夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

畝起こし

2010-05-12 07:02:59 | 原ヶ平農場
 11日(火)午前中原ヶ平農場で他のスタッフに畝起こし(写真)を依頼し、私は本体の農場でのアスパラ畑の整備と、花を購入したのでその植え付け準備をした。
 リンゴ農家はようやくか生かしたりんごの花の摘花作業に忙しくなってきている。受粉作業の手助けにこの地域では「マメコバチ」という蜂を飼育して、畑にその巣を置いている。今日は少し肌寒さが残るのか、あまり飛んで来ない。山鳥の威嚇するような羽の振動とケーンという鳴声が自衛隊の土塁に反射する。個々に来て自衛隊の隊員たちの活発な訓練の音も聞こえ始めている。
 16日には農場開きが予定されているのだが、気温がなかなか一定せず不安が残る。遅霜がまだ可能性として残る昨日の天気予報だった。それにしてもアスパラガスの成長は一日で目を見張る早さである。そして茎を折って底をかじると、アスパラの甘さが口の中に広がって来るのだ。土曜日はアスパラの師匠が来て、現場を確認してくれることになっている。どうやら20日過ぎでないと、気温が上がらないので始まりそうにない。人生のベテランから、未知のエリアを教えていただくことに胸を震わせている。

春は進んでいる

2010-05-12 06:45:02 | 岩木山麓 しらとり農場日記
 5月11日(火)

 久しぶりに、本当に久しぶりに「しらとり農場」に出かけた。PTの赤池さんを誘って、春の山そして自然農の実践ファームへ・・・。
 春に岩木山二合目付近は思いのほか早春とはいえない雰囲気を漂わせて、既にワラビもタラの芽も食べごろになっていた。それになんといっても春の広葉樹の森は、クレパス色にぼやけている。ぼくは秋の紅葉よりも、春のこのクレパスで染めたような山々の色合いが好きだ。
 割りと温かな午後、しらとり農場に入ると早速トーベが走って迎えに来た。入り口脇の前に我々がお借りしていたスペースの畑に、しらとり農場のオーナーとウーファーの方々が働いていた。奥さんは居ないのか、ウーファーの女性が二世TIUTA君の世話をしているようだった。TIUTA君はたくましく、畑の中を這い回っている。トーベが遠くに行かないように時々彼の顔をなめに行く。
 (写真はしらとり農場で飼育するジャージー牛のミルクでこさえたチーズです)

 この農場は縄文の香りがぷんぷんとしていて、いつもこの空間が心地よいのです。そしてオーナーの目指す農業は、すでに縄文の世界に入りつつある「自然農」です。耕さず、薬を用いず、除草もしない。まさにそこに許されてあるあらゆる台地とその条件を受け入れて分け与えられるように暮らす日々。私もまたこの地へいつか帰りたいと願う一人です。オーナーと立ち話で、これからのコラボレーションの夢を語り合いました。