史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

釧路

2015年12月04日 | 北海道
(鳥取百年館)
 北海道は維新後開拓された大地である。各市町村に開拓の歴史がある。その歴史を全て追うのはとても煩雑である。釧路の東に広がる鳥取という地名は、まさに鳥取藩士が開拓に関わったことに由来する。


釧路鳥取城

 釧路鳥取城は、本家本元の鳥取城を模して復元されたもの。期せずして本家本元を訪ねる前にこちらを先に見ることになってしまった。建物内は、鳥取百年館となっており、開拓者の遺品や池田家に伝わる資料など千六百点が展示されている。幕末の当主、池田慶徳(よしのり)は、水戸の斉昭の五男であり、十五代将軍慶喜とは異母兄弟となる。その関係で鳥取百年館には、斉昭や慶喜の書が展示されている。(入場無料)


鳥取百年館の展示

 鳥取県士族百五戸がこの地に移住したのは、明治十七~十八年(1884~1885)のことで、村会の総意のもと、明治二十四年(1891)、鳥取神社が創建された。報恩祠堂には、明治天皇、鳥取藩歴代藩主影像、鳥取県士族移住者百五戸の名簿が納められている。


鳥取神社


鳥取開村記念碑


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