先日、20数年間勤めたシャンソンのライヴの店をやめました。
以下は、そのお知らせのはがきの写しです。住所の分からない方もいるので、ここに載せておきます。
ふんはりと雪の積もつた山かげから
冬空がきれいに晴れ渡ってゐる。
うつすら寒く
日が暖い。
日向ぼつこするまつ毛の先に
ぽつと春の日の夢が咲く。
しみじみと日の暖かさは身にしむけれど
ま白い雪の山越えて
春の来るのはまだ遠い。
私の詞華集○29伊藤整「春を待つ」
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
この2月23日をもって、20年ちょっと勤めたデュモンを辞しました。
人に接することの苦手な、明るくないぼくを辛抱強く使い続けてくれたオーナーの日野敦子さんに心から感謝。お客様や歌い手の皆様にも感謝です。
「これからどうするの?」とたくさんの人に訊かれました。まずは、ちかごろ急速に落ちている体力の回復、そのための規則的な生活、でしょうか。あとは、したいことはいろいろあるけれど、何もしないうちに語るのはやめておきます。
ここからは、余生です。余生というのは、人生で一番充実した、実りの時間でありうるものと思っています。そして、まだこれから始まる時間です。
「霜葉は二月の花よりも紅なり」…いつかまたお会いできると良いですね。
(「春を待つ」には、多田武彦という作曲家の、素晴らしい男声合唱曲があって、そちらが大好きでよく聴いています。)(合唱組曲「雪明りの路」)
以下は、そのお知らせのはがきの写しです。住所の分からない方もいるので、ここに載せておきます。
ふんはりと雪の積もつた山かげから
冬空がきれいに晴れ渡ってゐる。
うつすら寒く
日が暖い。
日向ぼつこするまつ毛の先に
ぽつと春の日の夢が咲く。
しみじみと日の暖かさは身にしむけれど
ま白い雪の山越えて
春の来るのはまだ遠い。
私の詞華集○29伊藤整「春を待つ」
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この2月23日をもって、20年ちょっと勤めたデュモンを辞しました。
人に接することの苦手な、明るくないぼくを辛抱強く使い続けてくれたオーナーの日野敦子さんに心から感謝。お客様や歌い手の皆様にも感謝です。
「これからどうするの?」とたくさんの人に訊かれました。まずは、ちかごろ急速に落ちている体力の回復、そのための規則的な生活、でしょうか。あとは、したいことはいろいろあるけれど、何もしないうちに語るのはやめておきます。
ここからは、余生です。余生というのは、人生で一番充実した、実りの時間でありうるものと思っています。そして、まだこれから始まる時間です。
「霜葉は二月の花よりも紅なり」…いつかまたお会いできると良いですね。
(「春を待つ」には、多田武彦という作曲家の、素晴らしい男声合唱曲があって、そちらが大好きでよく聴いています。)(合唱組曲「雪明りの路」)