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ここまで知ったらあなたも立派なパリ通!ー2ー

2010年07月26日 | 一般知識
前回に続き今回はパリの社会情勢から見ていきましょう。

◇人口
パリ市の人口は約217万人で、近年微増傾向にあります。
特に再開発が進む南部や移民流入の著しい東部で人口の増加が目立っています。
◇世帯構成
パリは他の大都市と同様、学生、若者、老人が多い一方、
子供を有するカップルの割合は低い。
パリ市では独身の割合が47%で、37%が結婚しています。
離婚率も高く婚姻100件のうち55件は離婚するそうです。
◇経済格差
高所得者層は主に西部に、低所得者層、移民は主に北東部に居住しています。
市内の社会的格差は複雑になっていて、
パリ6区、7区、8区、16区は最も高所得の地域で、
10区、18区、19区、20区は最も低所得の地域に分類されます。
特に18区、19区、20区はパリの貧困層の4割が集中し、
学校の中退、失業、健康問題などが多発しています。
◇移民
1999年の国税調査によると、
パリ都市圏はヨーロッパで最も多民族化が進んでいる地域の一つであり、
人口の19.4%がフランス本国以外の出身者です。
パリ都市圏の人口の4.2%は1990年から1999年の間に
フランスにやってきた新しい移民であり、
その大半は中国またはアフリカ出身です。
さらにイスラム教徒がパリ都市圏の人口の15%を占めています。

今度はパリの交通を見てみましょう。
まずは空港から。
◇シャルル・ド・ゴール国際空港
パリ北部郊外ロワシーに位置し、TGVの駅とも直結するフランスの玄関口です。
3つの発着ターミナルからなり、
エールフランスと日本航空が成田空港・関西国際空港・中部国際空港から
1日に1~2便の直行便を運行しているほか、
全日空が成田空港から直行便を、
アエロフロート・ロシア航空が成田からモスクワ経由で運航しています。
◇オルリー空港
パリ南部オルリー市にある空港で、かつては最も主要な空港でしたが、
シャルル・ド・ゴール空港にその座を譲りましたが、
現在も国際空港としてヨーロッパ近隣諸国や
アフリカ・中近東方面の便が発着しています。
◇ル・ブルジェ空港
パリの国際空港としては最も初期に作られた空港で、
1927年にアメリカ人のチャールズ・リンドバーグが
世界初の大西洋無着陸横断飛行を行った時に着陸したのがこの空港です。
現在は政府専用期、自家用機および商用機の発着に使われている他、
初夏に行われるパリ航空祭の会場として知られています。
◇ボーヴェ空港
パリより北に約80キロのボーヴェ市近くにある空港で
ライアンエアーなどが試用している。

次に鉄道の主要ターミナル駅を見てみましょう。
◇リヨン駅
リヨン、マルセイユ、スイス、イタリア方面行きの発着駅です。
◇ベルシー駅
リヨン駅の近くにある駅で、線路はリヨン駅からのものと合流します。
イタリア方面への国際夜行列車および
カートレイン乗用車運搬用列車が発着しています。
◇北駅
ロンドン行ユーロスター、
ブリュッセル・ケルン・アムステルダム行タリス、TGVが発着しています。
◇東駅
ストラスブール、ドイツ方面へTGVやICEが発着しています。
◇モンパルナス駅
ブルターニュ地方、ボルドー方面へのTGVなどの発着駅です。
◇サン・ラサール駅
西部、ノルマンディー方面の発着駅です。
◇オーステルリッツ駅
オルレアン・トゥール方面へのTGV以外と
フランス南部・スペインへ向う夜行列車のほとんどがここから発着しています。
◇市内のメトロ
市内にはメトロ(地下鉄)とRER(高速地下鉄)がくまなく走っています。
メトロは14号線まであり、運営はRATP(パリ市営交通)が行っています。
2006年にはパリ市最南端でトラム(路面電車)も開通しました。

パリ市内では道路混雑を避けるため自動車交通の抑制が目指されていて、
バス、自転車専用レーンが多く設置され、
一歩通行も多くルートが複雑なため、不慣れだと運転が難しところです。
また主要交差点の多くはラウンドアバウト(ロータリー)方式となっています。
地元民の多くは狭い市内で駐車場所を確保するために
前後間隔を密着させて道路脇に縦列駐車を行っており、路上駐車が非常に多い。

パリ市域の外縁を環状高速道路ペリフェリックが取り巻いていて、
その内側の市域には立体交差式の自動車専用道はあるものの、
高速道路は存在しません。

主な一般道は、
◇シャンゼリゼ通り
凱旋門のあるエトワール広場とパリ中心部のコンコルド広場を結ぶ、
パリで最も有名な目抜き通りです。
フランス一周自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」の目的地です。
◇フォーブール・サントレノ通り
有名ブランドの洋服店が並ぶ通りです。
◇リヴォリ通り
ルーヴル宮北側に沿って市内最中心部を横断する道路です。
◇サンタントワーヌ通り
リヴォリ通りとバスティーユを結ぶ、パリ中心部を横断する道路の1つです。
◇フォーブール・サンタントワーヌ通り
バスティーユとナシオン広場を結ぶ通り。
◇ヴァンセンヌ通り
ナシオンからパリ最南端のヴァンセンヌ門までを結ぶ目抜き通り。
週2回開かれる朝市はパリでも最大規模のものです。
◇オペラ通り
ガルニエ宮(オペラ座)からルーブル宮ぬ向って伸びる通りです。
高級洋服店やホテルなどが立ち並び、付近は日本人街でもある。
◇グラン・ブールヴァール
1860年のオスマン公によるパリ大改造で生まれたブールヴァールのうち、
9-10区の北部沿いの一部の通りを刺します。
◇サンジェルマン大通り
サンジェルマン・デ・プレからカルチェ・ラタンを通る左岸の代表的な通りです。
◇ムフタール通り
パリ5区にある道路であり、多くのレストランや市場が立ち並んでいる所。

ついでに車両専用道路も紹介しておきます。
◇ヴォワ・エスプレス
河岸沿いの一部はパリを横断する一方通行専用の高速バイパスになっています。
なお、日曜日の昼間は歩行者・自転車用に開放されます。
◇ブルヴァール・マレショー
パリ市内最外周部を囲んで走る道路のうち、一般道をまとめてこう呼びます。
ティエールの城壁の後に作られたブルヴァール。
ペリフェリックより少し内側に位置します。
◇ペリフェリック
パリ市内最外周部を囲んでいる環状高速道路で、
現在はこれがパリ市の境界となっています。

最後にパリを代表する施設や企業を紹介します。
◇企業本社
アクサ(AXA)、LVMH、エールフランス、フランス国鉄(SNCF)、
フランス・テレコム、BNPパリバ、ルノー、ロレアルなど。
◇ファッション
アニエス・ベー、エルメス、クリスチャン・ディオール、
クリスチャン・ラクロワ、ケンゾー(高田賢三)、
コムデ・デ・ギャルソン(川久保玲)、ジバンシィ、シャネル、
ジャン=ポール・ゴルチエ、ルイ・ヴィトン、ハリス・パリスなど。
◇オペラ・音楽・舞台
オデオン座、オペラ=コミック座、オペラ・ガルニエ、オペラ・バスティーユ、
オランピア劇場、ゲテ・モンパルナス劇場、コメディ・フランセーズ、
サル・ガボー、ヴィユ・コロンビエ劇場、サル・プレイエル、
シテ・ドゥ・ラ・ミュジーク、シャイヨー国立劇場、シャトレ座、
シャンゼリゼ劇場、パリ市立劇場、ボビノ劇場、マデレーン座、
モガドール劇場、ユシット座、ラ・シガール、ラ・スプレンディドなど。
◇スポーツ
ベルシー体育館、ローラン・ギャロス、スタッド・ド・フランス、
パリ・サンジェルマン、スタッド・フランセ、ロンシャン競馬場、
オートゥイユ競馬場、ヴァンセンヌ競馬場など。

ほんとに最後の最後に、
姉妹都市や提携都市をご紹介します。
1956年イタリア・ローマ、1958年日本・京都、1982年日本・東京、
1991年大韓民国・ソウル、1992年ロシア・モスクワ、
1992年レバノン・ベイルート、1996年アメリカ合衆国・シカゴ、
1996年アメリカ合衆国・サンフランシスコ、
1997年チリ・サンティアゴ・デ・チレ、1997年中華人民共和国・北京、
1997年ロシア・サンクト・ペテルブルク、1997年チェコ・プラハ、
1998年ポルトガル・リスボン、1999年ペルー・リマ、
1999年アルゼンチン・ブエノスアイレス、2000年スペイン・マドリード、
2000年アメリカ合衆国・ワシントンDC、2001年ブラジル・ポルと・アレグレ、
2001年イギリス・ロンドン、2002年スイス・ジュネーブ、
2003年カナダ・ヴィル・ド・ケベック、2003年アルジェリア・アルジェ、
2004年チュニジア・チュニス、2004年モロッコ・ラバト、
2004年モロッコ・カサブランカ、2006年カナダ・モントリオール。

いかがでしたか、2回に渡りパリとはどんな所か見てきましたが、
意外に思った事や知らなかた事実があったでしょうか?
これだけ知っていればあなたはもうパリ通ですよ。

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憧れのパリをどれだけあなたは知っていますか?ー1ー

2010年07月12日 | 海外旅行
今回から世界の都市を紹介していこうと思います。
最初の都市は、パリ。
フランスの首都であり、
イル=ド=フランス地域圏の首府。

パリの語源は、
パリシイ(パリースィイ)Parisii(複数形。「田舎者、乱暴者」)で、
ローマ人が入ってくる以前からの
先住民であるケルト系部族のローマ側からの呼称です。

ケスタ地形を呈する盆地のほぼ中央に位置し、市内をセーヌ川が貫く。
この川の中州であるシテ島を中心に発達した町で、
行政上は1コミューン単独で県を構成する特別市であり、
ルーブル美術館を含む1区を中心に時計回りに20の行政区が並びます。

北緯49度とやや高緯度に位置しますが、
温かい北大西洋海流と偏西風によって一年を通じて比較的温暖で、
西岸海洋性気候の代表的な都市です。

市域は、城郭都市時代の城壁跡に造られた環状高速道路の内側の市街地
(面積は86.99㎢)およびその外側西部のブローニュの森と
外側東部のヴァンセンヌの森を併せた形となっており、面積は105.40㎢です。

人口は、1950年代の約290万人を絶頂に減少し続けたが、
ここ数年は微増傾向に転じていて約217万人です。
郊外のイル=ド=フランス地域圏を含めると人口1170万人で、
この地域にフランスの全人口の約2割が集中しています。

パリ市内の地形は、
セーヌ川沿いの35m最も低く、モンマルトルの丘の130mが最高地点です。

パリ出身者・居住者は、男性がパリジャン、女性がパリジェンヌと呼ばれます。
1960年代以降、旧植民地であったアフリカ中部・北部やインドシナ半島、
更に近年は中近東や東欧、中国などからの移民も増え、
パリジャン・パリジェンヌも多民族・多人種化しています。

またパリは、フランスにおける経済の中心地でもあり、
2008年のパリ都市圏のGDPは5640億ドルで世界第6位です。

「芸術の都」という異名が言い表すように、
パリは絵画から彫刻、流行、音楽に至るまで、
さまざまな芸術の世界的中心地として名を馳せている。
特に近年はパリコレクションや料理競技会の開催にみられるように、
フランスを代表する服飾文化や食文化の情報発信地となっています。

ここからはパリの代表的な観光地を紹介しましょう。
まずはセーヌ川に右岸から。

◇シャンゼリゼ通り(8区)
凱旋門からテュイルリーまで続くパリを代表する目抜き通り。
◇シテ島(1区、4区)
パリ発祥の地であり、ノートルダム大聖堂など歴史的建造物の多い所。
◇パッシー(16区)
パリの高級住宅街。
◇オペラ界隈(2区)
デパートや高級洋服店、銀行などが建ち並び、
日本料理店や日本の生活雑貨店が並ぶ日本人街です。
◇マレ(3区、4区)
貴族の館が集中して残る地域で、
現在は裕福なユダヤ系住民が多く住んでいます。
美術館や画廊も多く、お洒落なゲイの集まる地域でもあります。
◇バスティーユ(4区、11区、12区の各堺)
フランス革命の発端となった場所として有名ですが、
今では若者が集まる歓楽街となっています。
◇オベルカンプ(11区)
歓楽街ですが比較的新しいところです。
テクノ音楽やゲームなど新しい文化を紹介する場として認識され、
アニメ店なども複数見られます。
◇ピガール、ブランシュ(18区)
モンマルトルの麓に位置し、高級キャバレー「ムーラン・ルージュ」や
怪しげなキャバレーやいかがわしいセックス店が多く並ぶ性的歓楽街です。
◇モンマルトル
パリを見下ろす高台で、パリ市に編入されたのは1860年以降で、
現在ではパリを代表する名観光地となっています。
2001年のフランス映画「アメリ」の舞台になったところです。
サクレ・クール寺院が一番高台に聳え、
そこから西側に行くにつれてテルトル広場や
ムーラン・ド・ラ・ギャレットなどの観光地が並ぶところです。
寺院東側は観光地ではなくアフリカ系移民が多く暮らすシャトー・ルージュ地区。
◇ベルシー(12区)
昔は倉庫街でしたが、今は大蔵省やベルシー公園、ワイン倉庫街を
改造したレストラン街・商店街などの新しい観光地となっています。
◇ベルヴィル(11区、20区)
1860年にパリに編入されたアラブ系、アフリカ系、ユダヤ系(労働者系)、
中国系(華僑)など主に労働者系の移民が暮らす地域です。
安くて異国的なレストランなどが集中しています。
◇バルベス(18区)
ベルヴィルと同じくアラブ系やアフリカ系の移民が多く暮らすところです。
有名な安物服屋やアフリカ系商店街があり、
人口密度も高く、駅前は常に混雑しています。

セーヌ川に左岸は・・。
◇モンパルナス(14区)
異様な雰囲気を残す地域です。
◇サンジェルマン・デ・プレ(5区、6区)
歴史的地区で美術学校に近く画廊の多い地区です。
サルトルら哲学者が集まった地区として有名な喫茶店が2軒あります。
◇カルチェ・ラタン(5区、6区)
ソルボンヌ大学をはじめ大学が集中している学生街。
カルチェは「地区」、ラタンとは「ラテン語」のことで、
「ラテン語を話す教養のある学生が集まる地区」という意味が語源です。
◇エッフェル塔とシャン・ド・マルス公園(7区)
パリを代表する観光地としてあまりにも有名なところです。
セーヌ川に観光船のうち有名な2つの船の発着点ともなっていて、
観光客が集中するところです。
◇トルブヤック(13区)
中華街といわれていますが実際にはベトナム系が多く、
中華・ベトナム料理店が並ぶ地域です。
昔はゴブラン織りで栄えたが、今は高層ビルが林立する再開発地域です。

パリにはセーヌ川、ビェーヴル川が流れ、
サン・マルタン運河、ウルク運河、サン・ドニ運河があります。

またパリには広場や公園が多く、
フランス革命の後にルイ16世や
マリー・アントワネットの処刑が行われたコンコルド広場をはじめ、
ナポレオン2世の記念柱が立っているヴァンドーム広場、
他にバスティーユ広場、ヴォージュ広場、サン・ミシェル広場、
シャルル・ド・ゴール広場、レピュブリック広場、ナシオン広場、
テルトル広場、イタリア広場などが点在しています。

公園や庭園も多く、
テュイルリー庭園、リュクサンブール庭園、シャン・ド・マルス公園、
モンソー公園、ビュット・ショーモン公園、植物園、モンスーリ公園、
ジョルジュ・ブラッサンス公園、ラ・ヴィレット公園、
アンドレ・シトロエン公園、ベルシー公園などがあります。

パリ郊外には東西2つの大きな森があり、パリ市民の憩いの地になっています。
◇ブローニュの森
パリの西側に位置し、16区の高級住宅街やパッシーやオートゥイユ、
近郊の高級住宅市街に面し、高級社交場であるオートゥイユ競馬場や、
凱旋門賞などが行われるロンシャン競馬場なども併設しています。
高級感漂う森ですが、夜暗くなってからはゲイの人たちが集う事でも有名です。
◇ヴァンセンヌの森
パリの東側に位置し、小さな森として知られています。
アフリカ・オセアニア博物館の他、動物園、農場、
パーク・フローラルなども併設しています。
中世の砦だったヴァンセンヌ城があるのもこの森です。

主な建造物の見どころは、
凱旋門、エッフェル塔、エリゼ宮、ガルニエ宮(オペラ座)、
アンヴァリッド(廃兵院)、ノートルダム大聖堂、オペラ・バスティーユ、
ポンピドゥー・センター、サクレ・クール寺院、マドレーヌ寺院、
パンテオン、、シャイヨ宮など。
美術館は、
ルーブル美術館、オルセー美術館、オランジェリー美術館、
ロダン美術館、マルモッタン美術館、ケ・ブランリ美術館などがあり、
私のおすすめはピカソ美術館です。
その他にはムーラン・ルージュ、プランタン、ラ・デファンスなどがあります。

さすがはパリ。
情報が多すぎて一回には入りきりませんでした。
ということで次回もパリ情報です。

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現代の私たちは複雑で多様化し過ぎた情報に翻弄され、
本当に必要なことや大切なことを見失いがちです。

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