都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
喪中のため年始の挨拶は失礼させていただきます。
初夢とは、いつ見る夢のことを言うのでしょうか?
江戸時代までは大晦日から元日にかけてみる夢のことを「初夢」と言っていたそうです。
現代では、「初夢」とは、元日の晩から1月2日の朝にかけて見る夢のことを指すようになりました。これは除夜の鐘や初詣などで12月31日から1月1日は皆大体起きているからと言うのが理由のようです。
「初夢」で縁起の良い夢としては、挙げられているのが、「一富士(ふじ)、ニ鷹(たか)、三茄子(なすび)」
日本古来の夢占いでは、この夢が現れれば吉兆とされています。
因みに、この後に四も五もあります。四は「葬式」、五は「火事」だそうです。一見、縁起が悪そうですが、夢で出会えば、現実では出会わないということだそうです。
また、他の説では、四は「扇(おうぎ))、五は「煙草(たばこ)」、六は「座頭(ざとう)」と続きます。
江戸時代での宴会に不可決な舞踊の小道具である「扇(おうぎ)」と、芸者さんたちが吸う「たばこ」。「座頭」は弾き語りする剃髪(ていはつ)した盲人の法師を指します。そこで、これらの夢を見ると景気がよいというわけだそうです。
なぜ、「一富士(ふじ)、ニ鷹(たか)、三茄子(なすび)」なのかというのには、諸説あります。
徳川家康と関係が深い駿河(するが)の名物だという説。家康は晩年に「駿河で一番高いのは富士、二番目は足高(あしたか=愛鷹)山。値段が高いのは初茄子だ。」と語ったということです。
もうひとつの説は、あだ討ちに関係があるというものです。曾我(そが)兄弟の仇討ちは富士の裾野、忠臣蔵では赤穂浪士(あこうろうし)の紋所が鷹の羽だった。そして、荒木又右衛門(あらきまたえもん)が義弟・渡部数馬(わたなべかずま)を助けて「鍵屋ノ辻」で河合又五郎を討つ、「伊賀の仇討ち」は有名な物語。その場所が茄子の産地だったというものです。
仇討ちなどとは、今の時代に流行らない。一体何のことだと、若い方に叱られそうですが、興味のある方は、ご自分でお調べください。
いずれの説も、無理やりの感は免れません。
単純に、富士は日本一の山であり、鷹は強い鳥。茄子は物事を「成す」に通じるというのが、一番本当らしい・・・。
みなさん、どうぞよい初夢を・・・。
したっけ。