すべての頂の上に安らぎあり

今日はぼくに残された人生の最初の一日。ぼくは、そしてぼくたちは、この困難と混乱の社会の中で、残りの人生をどう生きるか?

暗い道

2021-07-01 19:01:17 | 夢の記

眠りに入る前
ベッドで目をつむっていると
いつも目蓋に浮かぶのは
山に入る
草深い細道だ
曲がりながら
暗い林に向かっていく

あれはどこの山だったろう
思い出しそうで思い出せない

思い出そうとしている時
じつはぼくはもう眠っていて
夢の中でその道を
見ているのだろうか

あの道はどこに続いているのだろう
本当に
頂きに登って行くのだろうか
それとも
どこか暗い淵にでも
下りていくのだろうか
それでも少しも恐ろしくはない

もしかしたら
眠ろうとしているつもりで
じつはぼくはもう死んでいるのじゃ
ないだろうか
それならそれで良いのだ

と思いながらまだ暗い夜明けに
意識を取り戻す

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「死のかげの谷」 | トップ | 岩壁(バットレス) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

夢の記」カテゴリの最新記事