10倍楽しむ為の旅no心得

海外・国内問わず、旅は楽しいもの。
人の知らないちょっとしたアイデアや豆知識で
より快適な旅を。

一人で外国に行けますか?

2009年06月29日 | 海外旅行
海外旅行に行く時、
行き慣れない人はすべてに不安がつきまといますよね。

早く空港に行かなければとか、
チェックインって何処でするんだろうとか、
手荷物検査に引っかかったらどうしようとか、
ちゃんと飛行機に乗れるかなあとか
考え出したら切りがないくらい不安があるようです。

そこで、初心に戻って出国の仕方から、
待ち時間の潰し方をおさらいしておきましょう。

まず、空港へは2時間前に着くようにしましょう。
それ以上早いと時間を潰すのに苦労しますよ。

2時間前というのには多少の理由があります。
チェックインカウンターが
だいたい2時間前くらいに開きますので
それに合わせているのです。

そうそう、
みなさんはスーツケースは自分で持って空港へ行かれますか?
最近は宅急便を使って
前日に送っておくという方法があります。
電車で移動するのにスーツケースって
意外に邪魔なんですよね。
宅急便だったら家に取りに来てくれて、
出発便の時間に合わせて空港に届けてくれます。
しかも受け取りはチェックインカウンターのある
フロアーに必ずありますから大変便利ですよ。

空港に着いたらまず各航空機会社のカウンターへ行って、
チェックイン(搭乗手続き)をします。

通常、カウンターへ並ぶ前に、
航空会社に預けるスーツケースなどのX線検査を受け、
カウンターでパスポートと航空券を提示して座席を指定します。
そして、スーツケースなどを預け、
搭乗券(ボーディングパス)とクレームタグ(受託手荷物預証)を
受け取ります。

これで、搭乗ゲートに行くまで自由時間となります。
ただし、搭乗時間の15分前には行くようにしましょう。
事前にゲートナンバーを確認することを忘れないように!

さて、搭乗までの時間をどのように過ごすか、
国際空港の場合、
ロビーには、レストラン、コンビニ、ドラッグショップや
銀行、ATM、海外旅行保険カウンター、手荷物一時預り所などの
施設が揃っています。

また、出発ロビービルにある各クレジット会社の
無料「エアポートラウンジ」で過ごすこともできます。

さて、いよいよ出発ゲートに入っていきます。
出発ゲートに入ると、
手荷物検査とボディチェックを受けます。

手荷物検査は、
ハイジャック防止のため機内への金属類の危険物持ち込みを
禁止するためショルダーバックやハンドバッグなどの
手荷物のX線検査が行われます。
ナイフ、カミソリ、爪切りなどが発券されると没収されます。
というのは建前で、
実際にはよほど大きな金属でない限り没収されることはありません。

パソコンやカメラなどは、
なるべくX線を通さず、
ボディチェックの時に一緒に持ち込み、
先にテーブルに下ろします。
そして再びボディチェックを受け、
問題が無ければ、先ほどのパソコンやカメラを
係員に見せ、駆動させると係員から通貨の許可がでます。

特にフィルムのカメラはX線を通すと、
色が変色することがあります。
だから、面倒なんですが別にチェックを受けるようにしましょう。

次がボディチェックです。
コートや体を覆うものを脱ぎ、
腕時計、鍵、ベルトなどとともに検査トレーに入れて
ベルトコンベヤーに乗せます。
そして本人は金属探知ゲートを潜り、
X線によるボディチェックを受けます。
金属を探知されるとブザーにより知らされます。
また、地域によっては靴や靴下も脱ぎ、
素足によるボディチェックを要求されることもあります。

また、私の経験によると、
検査トレーにパスポートやボーディングパスを
入れて流さないこと。
国によってはボディチェックの時に提示を要求されます。
先に流してしまうと、
金属探知ゲートをくぐれず、セキュリティーの人を呼ばないと
簡単には渡してくれません。
私は一度それで失敗し、
搭乗時間が迫っているのに、
「Wait!」と言われたまま、さんざん待たされたことがあります。
だから、必ずパスポートとボーディングパスは
身に付けておきましょう。

あとは、出国審査です。
出国審査は、出国審査カウンターで
パスポートと搭乗券を提示して
パスポートに出国スタンプを押してもらえば完了です。
前は出入国カードの提出が義務づけられていましたが、
平成13年7月1日、日本人の出入国カードの提出は廃止されました。

出国カウンターを通過すると、
そこは日本でもない外国でもない空間となります。

搭乗ゲートへ向って歩き出すと、免税店が並んでいます。
日本国内では輸入税率の高い外国製品、
酒類・タバコ・香水・化粧品・時計などが
免税(無税)で買えるのが免税店(Duty Free Shop)です。
免税店ではパスポートと搭乗券の提示が義務づけられています。
あまり買い過ぎると、到着国の免税範囲を超え、
課税されることがあるので注意しましょう。

免税店のエリアを抜けて、
搭乗ゲートに進んでいくと、
搭乗ゲートラウンジがあります。
ここには、売店・軽食・公衆電話などがあり、
用事があるときはここで済ませてしまいましょう。

注意することは、
搭乗券に記載されている搭乗ゲートが、
天候の変化や諸事情により変更されることがあります。
出発便のTVモニターや掲示板、アナウンスに気を配りましょう。

いよいよ飛行機に乗り込みます。
航空会社係員のアナウンスに従って
搭乗券およびパスポートを提示して搭乗します。
搭乗の順番は、
ファーストクラス、ビジネスクラス、幼児、
エコノミークラスの順番で搭乗します。

なお、
国土交通省の通達により、
2008年1月1日から国際線全便について
パスポートチェックが行われることになりました。

イエローカードってご存知ですか!

2009年06月15日 | 入・出国手続き
海外旅行も身近かになったというか、
手軽なものが増えていますね。
上海ツアー3日間全食事付29,800円なんてのも、
私のところにチラシが送られてきました。

でも、韓国、中国、台湾、香港、東南アジア、
ハワイ、サイパン、グアム…、
なんかもういいって感じしませんか?

時間をかけて行った割には、
見た目日本人みたいな人が
違う言葉しゃべっているだけ…なんて
経験ありませんか?

確かに近場の外国は、
安くて休みの取れない私たちにとって
魅力ではあります。
しかも、料金がめちゃくちゃ安い!
でも、旅行の本当の感動ってありますか?
ただ外国に行っただけって感じしませんか?

自分の人生にとって未体験の土地、
人種も生活も風習も違う、
言葉なんて全然判らない所、
それこそ異国という言葉が地でいくような、
ワクワクするような所に行ってみたいと思いませんか?

こんなことをいつも思っているから
私が海外に行く時は、
日常で味わえない刺激を求めているように思います。
だから、
変な所に行っちゃうんですよ。

でも、行くには準備が要ります。
韓国や中国のように簡単には行けません。

時間がかかるのはもちろんですが、
赤道周辺の国へ行くとなると
予防接種とかが必要となってきます。
いわゆるイエローカードですね。

イエローカードは、
「黄熱病予防接種証明書」とも言われ、
主にアフリカの熱帯地域や
南アメリカの熱帯地域の国々であり、
これらの流行国からインドや東南アジアの国へ
入国する時にも提示を要求されます。
また帰国時の乗り換えでも必要となる場合があります。

では、
なぜ予防接種が必要かというと、
入国の際に予防接種証明書の提示を要求する
国または地域があるので、
イミグレーションを通る為に必要です。
もう一つは、
日本にはない感染症に海外で感染することから
自分を守る為のものです。

だから目的地によっては、
コレラ、ペスト、C型肝炎、破傷風などの
予防接種も必要になってきます。

じゃあ、何処で受ければいいのってことになりますよね。

一般に病院や診療所では受付けていません。
専門診療所や保健所および検疫所で受けることができます。
ただし、黄熱病の予防接種については検疫所だけとなります。

予防接種が終ると、予防接種証明書が発行され、
パスポートと同じサインをすれば、
検疫所で所定の承認印を捺印してもらえます。
これでイエローカードはあなたのものです。

そうそう、
イエローカードは有効期限が10年ですから、
一度受けると当分受けなくっていいんですよ。

ただ、
黄熱病かC型肝炎か忘れましたが、
お尻に注射されるんで
非常に痛いですよ。

チップの習慣3(渡し方)!

2009年06月01日 | 習慣・風習
それではみなさん質問です。
チップはどのようなタイミングで渡しますか?
大慌てで財布をまさぐって渡していませんか?

チップは商品の代金を払うのと違うので、
まして人々が右往左往している中で支払うものなので
防犯上もスマートな渡し方をしましょう。

ポイントは、
チップをさっと出せるようにポケットなどに
小札を用意しておく事が原則です。
1ドル札を5、6枚と
5ドル札を1、2枚ポケットに入れておきましょう。
ユーロでも同じですよ。

渡し方はポケットから1ドル札を出して払うか、
マネークリップに留めた小札取り出し
必要額を渡します。
わざわざ財布を取り出す事は野暮だし、
人目のつく場所で財布を出すことは危険であり、
回避する事が常識です。

ただ例外があります。
20ドル以上の高額チップを支払う場合のみ、
人前でも財布を出してかまいません。
こんな時は、Excuse meと言ってから、
おもむろに財布から20ドル札を取り出し、
Thank youと言って手渡しましょう。

次にチップのテーブルでの置き方は、
欧米のレストランでは、食事を済ませた後、
時を見計らってテーブルで支払いを済ませるのが普通です。
レストランを出る時、
テーブルの上にチップを置いて立ち去りますが、
この際、チップの札が見えるように
カップや皿などの下に置いてください。

また、チップを手渡す時は、
相手の目を見ながら4つ折りくらいのした札を、
握手するような感じで周囲に気づかれる事なく
何気なくすっと渡しましょう。
相手は受け取った瞬間、
手のひらに収められた札にチラッと目を走らせます。
その表情から、
自分の渡した額が適切だったのか、
多かったのか少なめだったのかが分かるでしょう。

女性の場合は、
チップをポケットから出して支払う事はしません。
大抵はハンドバッグやショルダーバッグから取り出しますが、
さっと取り出せる場所に
札を折り畳んでしのばせておくといいでしょう。
レシートやカードで膨らんだ財布を取り出すのは
もってのほかです。
チップが必要と思われるシーンに遭遇しそうなら、
あらかじめ用意しておきましょう。
スムーズな渡し方は、
周囲に気づかれる事なく
何気なく振る舞う事が不可欠です。
それは、相手にとってはサービスのしがいがあり、
自分も気分良くなるような
そんなチップの渡し方ができるといいですね。

最近のカード社会を反映して、
何でもカードで支払う人が増えています。
そんな時代の流れとして
クレジットカードでチップを払うケースが多くなっています。
ホテル、レストラン、コーヒーショップであれば、
支払伝票にチップ額を書き込み、
クレジットカードで支払うことができます。

ホテル、レストラン、コーヒーショップで出される支払伝票には、
クレジットカードでチップを支払う為の
「チップ欄」(Service Charge/Tip/Gratuity)があるので、
金額を記入し、更に合計金額を記入、
「Signature」(サイン)の欄に署名します。

またチップ欄がない時は、
支払伝票の空白(半分から下)に手書きで「Tip」と
チップ額を書き込みます。
そして「Print name」(名前のローマ字活字表記)を記入、
更に、署名(Signature)をすればOKです。
この場合、署名(サイン)だけでは、
カードの名前と照合できないため、
ローマ字の活字体で記入することが不可欠です。

最後にチップの国別相場をお教えしましょう。
世界の国々によって、
チップの習慣のある国、ない国があります。
チップの習慣のある国では、
それぞれの職種やサービスによって
サービスに対するチップのパーセンテージや
金額(相場)が異なりますが、
それぞれの国で対応することが
基本になることは言うまでもありません。

国別チップのパーセンテージと金額の相場は、
[アメリカ]の場合、
レストラン15~25%、タクシー10~15%、
ポーター1.0~2.0ドル、メイド1.0ドル。
[イギリス]の場合、
レストラン10~15%、タクシー10%、
ポーター0.5~1.0ポンド、メイド0.5ポンド。
[フランス]の場合、
レストラン10%、タクシー10%、
ポーター2.0ユーロ、メイド1.0ユーロ。
[イタリア]の場合、
レストラン10~15%、タクシー10%、
ポーター1.0ユーロ、メイド1.0ユーロ。
[ドイツ]の場合、
レストラン10~15%、タクシー10%、
ポーター0.5~2.0ユーロ、メイド1.0ユーロ
といった具合です。

チップはいろんなところで発生してきます。
レストランのスタッフ(ウエイターやウエイトレス)に
たいするチップ、タクシードライバーへのチップ、
ホテルのスタッフ(ポーターやメイドなど)への
チップを払うことは不可欠です。
また、ホテルのベルデスクに荷物を預けることは
よくあることですが、
引換券(半券)を受け取る時にまずチップ、
そして部屋に荷物を運んでもらうときもチップ、
この両方にチップを支払うのがマナーです。
荷物も1個では1ドル、2個では2ドルですが、
3個以上の荷物では2~3ドルが目安です。

レストランやタクシーなどのチップの金額は、
厳密に計算する必要はなく、
例えば、レストランの会計であれば、
チップ比率を15~20%で計算して、
紙幣で払える切り上げて
チップの金額とすることが望ましいと言えます。
また、チップは紙幣で支払うことがマナーであり、
よく、枕銭(ピローチップ)を
余った小銭(コイン)を山盛りにして置く人がいますが、
これはマナー違反ですので慎みましょう。

ここまでチップについて書いてくると、
チップって面倒だなあって感想を持たれた方もいると思いますが、
海外に行った場合、
習慣として身につけるしかありません。
日本のように何をしてもらっても、
お金でお礼をするのは失礼となる国もあれば、
言葉の礼よりもお金をくれという国もあります。
多くのチップを採用している国は、
Give and Takeの精神が徹底しているんだと思ってください。

だから、
海外に行ったら大きい額のお札から使い、
小学のお札を常に切らさないよう心がけてください。

チップを渡したいけど、
渡す小学のお札が無いっていう時程、
惨めなことはありませんよ。