晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

20日の空は及第点か?

2016年12月22日 17時15分24秒 | 天文ネタ

予報とは少々違っていて雲の多い夜を迎える。 (ブログを書いていた時(夕刻時)は素晴らしい空との家人の話) この日はEIKOW 9センチ反経は出動無し。 正直言うと、やはり脆弱な架台と上下左右に手動で追尾しなければならない行為は、常日頃楽している身には少々厳しく、それ以上に厭きが来てしまった(^^;  想い出の望遠鏡は、美しい想いでの中にしまっておくのが一番だろう。 夏場は殆ど星見をしないので、そんな時に一寸した合間に使う形としておこうと思う。 

午後8時半頃よりスカイシェードPODと共にミューロン180Cも開放。 空の状態は全体的に薄雲が張っているようで、透明度が著しく悪く、前日の空と較べて2等級分位落ちている感じ。 特に、南西の空は星が殆ど見えない状態。 そんな状況の中、温度順応の時間は余り取らずにオリオン座の重星を巡る。(諸々の準備で30分位は掛かるので、少しは順応は進行している) オリオン座ζ星、ι星、β星、η星も此れまでで一番綺麗に観えている。 トラペジウムE,Fが観えるので先ず先ずの空と思う。では52番星は如何と思ったが、これは駄目。それではこれは如何かとうさぎ座κ星に向けるが、これは何とか150~200倍で伴星の確認が出来る。。 毎度の双子座α星エリダヌス座32番星、東天に向けるとかに座ι星(実に美しい春空では一番かも) 昇って来たしし座γ星も見る。 時間の経過が進むにつれ、少し透明度が良くなってきたところで、久し振りのオルゴール赤道儀samyan 14ミリ F2.8レンズを着けたニコンDfにて数コマを撮る。

F2.8開放にて50秒 ISO1600  露出時間は最長120秒位も試したが、この空では無理で80秒でも被りで駄目、絞りも一段絞って撮ってみたが、余り良くなかった。画像を弄ると良いのだろうが、それはしないことにしている(出来ないのが正直かも) 私は、基本的にメーカーが作り出しているJPEG画像に敬意を払っているのだ。 と云うことで、先日と同じような場所の画像だが、南西天の状態は悪いが倍以上の露出時間(48秒)を掛けたもの

この夜は、天気はまだまだ続く感じであったが、何となく気分が乗らず午後11時前に家に入った。 実は計画として、オルゴール赤道儀で違うレンズも使って色々撮るつもりだったが、この透明度で撮る気を失くしたのが気乗りしない最大の理由だろう。 尚、ミューロン180Cに関しては、やはり18センチの口径は、どの星に向けても期待感が全然違い、この日の様に、先ず先ずのシンチレーションで有れば光量も充分なので観ていてとても面白い。つくづく買って良かったと思っているが、西村製20㎝反射TOA130の出番が激減するのではないかと少し心配。 それ程、PODのスペースも充分確保され、間違いなく、以前持っていたミューロン210より良く観えるので、この180Cの天下は暫く続きそうだ。