すべての頂の上に安らぎあり

今日はぼくに残された人生の最初の一日。ぼくは、そしてぼくたちは、この困難と混乱の社会の中で、残りの人生をどう生きるか?

ブルーグラス

2018-03-27 22:59:58 | 音楽の楽しみー楽器を弾く
 一昨日の日曜日、家から歩いて15分ほどのライブハウスでバンジョーとマンドリンの発表会があって、聴きに行ってきた。ぼくの習っているマンドリンの先生が参加しているバンドのバンジョー奏者の生徒さんたちが主で、15人ぐらいいて、ぼくの先生の生徒も2人だけ参加していた。
 ぼくは、「出ますか?」と訊かれたのがあまりに直前だったし、バンドで演奏するのは経験がないので、今回は聴きにだけ行くことにした。
 生徒は初心者が多くて、うまい人は少なく、ゆっくり弾いたりつかえたり外しまっくたりしていたが、バックにバンジョーとマンドリン(どちらも先生)のほかにギターとベースのすごくうまい人がいて、生徒の演奏を支えていたので、楽しく聞くことができた。
 次回はぼくも参加して、安心して初心者ぶりを発揮させてもらおうかな、と思った。
 ジャンルとしてはブルーグラスというのだろうが、みんなこの音楽が大好き、というのが良く分かって、和気あいあいとして雰囲気も良かった。最後のプロの演奏は、素晴らしいテクニックで圧巻だった。
 ところで、ぼくもそのブルーグラスを習っていることになるのだろうが、じつはブルーグラスというのはどういう音楽なのか、ぼくはよくわかっていない。バンジョーやマンドリンやフィドル(バイオリン)の音色を特徴とする、非常に速い演奏を持ち味にする、アメリカのケンタッキー州を中心にしてアイルランドからの移民の間で始まった、どこか田舎風の感じがする音楽、なのだそうだが、カントリーとどこがどう違うのか?
 カントリーは昔から(小坂一也とワゴンマスターズの頃から)聴いてはいるが、もっとのんびりしている気がする。あののんびりした広々とした感じが好きだ。
 ブルーグラスはどう違うのか、カントリーの一種なのか、もわからない。例えばハンク・ウイリアムスの「ユア・チーティン・ハート」は好きだが、「アイ・ソー・ザ・ライト」はいつかやってみたいが、あれはブルーグラスなのだろうか?
 歌い方も、あまり口を大きく開かず、やや鼻にかかった声で、小節のようなものを聞かせて歌うのが多いようだが、ああしなければいけないのだろうか?
 これからぼくがあの音楽に深く入り込むことになるのかどうかは、今のところ分からない。先生にいただく曲を練習するよりも歌謡曲やフォークやのんびり系のアメリカ・イギリス民謡を練習するほうが今のところは楽しい。
 ブルーグラスは速弾きを特徴とするので、年齢的な問題もある。練習はメトロノームを使って非常にゆっくりした速度からだんだん上げていくのだが、これが歳を取るとなかなか上がらない。今やっている曲は♩=80位から始めて、やっと140あたりまで来たが、プロは200を軽く超えている。
 発表会に生徒たちもめいめい自分のできる速さで弾いていたから、それはそれでいいのではあるが、本来の速さで弾けないのはやはり悔しい。
 ぼくは歌が主な目的で、演奏は伴奏、と割り切ればよいことなのだが。
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