10倍楽しむ為の旅no心得

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世界三大何とかって誰が決めたの!

2008年05月20日 | 一般知識
よく世界三大何とかって
聞いたことありませんか。

誰が決めているのか不思議ですよね。

世界三大珍味ってよく聞きますよね。
キャビア、フォアグラ、トリュフですね。

何故、世界三大珍味って言うんでしょうね。
別に特別おいしい訳ではありませんから、
世界の珍奇な味の代表の3つってことでしょうか?

この珍奇な食べ物を、
必ずコレはうまいとか、香りがいいとか
言う人がいますね。
知ったかぶりも甚だしくってバカじゃないのって
思ってしまいますね。
名前も告げられず、目隠し状態で出されたら
果たして同じ感想を言うのでしょうか。

旅に行く時も、
パンフレットやガイドブックに
よく世界三大何とかって載っていますよね。
まあ普通、そうなのかって単純に考えますよね。

河川で言えば、
ナイル川、アマゾン川、ミシシッピ川。
熱帯雨林は、
アマゾン、ボルネオ、西アフリカ。
夜景は、
香港、函館、ナポリ。

何か変に感じませんか?
そうです。確固たる規定がないのです。
主観なんです。

言い出した人が、
隅々まで見て決めた訳でもないし、
距離とか規模といった具体的な数字で決めた訳でもないし、
何故、世界三大なのっていう疑問しか出てきません。

客観的に見ていると気づくのは、
世界三大何とかっていうのは、
基準がヨーロッパ中心であること、
そして、人が入り込める場所。
もっと言うなれば、観光地になっているところなのです。

ということは、
ひとつの村おこし的なものではないかと…。

それを信じて踊らされている我々がバカなのであって、
自然もグルメも建造物も遺跡も
人によって感じ方も見方もちがいます。
白人と日本人では色の見え方が違うとも言われます。
つまり、
人それぞれによって、
感覚の個人差が生じる訳です。
だから、人気投票ならいざ知らず、
勝手に順位をつけるべきものではないということです。

余談ですが、
日本人だけが踊らされている典型が、
バレンタインデー。
知っている人は知っていますが、
女が男に告白する日っていうのは、
誰が考えたのか、
一説には、チョコレート会社の陰謀とか。

その成功にならったのが、ホワイトデー。
これなんか何の根拠もないお菓子会社の陰謀ですよ。

考えてもみてください。
昔ありましたか?
世界中の人がやっていますか。
特にキリスト教の国の人が、変でしょう。

これも世界三大何とかと同じで、
世界三大何とかが観光局の陰部なら、
バレンタインデーはお菓子会社の陰謀。

それらを知ってて楽しむならいいですが、
盲目的に信じているあなた、
もっと広い視野と見識を持って、
考えてみませんか。

何故って、
自分が素晴らしいと思った所が一番で、
人が勝手に決めたものがいいなんて、
ちょっと寂しいじゃありませんか?

ガイドさん説明はほどほどに!

2008年05月07日 | エピソード
前々号から南米旅行の報告をしていますが、
今回が最終回です。

クスコに行った時のことです。
ガイドさんに案愛されて
市内の太陽の神殿に行きました。

約1時間の行程で見て回る予定でしたが、
なんと半分以上ガイドさんの話で終ってしまいました。
郷土愛なのか歴史に興味があるのか
うんちくを延々と披露するのです。

こんな経験ってよくありますよね。
日本人っていうのは、
(独断ですけど)よっぽどの興味がない限り、
よく分からない説明をされても
飽きこそすれども真剣に聞く人はいません。
だけど、いやと言えないのが日本人です。
だから、とりあえず聞いています。
あなたも身に覚えがありませんか。

結局、太陽の神殿は通路をまっすぐ行っただけで、
何を見たということもなく観光はおわりました。

その後、
アルマス広場に行きましたが、
ここでも建物の前で同じような説明を聞きました。
もういいちゅうねん!

ちなみに、教会の中をのぞきたかったので、
「あの教会は?」って
ガイドさんにふってみました。
そしたら、
「ミサをやってますね」って一蹴されてしまいました。

どうでもいいけど、
話なんかガイドブックに書いてあるし、
わざわざこんな遠くまで来て
正直、あんんたの話なんか聞きとうないわって
心の中では叫んでいました。

ペルー人のガイドさんだったから、
自慢したかったのかなあとその時は思っていました。

その数日後、
リマの国立考古学博物館にガイドさんと行きました。

ここでは、
なんと言ってもミイラが一見の価値のある所です。

それが、また各文明期に分けた説明が延々と続き、
(ちなみに、今回は日本人ガイドさんでした)
1時間位話していましたか、
それじゃ次行きましょうって言われ、
ついにミイラが見られると思ったのもつかの間、
外に出て行くではありませんか。

おい、ちょっとって思ったんですが、
次のスケジュールもあるので我慢しました。

ちなみに、
ブラジルのガイドさんは、説明をあまりしません。
説明を要する歴史がないからかもしれませんが、
どちらかと言えば楽です。

ペルーは、憑かれたように歴史を説明します。

この性格の違いは、
自説ですが、天候から来ているのではと思ってしまいました。

リマは、年間降雨量が200mmという
乾燥地帯です。
しかも、毎日がどんよりと曇っていて、
すかっと晴れる日は年間に何日もないと言います。

反対にブラジルは、
雨期と乾期に分かれ、
雨が降る時はどっとスコールのように降り、
ぱっと晴れます。

そんなところから、
ペルー人はねちねちとして、
ブラジル人はあっけらかんとしているように感じました。

これ、わたしに勝手な想像ですから誤解しないでください。

とりあえず、
ガイドさん説明はほどほどにして、
景色とか建物とかもっとよく見せてください。

百聞は一見にしかずというでしょう。