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史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

井土ヶ谷

2014年01月01日 | 神奈川県
(井土ヶ谷事件の地)


井土ヶ谷事件の地碑

 井土ヶ谷事件は、幕末の横浜近郊で発生した外国人殺傷事件である。同じように生麦で起きたイギリス商人殺傷事件は夙に有名だが、井土ヶ谷事件の方はほぼ無名の事件である。
 時は文久三年(1863)九月二日の昼頃のことである。フランス人士官カミュが浪人体の者に殺害された。神奈川奉行は徹底的に下手人を探したが、遂に探し出すことはできなかった。横浜在留の居住外人は幕府を非難し、碇泊の外国軍艦は乗組員の一部を上陸させ、警戒態勢を敷いた。幕府は、フランス公使ベルクールの示唆によって池田筑後守を謝罪使に任命し、フランスに派遣した。使節は謝罪の上、遺族に扶助料を支払った。正確な事件跡地は、庚申塔の立つ場所から東南に約一町(百メートル)ほど東南に離れた場所らしいが、その場所には事件を示すものは何もない。


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