都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
雪の降らない地域に住んでいる人にとっては、「雪」はきれいで美しいものに見えるかもしれません。しかし、雪国に暮らすものにとって、「雪」は格闘の相手のようなものです。除雪、歩行、運転と全てが危険と隣りあわせなのです。
「雪かき、汗かき、ベソをかき」なのです。(あれ・・・、これ、どっかで書いたな・・・。ま、いいか・・・。)
「雪」と「氷」の違いを考えたことがありますか。北海道の道路は凍りついているのです。北海道弁で「しばれている」といいます。「凍ること」も「寒いこと」も、「しばれる」と言います。
普段、私たちは、「雪」と「氷」の違いを区別しているように思っています。前の晩から積もった雪を「氷」と呼ぶ人はいないでしょう。池に張った氷とは誰が見ても、はっきりとした違いがあります。
しかし、同じものを指して、ある人は「雪」と呼び、ある人は「氷」と呼ぶ場合があります。分かりやすい例では、スキー場で見られるアイスバーンです。大勢のスキーヤーによって踏み固められた「雪」が、スキーのエッジも食い込まないほどカチカチになった状態です。
このようになった雪(積雪)は、正確には「雪」なのでしょうか、「氷」なのでしょうか。
雪氷学という学問があるそうです。なじみはありませんが国際学会もあるそうです。ここでは、はっきりとした「雪」と「氷」の区別があるそうです。
それは、通気性(通水性)のあるものを「雪」、通気性のないものを「氷」としているそうです。
積雪は無数の雪の結晶からなっています。新雪のときは、この雪粒の間には十分な隙間があります。この隙間を空隙(くうげき)というそうです。空隙は互いに繋がっています。
さらに、詳しく説明しましょう。積雪は自重によって徐々に「しまり雪」に変化し、空隙は小さくなります。この密度が0.5g/?程度でしたら、まだ十分に通気性を保っています。因みに、水の密度は1g/?、氷の密度は0.917g/?だそうです。
さらに雪がカチカチに固まり、密度が0.85g/?ぐらいになると、雪の中の空隙は孤立した気泡となり、雪は通気性を失うのだそうです。この段階で、「雪」は「氷」に変化したというのだそうです。
ゆき【雪】
雲の中で水蒸気が昇華し、成長した氷の結晶となって降ってくる白いもの。また、それが降り積もったもの。結晶は六方対称形が多いが、気温や水蒸気の量により形はいろいろ変わる。《季冬》「宿かさぬ灯影(ほかげ)や―の家つづき/蕪村」
こおり〔こほり〕【氷/凍り】
水が固体状態になったもの。1気圧のもとではセ氏0度以下で固体化する。比重0.917。《季 冬》「歯豁(あらは)に筆の―を噛む夜哉/蕪村」
大辞泉
まったく、生活の役に立たない知識でしたね。だって・・・、寒いんだよ。
したっけ。