天皇陛下のお言葉

　東日本大震災の1周年を迎え国立劇場で追悼の式典がおこなわれ天皇皇后両陛下のご臨席のもとにとりおこなわれました、天皇陛下は心臓のパイパス手術を受けられ医師団からも心配されていましたが、追悼のお言葉も力強く見守っていた全国民も安堵しました。

　国が危急の時に果たされる天皇皇后両陛下の役割は、今の危ふい日本にとってはかけがえの無い存在であることは、おおかたの国民は思っているでしょう、前首相が罹災者の見舞いに出かけたとき、罹災者の一人に「もう帰るのですか」と言われたシーンを思い出さずにおれません。

　日本の政治、経済、社会の不充分さを天皇陛下は補ってくださっているような気がします、そしてお言葉に応えていきたいと国民の一人ひとりが思ったことでしょう。

東日本震災の一周年

　明日11日で東日本震災の一周年を迎えますが各報道も多くの番組を報道しています、なかでもNHKは質、量ともに見せるものがたくさんあります、いずれの番組も被災された方々、とくに家族を失われた方の心の傷は深く、悲しみと苦痛の声が見ているツモ爺にも伝わってきて、涙なくしては見られません。
　
　また、復興が叫ばれているわりに遅々として進んでいないように思えます、あまりのも傷が深くそして広いためでしょう、阪神大震災のときは地域が限定されていたから復興もスムースに出来たのでしょう、今回は3県にまたがり周辺の千葉、茨城県にも被害が広がっています。

　さらに原子力発電所の損壊も加わり、いっそう難しくしています、報道の中で明るく感じたのはボランティアに加わった高校生と大学生の言葉で被災者から「ありがとう」と言われ自分も役に立っことができた、自分自身の存在感を感じた。という言葉に救われたようにツモ爺は感じました。

ちよっとしたヒントから

　今日お目にかけるアートフラワーはテレビを見ているうちにヒントを得ました大きなカサブランカ（ゆり）が少しアンバランスに活けてます、普通常識的にはこのカサブランカの花と花器の大きさとはの釣り合いがとれていません。

　しかしヒントににしたテレビでは、とても魅力的に感じました、むしろアンバランスだからこそ面白く思えたのです、いつも申し上げていますようにモノ作りにはインスピレーションと言いましょうかヒラメキがないとモノつくりは出来ないのです。

　ですから、新聞を見ても、雑誌を見てもテレビを観賞しても何時もお花のアンテナを張っています、そして少し変わったものがあるときはテレビの画面をカメラで撮り参考にしています。

週１回の抗がん治療

　毎週木曜日は病院で抗がん剤を膀胱に注入しています、今日で4回全部で8回せねばならないので、ようやく半分終えたことになります、注入の方法は管を尿管を通しますから、やはり苦痛がありますが、短時間で終わるので助かっています。

　注入の前にかならず尿の検査を行います、今日医師から「何か変わったことはありませんか」と尋ねられ「少し尿の出方が悪くなった」と正直に返事をしたところ、検尿の結果、数値が変わってきたとのこと、つまり膀胱が抗がん剤に反応してきたということです。

　この抗がん剤は必ずしも治癒するというわけでもなく、悪くすると根本的解決として膀胱そのものを手術で取りさることも考えられ、それをツモ爺は一番恐れていたのです、それで数値が変わってきたということは、良いきざしとも受け取れます、あと4回治療を受けますが根治できることを祈るばかりです。

妻の白内障手術その後

　昨年末に妻は白内障の手術を受けその後順調に経過しています、今まで眼鏡が必要でしたが視力が回復して遠くを見るときは眼鏡が全く要りません、ただし老眼の眼鏡は必要です、ですから日常生活がうんと楽になったと言います

　今週の初めに眼科の診察を受けて正確な老眼の度数を調べてもらい眼鏡屋さんで新調しました、色々のデザインがありなかなか独りでは決めかねてツモ爺も一緒に選ぶのを手伝いました。

　老眼鏡の度数などはあまり皆さんは重視しませんが、やはり眼科医で正確に測ってもらうとだんぜん違います、ツモ爺の老眼鏡は正確に度数を合わせていますから、手帳に３ミリ位の大きさの字でびっしり記入しています、人に見せるとよくこれほどの細かい字が書けるものだと感心されます。

　いい加減な度数の合わせ方では毎日眼鏡を使用しますから疲れてきます。

ストレス

　一般にはストレスを強く受けないようにとか過度のストレスは健康を損なうと言われていますが、マラソンの選手は酸素の希薄な高地で肺にストレスを与えて肺を鍛えます、このほかスポーツ選手はそれぞれの肉体に普通以上のストレスを与え続けます。

　このように超人的な水準に達した人は超人的な修行つまり強いストレスに耐えた人たちです。ツモ爺のように高齢に達した者は肉体的なストレスは無理ですが脳のほうは適宜にストレスを与え続けないとボケにつながります。

　できるだけ本や新聞を読み内容を理解する努力つまり脳にストレスを与え続けないといわゆるボケ老人になってしまうおそれがあり、少々難しい内容でも何度も繰り返し読んで内容を理解するようにしています。

アメリカ追従から日本独自の道を

　グローバリズムからリーマンショツク、これまで日本はアメリカの主導する論理に翻弄されてきたことが、ここへきて破綻をきたし、失敗であることに気づきはじめました、「改革なくして発展なし」という合言葉におどらされてきました。

　ツモ爺はいま読んでいる、中谷巌、佐伯啓思両氏の著書でそれに気づきました、進歩主義と言えば今までの事柄が古臭く、遅れているように思い勝ち、しかし、今回の東日本大震災を」契機に、日本の良さや、家族、地域の大切さに改めて気づきました。

　また、アメリカ自体がイラク、アフガンの失敗、経済的にはサブプライムの破綻等世界に与えた影響は甚大なものがあります、アメリカの存在は、戦略的に日本にとっては必要ですが、是々非々で取捨選択をしていかねば、よき日本の存在価値は無くなってしまいます。

　においゼラニュームさん　お子さんの巣立ち時期を迎えられたのですね、お察し致します

植木鉢に生け込みました

　高さ38センチの小さいアートフラワーアレンジです、花器はふつうの植木鉢ですがテラコッタ（植木鉢）のれんが色にあわせてオレンジ系の花を多く組み込みました、そしてやはり枝や葉っぱのグリーンがこのアレンジの特徴になっています。

　写真のようにテラコッタと花瓶敷き、そして花の色、ベースとなるボードの色と関連しマッチングしていますからすんなりと見ることが出来ます。

　ただ作っていて、自分でも気がついていますが一本調子になっているのが気がかりです、出来るだけバラエティに富んだ作り方をしないと、と反省しています。

　においゼラニュームさん、いつも有り難うございます、気が向いた時にコメントを頂ければ幸いです。

明るい日本

　昨夜は１０時ごろ就寝、朝までぐっすり眠り元気を取り戻しました、さて、いま長谷川慶太郎・泉谷渉共著の『素材は国家なり』東洋経済新報社刊行を読んでいますが、科学技術面で日本は明るいということが読み取れます。

　少子高齢化社会、人口減少日本、リストラにおびえる社会、とかく悲観的な報道が満ち満ちて日本を暗くしています、加えて放射能と悪い材料には事欠きません、そんなに駄目な日本か？マスコミの悪い影響を受けすぎています、しかし、先ほどの本は日本の将来を科学技術の面で世界をリードしていることが良くわかります。

　例えば超伝導ケーブル（電気をロス無く送電する技術）鉄鋼技術、リチューム電池等々明日を切り開く技術を日本は持っています、加えてお互いを助け合う民族性、今は震災以来、極地に位置していますがきっと先端技術で日本は世界をリードしていくことをこの本から自信を得ました。

疲れたと感じたら、考えない、思わない

　タイトルはニーチェの言葉です、まだ風邪が完全に治っていないせいもあり、アートフラワーのアレンジをしていてもとても疲れを感じます、そして今日のように雨の日は気持ちまで沈みがちになってきます。
　
それでニーチェの言葉を読み返していると「疲れたと感じたら・・・」に行き当たりました、そしてこのように書いています「いつものように毅然としていられなくなったら、疲れている証拠だ、疲れているとぐるぐる似たようなことを考え、そのうち、憂鬱なことや暗いことが頭の中を勝手に動き回るようになる」

　さらに続けて「それは毒を吸うようなものだから、疲れたと感じたら考えることをやめ、休んだり寝たりするにかぎる」と結んでいます、今日のツモ爺は風邪からまだ充分直りきっておらず、疲れを感じるのでしょう。

　今日はニーチェの言葉に素直に従いましょう。