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永井 荷風忌

2018年05月03日 |  紀  イベント・催行

千葉県市川市、第10回・荷風忌


講演会&ひとり語り

 

 市川は、豊かな水と緑の自然環境のもとで、歴史的・文化的な資産が長い年月をかけて育まれてきた文化の薫り高いまちです。そして今でも、著名な芸術家や文化人が在住し、その活動の拠点としています。

市川名誉市民を見て、その広がりと根の深さ、只ただ頷くだけでした。

5月3日、荷風忌が行われたので覗いてみました。代
変好評でほぼ満席でした。


本を読む母子像


市川図書館前のモニメント


案内パンフレット

 ≪市川に住む≫
 荷風は、市川にに住み始めたのは1946(昭和21年)が最初で、国府台女学園の創立者である・平田華蔵の計らいで、京成菅野駅前の職員住宅が提供された。あちこちにに移り住むが、昭和三四年亡くなるまで暮らした。

≪断腸亭日乗≫を書き続ける
 その間「断腸亭日乗」は、荷風の日記、として、一九一七年(大正六年)から亡くなるまで、欠かさず書き綴られていた。日記の多くは、手帳に書き記した。『日乗』とは日記の別名である。

 ≪断腸亭日乗≫を見ると戦後が分かる
  ・・・資源不足から、電気が安定的に供給されず停電が頻発し、治安も悪化した。衛生環境の悪さ、赤痢・疫痢・発疹チフス・などの伝染病が流行した。

≪荷風ブーム≫

  作品が舞台・映画化されるなど、「荷風ブーム」と言われる現象が起きる。1952年(昭和27年)文化勲章受章、その2年後、日本芸術院会員にえらばれる。

≪映画化された永井荷風の作品≫
  「渡り鳥いつ帰る」「つゆのあとさき」「踊り子」「墨東綺譚」「裸体」「4畳半物語」「夢の女」

 


開園1時間前整理券を待つ人たち、定員220名
此の待ち人を見たときは、驚くやら、文化の深さ、荷風に対する市民の根強い関心を見た。


整理券をゲットしました。


整理券を持って集まった人たち。
永井荷風忌にはこれほどまでに・・・、多くのフアンが集まった。


開園前の会場の様子、開演中は、撮影禁止。

 

      ◎ 講師・鹿児島大学・准教授 多田 蔵人 氏

          「言葉を選び続ける、市川時代の荷風文学」

     ◎ 俳優座女優・長浜 奈津子 氏

          ひとり語り 「墨東綺譚」

    墨東綺譚は、永井荷風の長編小説。
1936年完成,37年発表。中年の作家と私娼との交情を中心に, 四季の風物詩や時代の風俗なども織り交ぜて,随筆的構成した後期の代表作である。

              「墨東綺譚の故郷・向島・玉ノ井」 永井荷風がこよなく愛した街
                                 

 

                  けています。
                  しばらく扉を閉じていましたので…。   

 

コメント (16)
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