10倍楽しむ為の旅no心得

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より快適な旅を。

ドレスコードにご注意を!

2009年12月28日 | 食べ物・レストラン
レストランにクラスがあるのはご存知ですよね。
よく耳にするのはミシュランガイドによって
格付けされた3つ星とか2つ星レストラン。

この格付けは、
料理のカテゴリーやお店の雰囲気ではなく、
あくまで皿に盛られたもの料理そのものに対し、
素材の質と料理法と味付けの完成度や料理の個性、
価格と質のバランスや一貫性という
5つのポイントで評価されています。
しかも、各国に散らばる調査員全員で合議を行い、
了承されてはじめて星が付与されるのです。

こんなことをいうと、
レストランごときにそんな大層なって思われるかもしれません。

しかし、
外国のレストランでは格付けによって
ドレスコード(服装制限)があったり、
それ相応のマナーを知らないと恥をかいてしまいます。
それどころか入店を拒否される場合だってあるんですよ。

そこで代表的なレストランのクラスと名称を
リストアップしてみましたので参考にしてください。

フランスレストランの場合
 クラス      名 称         グレード
フォーマル   グランドメゾン  ドレスコードのある高級レストラン
       (Grand masion)
インフォーマル  ビストロ    ポピュラーなレストラン
         (Bistro)
インカジュアル  ブラッセリー  居酒屋風なレストラン
         (Brasserie)
カジュアル    カフェ     カジュアルレストラン
         (Cafe)

イタリアレストランの場合
 クラス      名 称         グレード
フォーマル    リストランテ  ドレスコードのある高級レストラン
         (Ristorante)
インフォーマル  トラットリア  ポピュラーなレストラン
         (Trattoria)
インカジュアル  オステリア   居酒屋風なレストラン
         (Osteria)
カジュアル    カフェ     カジュアルレストラン
         (Caffe)
         バール     カジュアル(スタンド)バー
         (Bar)

それではレストランの名称とランクが分かったところで
どのようなドレスコード(服装制限)になっているかというと、
フォーマルクラスのドレスコードはフォーマル、
つまり男性はタキシードかブラックスーツ、
女性はロングドレスまたはカクテルドレスということになります。

次にインフォーマル、ドレスコードはセミフォーマル。
男性はダークスーツ、女性はワンピースもしくはスーツ。

インカジュアルのドレスコードはスマートカジュアル。
男性はジャケットとズボン。
女性はブラウスとスカートもしくはズボン。

最後にカジュアルのドレスコードはカジュアル。
男子はシャツにズボン。
女性はシャツにスカートもしくはズボン。

以上が外国でレストランへ行く時の基本となります。

日本では明確なドレスコードはないように思いますが、
何気なく見ている店名にビストロとかレストランテとか
付いていますよね、
日本食で言えば料亭とか割烹とかと同じですね。

名前に格式を表示している以上、
それにあったマナーと服装で来てくださいということなんでしょう。
まさか料亭に短パンTシャツでは行かないですよね。
それと同じ事が名前につけられているんですね。

是非海外で3つ星レストランで食事をしたいという方は、
服装もちゃんと準備していってくださいね。

ただし、3つ星レストランは予約制で、
最低3ヶ月前でないと予約が取れないそうですよ。

レストランの歴史とマナー!

2009年12月13日 | 食べ物・レストラン
世界の国々や地域のレストランで「料理」といえば、
ご当地の名物料理を除いて、
フランス料理を意味します。

レストランのフランス料理の原型は、
ルネッサンス期のイタリアが発祥の地、
その後、フランスの宮廷でブラッシュアップされ、
厳格な作法とともに正餐の料理として
ヨーロッパの王族や貴族に広がり、
今日のフランス料理として
世界に浸透していったとされています。

この事から世界の料理を知る事は、
フランス料理のメニューおよびマナーを知ることで、
海外旅行の出発にあたっては、
フランス料理のあらましを知っておく事が不可欠です。

フランス料理のテーブルマナーには、
フォーク、ナイフ、スプーンの作法に、
フランス式およびイギリス式があると言われています。

その違いの一つはナイフとフォークの使い方にあります。

イギリスのテーブルマナーでは、
フォークを使う際には
フォークの背中に料理を乗せて食べます。
ちなみにフランス料理のテーブルマナーでは、
フォークの背中に料理を乗せると、
恥ずかしい思いをするので注意が必要です。

またイギリスのテーブルマナーでは、
フォークを右手に持ち替えてはいけませんが、
フランスのテーブルマナーではOKです。

最後に料理を食べ終わった時に
ナイフとフォークを縦に並べるのが、
イギリス式のテーブルマナーです。
しかしフランス料理のテーブルマナーでは、
3時の方向、または右斜め下に柄がくるようにしなければなりません。

フランス式とイギリス式のテーブルマナーの違いで、
もう一つ注意が必要なのが、スープの飲み方です。
出てきたスープに対し、
手前から奥にスプーンを運ばせるのがイギリス式です。
またスープの量が少なくなってきたら
皿の手前側を少し浮かせて
飲みやすくしなければなりません。

しかしフランス式だと、
このマナーが完全に反対になります。
フランス式のテーブルマナーでは、
スプーンは奥から手前に運び、
スープの量が少なくなったら
皿の奥を少し浮かせるのです。

これらの事から同じフランス料理でも
食べる国によって
フランスとイギリスの勢力争いの歴史を感じさせます。

ちなみにイギリスとイギリスの植民地であった
カナダ、オーストラリア、インド、香港ではイギリス式、
その他の地域では、
だいたいがフランス式のテーブルマナーとなっているようです。