ツモ爺のひとり言~アートフラワー~

人生を少し長く生きた一人としての”私のひとり言”を聞いてください。

りんごの歌

2012年03月26日 17時27分36秒 | ツモ爺のひとり言
 先日NHKラジオの深夜便で歌手のクミコさんが自分の好きな楽曲のなかに「りんごの歌」を挙げていました、この曲の歌手はご存知の方も多いと思いますが並木道子です、この曲にはツモ爺の思い出がたくさんつまっています、終戦後いちばん早く流行した歌と記憶しています。

 当時ツモ爺は中学4年生、学徒動員で海軍の航空機のエンジンを作る工場へ行っていました、終戦間際にはアメリカの戦闘機のグラマンやP-51の機銃掃射を受ける状態で毎日乗る電車も銃弾を受け穴があく始末、まさにぎりぎりの生活を強いられていた状態でした。

 そんな生活から解放され、中学に戻り授業が始まった頃にこの「りんごの歌」が流行して、負けた悔しさよりも安全に暮らせる、アメリカが持ち込んだ自由も享受できる嬉しさがこの歌をいっそう印象づけました、その代わり遅れた学力を取り戻すため厳しい授業に悲鳴をあげ、悲喜こもごもだった思い出と、りんごの歌を思い出すのです。