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都月満夫の短編小説集2

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都月満夫の短編小説集

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「桜の花が散った夜」

「湯を沸かす」について考える

2011-01-16 10:07:07 | インポート

Photo  「湯を沸かすだって。水を沸かしたものを湯と言うんだ。湯を沸かしたら、水蒸気になってなくなってしまうわ。」

 それはそうです。あなたのおっしゃることがいちいち正解です。

ゆ【湯】

 水を沸かしたもの。万葉集16「鐺子サシナヘに―沸かせ子ども」

湯を沸かして水にする

折角の骨折りをむだにすることのたとえ。「湯を沸かして水に入れる」とも。

広辞苑

 広辞苑にも湯は「水を沸かしたもの」と載っています。

Photo_2ご飯を炊く」という日本語は間違っている。炊いた結果が「ご飯」になるのであって、炊く前の状態は「米」だ。従って、ここは「米を炊く」と表現するのが正しい。

クッキーを焼く」という日本語は間違っている。焼いた結果が「クッキー」になるのであって、焼く前の状態は「生地」だ。従って、ここは「クッキーの生地を焼く」と表現するのが正しい。

家を建てる」という日本語は間違っている。建てた結果が「家」になるのであって、建てる前の状態は「建材」だ。従って、ここは「家の建材を建てる」と表現するのが正しい。

ストーブを燃やす」という日本語は間違っている。ストーブを燃やしたら火事になる。燃料を燃やすのだから、「薪(まき)や灯油を燃やすと表現するのが正しい。

 Photo_3 実は、この「お湯を沸かす」が間違いだという話は、江戸時代の滑稽本「東海道中膝栗毛」の中に登場します。

風呂に入るために湯を沸かすという発言に対して、「湯を沸かしたら熱くて入れない。水を沸かして湯にしてくれ」と答える、といった内容です。

 勿論これは、洒落です。受けを狙っての会話です。「そうだ。その通りだ。」などといっては、大人気ないというもの。

 日本語の中には、間違いが大手を振ってまかり通る、言葉の常識があるのです。

 

 今日(116日)は「薮入りです」実家に帰って、ゆっくりお風呂に入ってはいかがですか。

「薮入りってなんだ?」とおっしゃる方は下記をご参照ください。

薮入りについて考える

落語「薮入り」

2_edi

したっけ。

コメント (6)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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