富山マネジメント・アカデミー

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県下で最初からさけられている大学評価法

2017年07月29日 | Weblog

TMA講師代表の経験値

(1)入試のレベル判定の勝敗率

  受験生は、複数校を受験する。AとBとを両方愛かったとき、どちらを選んで入学したのか。これで、県内の大学が勝組になっていないことが分かる。また、同じ受験生が、例えば、明治大学が不合格で、富山大学が合格だとすると、富山大学を負け組と判定する。勝敗率が低い。

(2)卒業生の就職先の判定

  日本の中核企業は、東証第一部の企業であるとすると、そこに卒業生の何%を送りこめたか。いかに人材難でも、入りたい企業と、あまり入りたくない企業との差異はある。前者には、競争性が発生するので、不合格の判定は数量的な意味をもっている。入りたい企業に合格判定を戴くには、例えば、TOEIC800点がいる。県下では、1学年齢で、1名いるかどうか。文系にはいない。

(3)県内企業での就職試験での不合格率

  県内大学から県内企業への就職でも、優良企業は、はっきりと不合格の判定を出している。こうした不合格者でも入社できる企業は、あきらかに「Fランク」企業である。県内企業は、A,B,C,D,E,Fとランクがある。合格者と不合格者の比率を見れば、合格率が10%以下は、Aランク、20%以下はBランクとなる。技術系で、理工系の学生に不合格を出せる県内企業は、極めて水準が高い。

県内企業は、中学3年次に行われる高等学校の入試を評価軸に置いている。だがら、県内大学で、富山県内で国立大学の進学者の多い高校から、県内大学への進学者を分析する。中部高校から、国立富山大学への進学者がある学部と無い学部、そもそも入学者ゼロの県立大学、これだけでも論ずるに足りない。

要は、典型的な負け組の構造のなかで、良い種子のある学生の県外流出が起こっている。「J3以下」の構造である。その責任は誰にあるのか。恥部を隠して、大学評価など出来るはずがない。


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