すべての頂の上に安らぎあり

今日はぼくに残された人生の最初の一日。ぼくは、そしてぼくたちは、この困難と混乱の社会の中で、残りの人生をどう生きるか?

退職

2018-03-01 11:29:12 | 近況報告
 先日、20数年間勤めたシャンソンのライヴの店をやめました。
 以下は、そのお知らせのはがきの写しです。住所の分からない方もいるので、ここに載せておきます。


ふんはりと雪の積もつた山かげから
冬空がきれいに晴れ渡ってゐる。

うつすら寒く
日が暖い。
日向ぼつこするまつ毛の先に         
ぽつと春の日の夢が咲く。

しみじみと日の暖かさは身にしむけれど
ま白い雪の山越えて
春の来るのはまだ遠い。
        私の詞華集○29伊藤整「春を待つ」
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この2月23日をもって、20年ちょっと勤めたデュモンを辞しました。
人に接することの苦手な、明るくないぼくを辛抱強く使い続けてくれたオーナーの日野敦子さんに心から感謝。お客様や歌い手の皆様にも感謝です。
「これからどうするの?」とたくさんの人に訊かれました。まずは、ちかごろ急速に落ちている体力の回復、そのための規則的な生活、でしょうか。あとは、したいことはいろいろあるけれど、何もしないうちに語るのはやめておきます。
ここからは、余生です。余生というのは、人生で一番充実した、実りの時間でありうるものと思っています。そして、まだこれから始まる時間です。
「霜葉は二月の花よりも紅なり」…いつかまたお会いできると良いですね。
(「春を待つ」には、多田武彦という作曲家の、素晴らしい男声合唱曲があって、そちらが大好きでよく聴いています。)(合唱組曲「雪明りの路」)
コメント
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