10倍楽しむ為の旅no心得

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ホテルで利用術!

2009年11月30日 | 一般知識
日本には創業何百年という格式のある旅館があります。
一見の客はお断りという旅館もあります。
日本に限った事ではありません。
海外のホテルにも当然格式があり、
日本と同様滞在を断られることもあります。

また、格式に合ったマナーを知らないととんだ恥をかくことになります。
自分が恥をかくだけなら構わない人もいると思いますが、
マナーに沿わない客はホテル側からも拒否されるのです。

そんな場合のために、
今回はホテルのマナーをお教えします。

まずあなたが泊まるホテルのグレードを知ることです。

たとえば、超高級ホテル(5星ホテル)に滞在した場合、
館内の施設を朝・昼・晩を
Tシャツ・Gパン・ウエストポーチのいでたちで闊歩するならば
このホテルの雰囲気を逸脱していることになり、
すなわちマナー(エチケット)違反になります。

例えればこのマナー違反は、
上下スウェットのいでたちで、
銀座のブティックやフランス料理のディナーに行くようなものです。
このような場に行く時は、
多少なりとも改まった服装で行くのではないでしょうか。
この感覚こそが雰囲気を壊さないマナーの第一歩なのです。

まず気を使わなくてはならないのがレストランです。
ホテルには、
メインダイニング、メインバー、カジュアルレストラン、
テールームなどの
フォーマルからカジュアルまで各種レストランがありますが、
なかにはドレスコード(服装制限)のあるレストランがあります。
ここでは雰囲気を損なう客と判断されると、
入店を拒否されることが往々にしてあります。

ではホテルではどんな服装がいいのかと言うと、
ドレスコードのある店では
スーツまで着る必要はないのですが、
ジャケット、スラックス、革靴は最低条件です。

これを守らないと、
たとえ入店を許可されたとしても、
フロアーの片隅や柱の影のテーブルに案内され、
快適なサービスを受けることができないことさえあります。
このような対応は、
日本人パッケージツアーでよく見られる光景です。
客なんだから何をしてもいいというのは
独りよがりの思い上がった考え方です。注意しましょう。

日本でも最近多くなってきましたが、
ホテルの朝食は、世界のどこのホテルでも
「ブッフェ・ブレックファースト」が主流になっています。
ブッフェはわが国の「食べ放題」のバイキングののイメージとは違い、
基本的にはコース料理です。
フランス料理に準じて、
オードブル・スープ・メイン(魚・肉)・
サラダ・デザート・コーヒーの順で食事を楽しむことがマナーです。
これらの料理を一括してテーブルに並べて食べることはマナー違反であり、
オードブルからスタートして順次、料理を取りに行くことがマナーです。
一旦使った皿は使わず、新しい皿を使います。
また何よりのマナーの基本は
「皿の上の料理を残さないこと」であることはいうまでもありません。

このようなマナーは堅苦しいようですが、
人間が社会に順応する基本と言えないこともありません。
難しく考えずその場の雰囲気を感じ行動する、ただそれだけです。

また、ホテルを快適に過ごす為に是非利用すべきものがあります。

例えば、ホテルのコンシェルジュ。
コンシェルジュとは、各種案内・予約・観光なの
どんな相談にも応えてくれるお助けマンなのです。
このようなコンシェルジュはホテルのフロントに必ず待機しています。
レストランの予約などでは、
コンシェルジュを介した予約のほうが確実で、
質の高いサービスを受けられることがよくあります。
またエンターテイメントの当日予約などは、
コンシェルジュの存在なくして難しいといっても過言ではありません。

ホテル生活を有意義で楽しいものにするには、
最低限のマナーを守り、
ホテルのサービスを最大限に活用することです。

ホテルのフロントもレストランも
いい意味で顔を覚えられるとちょっとした優越感に浸れます。
フランス滞在の時のことですが、
マネージャーに顔を覚えられ、
毎朝顔を見ると決まった席に案内され、
何も言っていないのに私の好みそうな朝食を出してくれました。
これはなじみの店で「いつものやつ」っていう感覚とおなじで、
ちょうと優越感に浸れる瞬間でした。