリのイメージではなく正々堂々と強奪することが特徴です。
○奇をてらうコインばら撒きスリ
地下鉄の車内やエレベータのドアの付近で、
突然、被害者(日本人)の足元にコインがばら撒かれ、
外国人が何やら声を張り上げながら拾い始めます。
場所が場所だけに、
被害者は唖然とし、ある人はコインを拾う手助けをします。
その瞬間、被害者の背後から他のメンバーが貴重品を抜き取るんですよ。
○親切を装うケチャップスリ
古典的な俗称「ケチャップスリ」です。
被害者(にほんじん)の背中にケチャップなどを擦りつけ、
(最近ではマヨネーズやアイスクリームも多いです)
「あなたの背中が汚れていますよ・・・」と近づき、
ハンカチなどで汚れを拭うことを手伝います。
被害者の上着を脱がせて内ポケットから貴重品を抜き取ります。
その際に他のメンバーがズボンのポケットからも抜き取られます。
○パスポートチェックを装う偽警察官
被害者(日本人)が美術館のチケット売り場に並んでいると、
偽警察官が「パスポートをチェックさせてほしい」と近づいてきます。
パスポートの入った財布やバッグを調べることを装って貴重品を抜き取ります。
この手口の特筆すべき点は、
あらかじめ被害者の後部に犯人グループ2人が並び、
この2人のパスポートのチェックを済ませた後で、
被害者に近づくという手の込んだ演技的犯行であることです。
また、この偽警察官の手口は、
市街地で職務質問、パスポートチェックを装って
近づいてくることもあります。
○ミサンガのプレゼントを装う押し売り
被害者(日本人)に外国人が何やら片言の日本語で話しかけながら近づき、
あっという間に「組紐で作った手首飾りで」であるミサンガを
手首に巻き付け、「50ユーロを払え・・」とふっかけてきたり、
財布を開いた隙に現金を抜き取って逃げるといった犯行の手口です。
この犯行の手口はイタリアに多いと言われています。
こういった盗難トラブルも発生のシグナルを知っていれば回避できます。
基本は外国人が何やら声をかけてきたら「ドロボー」と思うこと、
日常にあり得ない状況に遭遇したら危険のシグナルだと思うことです。
最後にとっておきの怖いトラブルのお話です。
場所はコロンビア・場所はちょっと言えないんですが、
ちょっと散歩がてらに畑を覗いていたんですね。
そしたらいきなりマシンガンみたいなやつを突きつけられて、
「ホールドアップ」って言われたんです。
何が何やら分からなくてとりあえず手を挙げておきました。
コロンビアは以前は結構やばい国でしたが、
今は思ったより安全な国のはずでした。
ところが・・、
実はこの畑に原因があったんですね、
ケシの花ってご存知ですか?
そう麻薬の原料になる植物ですね。
ここはその栽培地だったんです。
今だにケシが栽培され何処かの国に輸出され、
それがコロンビアの経済を支えているとかいないとか…?
結局、誤解だと分かって解放はされたものの
外国で他人の所有地に勝手に入っては行けないという教訓でした。
あのとき死んでいてもおかしくなかった、
もう何年も前の思い出です。
あなたは海外へ行ったときこんなことをしていませんか?
例えば、
ウエストポーチ姿やブランドショップの紙袋を持って闊歩するなんて
賢明なみなさんはなさっていませんよね。
犯人に狙ってくださいという意思表示に私には見えます。
必ず盗難トラブルに遭う人には共通項があるものです。
犯人に対して狙ってくださいというサインを出しているんです。
もし心当たりのある人は、
あなたは犯人の標的にされているという意識を持って
行動しなければなりません。
特に海外ツアーの自由行動の時に
盗難トラブルに遭う事が多いので肝に銘じて行動するようにしましょう。
ではどのようにすればいいかというと、
貴重品や現金は、
たすき掛けのベルトのついたショルダーの鞄に入れて、
お腹の前で抱えるように持つことをお勧めします。
たすき掛けは両手がフリーであることから、
とっさの対応も可能であり、
盗難や横転などのアクシデントへの対応策としてもお勧めです。
ここで安全の為の三原則をお教えします。
ひとつ、不断の警戒
ふたつ、目立たない
みっつ、行動を予知されない
日本人は他の国の人から見ると、
海外での安全意識が欠如しており、
無警戒、無防備、無認識であると指摘されています。
ここで実際に日本人が遭った盗難トラブルをご紹介しましょう。
○ジプシーによる集団スリ
ヨーロッパ全域で無国籍の民と言われるジプシーによる
集団スリは頻発しています。
繁華街などで10代の男女5~6人のグループが、
長めのダブダブの衣服やコートを身に着け、
新聞や段ボールを広げて手元を隠すようにして近づいてきます。
突然、グループのひとりが何やら声を張り上げて被害者(日本人)に近づき、
被害者が唖然としている隙に他のメンバーが
正々堂々と被害者のバッグやポケットから貴重品を抜き取ります。
日本のスリのイメージではなく正々堂々と強奪することが特徴です。
○奇をてらうコインばら撒きスリ
地下鉄の車内やエレベータのドアの付近で、
突然、被害者(日本人)の足元にコインがばら撒かれ、
外国人が何やら声を張り上げながら拾い始めます。
場所が場所だけに、
被害者は唖然とし、ある人はコインを拾う手助けをします。
その瞬間、被害者の背後から他のメンバーが貴重品を抜き取るんですよ。
○親切を装うケチャップスリ
古典的な俗称「ケチャップスリ」です。
被害者(にほんじん)の背中にケチャップなどを擦りつけ、
(最近ではマヨネーズやアイスクリームも多いです)
「あなたの背中が汚れていますよ・・・」と近づき、
ハンカチなどで汚れを拭うことを手伝います。
被害者の上着を脱がせて内ポケットから貴重品を抜き取ります。
その際に他のメンバーがズボンのポケットからも抜き取られます。
○パスポートチェックを装う偽警察官
被害者(日本人)が美術館のチケット売り場に並んでいると、
偽警察官が「パスポートをチェックさせてほしい」と近づいてきます。
パスポートの入った財布やバッグを調べることを装って貴重品を抜き取ります。
この手口の特筆すべき点は、
あらかじめ被害者の後部に犯人グループ2人が並び、
この2人のパスポートのチェックを済ませた後で、
被害者に近づくという手の込んだ演技的犯行であることです。
また、この偽警察官の手口は、
市街地で職務質問、パスポートチェックを装って
近づいてくることもあります。
○ミサンガのプレゼントを装う押し売り
被害者(日本人)に外国人が何やら片言の日本語で話しかけながら近づき、
あっという間に「組紐で作った手首飾りで」であるミサンガを
手首に巻き付け、「50ユーロを払え・・」とふっかけてきたり、
財布を開いた隙に現金を抜き取って逃げるといった犯行の手口です。
この犯行の手口はイタリアに多いと言われています。
こういった盗難トラブルも発生のシグナルを知っていれば回避できます。
基本は外国人が何やら声をかけてきたら「ドロボー」と思うこと、
日常にあり得ない状況に遭遇したら危険のシグナルだと思うことです。
最後にとっておきの怖いトラブルのお話です。
場所はコロンビア・場所はちょっと言えないんですが、
ちょっと散歩がてらに畑を覗いていたんですね。
そしたらいきなりマシンガンみたいなやつを突きつけられて、
「ホールドアップ」って言われたんです。
何が何やら分からなくてとりあえず手を挙げておきました。
コロンビアは以前は結構やばい国でしたが、
今は思ったより安全な国のはずでした。
ところが・・、
実はこの畑に原因があったんですね、
ケシの花ってご存知ですか?
そう麻薬の原料になる植物ですね。
ここはその栽培地だったんです。
今だにケシが栽培され何処かの国に輸出され、
それがコロンビアの経済を支えているとかいないとか…?
結局、誤解だと分かって解放はされたものの
外国で他人の所有地に勝手に入っては行けないという教訓でした。
あのとき死んでいてもおかしくなかった、
もう何年も前の思い出です。