都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
グラビア【gravure】
1 写真製版法による凹版印刷。版面は、原画の色の濃淡に応じた深さの微細な凹点からなり、これによってインキ層の厚薄を生じ、画像の濃淡を表現する。写真・図版などの印刷に用いる。写真凹版。フォトグラビア。
2 1で印刷された写真などのページ。グラビアページ。「巻頭―」
大辞泉
日本の男性誌のグラビアには、殆どの場合美人の写真が掲載されています。この、美人の写真を掲載するという手法を考案したのは、ピュリッツァー賞の創設者、ジョセフ・ピュリッツァーだそうです。
ピュリッツァー‐しょう【ピュリッツァー賞】
米国の文学賞・新聞賞。新聞人ジョーセフ=ピュリッツァーJoseph Pulitzerの遺産により1917年に制定され、毎年、ジャーナリズム・文学・音楽の分野ですぐれた仕事をした人に贈られる。
大辞泉
1883年にピュリツァーはジェイ・グールドから346,000ドルでニューヨーク・ワールド紙を購入しました。それは年間40,000ドルの赤字を出していたといわれます。ピュリツァーはワールド紙の焦点を、人間の興味の物語、スキャンダルおよびセンセーショナリズムへ移しました。そして、「社交界を優雅に彩る女性たち」と題して、ブルックリンの素人娘のポートレートを掲載したのです。
1885年、彼は下院議員に選任されました。その購読者数は彼が同紙を購入した時点の15,000から600,000に達しアメリカで最大の新聞になったのです。
ポートレート【portrait】
1 肖像。肖像画。肖像写真。2 文章による人物描写。
大辞泉
ピュリッツァーの、このやり方は不道徳だとして、猛烈な批判を浴びました。しかし、彼は「私は、紙面を華やかに彩ってくれた彼女たちから、なんの不平も聞いたことがない。」と言って、掲載をやめませんでした。
かくして、各誌紙はこぞって美女の写真を表紙やグラビアに掲載することになったのです。
ピュリッツァーの勇気ある行動により、世の男たちは貴重な「妄想の材料」を手に入れたのです。
したっけ