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東京湾の漁師 東京湾海人の日記

青混ぜ海苔の達人のブログです。

えびす講と入札

2006年11月20日 19時22分17秒 | Weblog
北東の風

今日は 大きな行事が2つ。
といっても えびす講は 11月20日に決まっている。
年寄りが かいがいしく 夜 お供えを上げて 私が 食べてしまうだけのことです。



夜えびすといって この一年間の働きに感謝するものです。
海苔餅まで お供えしてしまって ご苦労様でした。
秋の海苔の収穫は 残念ながら 少なかったけど こんどは 頑張ってください。

というよりも 私が 頑張らねばなりませんね。

初共販

今日は なんといっても 初共販。


海苔生産者の もっとも 注目する 行事であります。
問屋さんも いっぱい来ています。
生産者も 各組合を見て回って 
「自分の海苔と 比較するのです。」
楽しみでもあり それが どう 問屋さんが評価するか 気にかかります。



この 部屋は 生産者の控え室です。
各組合ごとに 札が 開いてゆきます。
固唾を呑んで見守る生産者。
熱心に メモする 生産者。

自分で 自分の海苔の値段をつけられない もどかしさがあります。



ここが 入札室です。
机の上の ボタンで 値段が決められてゆきます。

私たちの組合から 千葉の最高値を出したいのですが 今年も 駄目でした。
海苔は 抜群に いいのに・・・・・・・・・
ただ 組合の平均単価は トップです。
一生懸命 青混ぜ海苔を宣伝したし 黒い海苔も とってもよかったこと。
とっても 残念なことは 枚数が上がらなかったこと。
まだ 生産者の何人もが 海苔を収穫してません。

みんなが 収穫の足並みが揃うと 嬉しいのですがね。
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時化の予感

2006年11月19日 17時39分11秒 | Weblog

北東の風

ぽつりぽつりと 泣き出したようだ。
もう 今日は 海に出なおすような 天気ではなさそうだ。
予報では 明日まで この雨が 残るという。




もう 雨は要らない。
アカグサレ菌は 淡水で 爆発的に増殖するのです。
もう アカグサレ菌は 出現しているのです。
これは 逃れられないもので 解決するには またまた水温が14度まで 急降下することです。



みんな 同じ考えです。
明日 時化かも
という考えが。
摘採しに 来てます。
少なくとも アカグサレ菌が入る前に 摘採出来れば ね。

冷凍網



冷凍庫を 紹介しましょうね。
こうして 6枚ずつ 脱水された海苔網を ビニールの袋に入れて 氷点下20度以下で 保存しておくのです。
私の計画では アカグサレ菌の増殖が 収まり次第 出庫するつもりで スタンバイしています。
すでに 昨日 パイロットとして(試験的に)出庫してあります。
その様子しだいで 次々と 網交換を行ないたいものですね。

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本橋氏

2006年11月18日 21時45分42秒 | Weblog

北東の風



ふたりの橋本氏

JCII
フォトサロン(東京の千代田区にあります。)で 橋本成一氏の作品展とトークショーが ありました。
橋本成一氏は チェルノブイリの汚染地域の写真を美しく撮ったり サーカスの写真で有名な方です。
JCIIフォトサロンは 橋本正義氏が 運営して 誰もがここで 個展を開催したいと願うのです。
JCIIは日本語で 日本カメラ財団といいます。
JCIIフォトサロンで個展を行うとここで 作品が収蔵されます。一年間で10人しか選定されません。プロ中のプロでも なかなか開くことができません。

チェルノブイリの橋本氏は 面識がなかったのですが JCIIの橋本氏には 大変お世話になって またもしかしたら お世話になるかもしれない人なのです。その橋本氏がプロデュースするトークショーを聞きに行く事になりました。
一応 日本写真協会の会員ですので この忙しい中 出かけました。



たまには 海苔馬鹿の集まりを離れて 写真馬鹿の集まりも いいものです。
プロでもアマでも 写真に対する 思いは みんな熱いです。

最後は 4人になり 食事をして なんと解散場所が ビッグカメラとは 笑っちゃいます。

海苔養殖日記


仕事をせずに 出かけたわけではありません。
どうも 海が 良好になってきたようですので、冷凍網出庫です。
写真のように 10月に 海苔網ごと冷凍保存してあったものを 海に張り込んできました。海苔芽の大きさは1ミリほどですが もし海の調子がよかったら すぐに伸びてくるはずです。
何とか お歳暮商戦に間に合わせたいのですが はたして どうかな。

明日 明後日と 22日、23日と 雨が予想されています。
水温が 下がって 丁度 アカグサレ症の適温となってしまいました。
(こんなに 急激に下がらなくてもいいのにね。)
アカグサレ症は 雨によって 爆発的に 広がります。
ラッキーな年は これから年内 雨のないカラカラ天気続く時です。
すでに 散見されてますので 雨は いやです。


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新聞

2006年11月17日 19時45分36秒 | Weblog

北東の風

今日は 新聞の取材の予定。
「千葉の海苔が採れました。20日に入札会が開かれ市場に出回ります。けど不作です。」
と 書いてもらうつもりです。

朝 3時に 風が吹いていました。
「困ったな」
「でも 予定の時間に 凪たら 困るから 連絡はやめよう。」
こちらに到着したら 相談しよう。

しかし

しかしです!

予定の時刻に記者が来ません。

電話 つながりません。

「どうしちゃったんだろう」




やっと 電話が かかってきました。
「すいません! 寝坊しました!すぐ向かいます!」

築地の新聞社に 泊まりだったそうです。
「いいえ こちらも 風が吹いていて 出られそうになかったので ホッとしています。」
「ゆっくりと こちらに向かってもらい 凪たら 出航しましょう。」
「わかりました。」

そんな アクシデントのおかげで カメラマンさん 念願の柵の海苔採り風景が 撮れる事になりました。
もし 時間通りに来て 凪ていたら 沖合いのありきたりの風景しか撮影できなかったのです。
「いいです。燃えてきます。」
懸命に シャッターを切っています。


Jrが 運転してます。


たびたび 止まってあげて 写真を撮らせています。
「なかなか 親切である。」

彼の名字は おそらく 日本で一人かもしれないような 珍しい名前です。
でしょう?

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めだか

2006年11月16日 19時59分05秒 | Weblog

西後北の風

実は 昨日の夕方 海の見回りに出たとき 確かな手ごたえが感じられました。
強い 風のあとに 海苔が 思ったより残っていたのです。

これが あたりまえで 飛んだ分だけ 伸びている証拠です。
今年 何回も 強い風が吹きました。
これまでは みんな飛んでしまい 振り出しでした。
昨日の夕方見た光景は 声には出しませんが
『大丈夫じゃん』
と内心 思いました。




写真を見てください。
海苔網に 生き残っている海苔は ほとんどなくなりました。
凶作の象徴のような写真ですが よく見ると 黒海苔が ひら~っと伸びてきました。

ちょっと いい兆候です。
組合に 出かけると 複数の人が 同じ感じです。
電話も よその組合からも
「ど~だ!」
と 声が弾んでいます。
「明日 冷凍網を 出して見るね。」
「俺 今日出したよ。」
「大丈夫みたいだね。海が変わったようだ。」

よくなっても 写真のような 海苔網がほとんどで 秋芽の凶作はかわりないのですが 冷凍網に 期待が持ててきました。

同じ 振り出しでも 今度は 前にでてきそうな振出です。
きっと おとといの風が 神風なのかな。

めだか
友人の 奥さん。
もちろん 海苔養殖をしています。
ここのところ 同じように 暇してました。


めだかを 持って来てくれました。
田圃の 脇の 水路に いっぱいいるそうです。
暇を見つけては 捕まえてるそうです。
このぐらいは ほんの数分で 捕まえられるそうです。

本物のめだかは 絶滅危惧種らしいのですが この土地は 自然にいっぱいいる 貴重な 場所らしいのです。

一般に いるのは タップミノーというのですか カダヤシと呼ばれる 外来種らしいのですが 黒めだかは 貴重らしいのです。

さあ どう 育てようかな。

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クルシミマス?

2006年11月15日 20時45分50秒 | Weblog

北の風

めっきり 秋も深まったようで 深夜ともなると 肌寒く おまけに 雨も降ってきた。
海苔が 芳しくない分
 いろんなことが 出来る。

朝 早起きすると 海に出かけるまで ちょっと 写真の焼き増し作業なんかすると とっても 得したような気になるのです。

3時に 目を覚ましました。
西の風です。
しけのようでした。
ゆっくりと 暗室作業が出来ます。

5時になって 外を見ると 北の風に変わって 吹いていますが そんなに強くありません。
海に行こうかな と思っているうちに 不覚にも 横になったまま 眠ってしまいました。



再び 目を覚ますと 7時を回っていましたが 時化で 安心。
だったら もっと 眠ってればよかったな。

船橋に
思い立ったことがあって 船橋の漁師に 会いに行くことにしました。


妻も 一緒に行く事になり 高速を飛ばすと 1時間で着きます。
猪瀬さんが 地方高速道路について いろいろといっておりましたが こんな時は 超便利です。

いつも 行くたびに 歓待してくれて 恐縮してしまいます。
「何が 食べたい?」
「なんでも」
「では ららぽーとに行こう。」


もう すっかり クリスマス気分ですね。
海苔師は どこも クルシミマスです。
やはり 不調のようです。

「そんなこと 忘れて 中華を食え」
ご馳走になりました。

今度は デザートを 食べようぜ。
ご馳走してくれる人は 絶対左党派なので お酒が欲しいのですが 私が甘党なもので ケーキとお酒と灰皿のあるお店を探そうということになりました。

ららぽーとの この一角は レストラン、喫茶店 飲食の出来るお店が 数え切れないくらいあって 毎日来ても 一年間で すべて 回れるのかなという感じです。


ケーキが出てきて ワインが出てきて ついでに 中華を食べた後なのに カルボナーラまで 注文してしまいました。

ここは 何回来ても いろんなものが 食べれて 体によくありません。

「で今度は どこに行く?」
「おすし屋さん?」
「いや 帰ります。」



3日分くらい 食べてしまいました。
帰ると すっかり 凪ていました。

この風は 絶対に 海苔のために いい風でなくては ならないのですが。
明日は さて どうだ。

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あさ天サタデー

2006年11月14日 21時28分16秒 | Weblog

南の風

あさ天サタデーの 「今が旬」のコーナーの撮影に来ました。
昨日の 電話での 打ち合わせ
「明日は ほぼ 南の風ですよ。無理かも。」
「そうみたいですね。でも仕事ですから そちらに向かいます。」
「では お待ちしてます。」



朝 起きたら 凪ています。
行いが良いのか悪いのか。
Jrが カメラマンを乗せて 着いて来る 手はずです。

ところが 海苔が 伸びていません。
こんなに 困ったことは ありません。
10センチほどに伸びた 網で お茶を濁して。

ハズイので カメラマンを岸に帰してから 駆けずり回って 少し海苔を採りました。
考えてみたら このように 凶作ですと 云えばよかったかも。



カメラマンさん。
ご苦労さんでした。

海苔養殖日記

撮影終了後 大急ぎで 海苔網の手入れに 出かけました。

まだまだ 凪ていると 仕事をしていると 急に 南の風が吹いてきた。
海苔網を はずしてしまい 次の場所に 張ろうとしていた矢先 です。
たった 一枚を張るのに こんなにも時間がかかるのか と思うほど まどろっこしかったのです。
波が 頭の上から のしかかります。
ほんの 数分前には 凪だったのにね。
心の中では 早く早くとあせるのですが あせればあせるほど 手間取ってしまいます。


こうして 港の中に 入ると ホッとします。
海苔をしている人 アサリを採っている人 魚を採っている人 みんな 逃げ帰ってきました。
今日も くわばらくわばら

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判断

2006年11月13日 21時23分52秒 | Weblog
北の風

海に出た頃 木更津の町は 霧に覆われているようでした。
つまり 凪ていたのです。



「風かもしれない」
「出てみようよ」
「そうだね」



こうして 水門をくぐって 出航です。


穏かですね。



ところが 海苔が 伸びていない。
昨日の風は 神風ではなかったのか。



海苔を かき集めているうちに 大風になってしまった。
判断ミスでした。
伸びていない海苔 風がわからなかった私。

昨日の風後のため 一度 確認をしてからが正解でしたね。
逃げるように 帰ってくる 船の中で そう思いました。



ところが 午後からの1カット。
こんなにも 穏かになれるのですね。

海苔養殖日記

こう 書くのも はばかれるほどの 状況になってしまいました。

海の状況は?
と 漁連からも
水産試験場からも 電話です。

「ヘレンケラーみたいです。」
「え?」
「白 赤 バリカン 3重苦」
試験場の技師さん 返す言葉が ありませんでした。

今年は 風が吹くたびに 悪くなってしまいますね。

海苔師の挨拶が
「どうだ?」
「昨年より 悪い!」
今日は 3回ぐらい 云いました。
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木枯らし1号!

2006年11月12日 21時16分00秒 | Weblog
北の風強く

昨日から 高い確率で 予想はされてました。
多分 木枯らしだろうと。

予想天気図では 間違いないのですが、たまに 日本海に隠れた低気圧があったり ちょっと 等圧線がたわんでいたりしたり、上空の低気圧の関係とかで 風の予報が はずれることがありますが、今日は 典型的な冬型の西高東低の気圧配置でした。
ただ 千葉県だけ 雨が降りましたよ。
午前中ですが びしょぬれの車が走ってきたりして 何だろうと思っていると 雨が降り出したりして ビックリです。




この年になって 初めて 発見したのですが 富士山の右に横たわるのは 箱根の山とばかり思っていたのですが 手前に 多分丹沢山系でしょうか。2重の山脈でしたね。たまたま丹沢には太陽が当たってなく箱根だけを照らしていたのでわかりました。(箱根の山よりも ちょっと低い山脈がわかるでしょう。)
それほど 空気が 澄んできたのでしょう。

もう 一枚 写真は 夕方です。
今日は にわか富士山写真家のようですね。
あまり 景色は得意ではないのですが ここは 東京から50キロしか離れていない 東京湾ですよ。
とっても 田舎みたいですね。



いかがでしょう。
北斎が 絵を残しただけのことがありますね。

ただし 現場は 見ないほうが いいと思います。
撮影現場は ゴミがいっぱいでした。

写真を見ただけであると 風光明媚な場所と思われることと思います。

急速に 気温が下がってきました。
水温も 当然下がるはずです。

このあいだの強い西風の時 私はこう云ったそうです。
「この 風は 神風になる。」

今日 その言葉を聴いていた人が
「このあいだの予言ははずれたね。」
と云った。
「で 今日の北風は?」
と聞くので
「今度こそ 神風だ!」
海苔にとって いい風になるように 願望を込めて 言いました。

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雷雨!!

2006年11月11日 19時05分12秒 | Weblog
北後南の風

朝 港で 対岸のH君と 手話まがいの会話

「行くよ!」
「伸びてそう?」
「少しは 採れそうだ。」



 海苔採りに出かけてゆきました。
大急ぎで あとを 追います。

「天気予報は 90パーセントほどの確率で 明日 大風を 予報しています。
このあいだの とんでもない強い西風で ほとんどの海苔がちぎれたばかりです。
やっと 伸び始めた海苔が 明日 また 飛んでしまうかもしれません。」

という考えは 同じです。
振り出しから ちょっと前に 進んだ矢先です。
かき集めてでも 干し海苔にしたいのです。

曇りでした。
予報は お昼頃から 雨だそうだ。

摘採を 始めると ポツリポツリ と空が泣き出した。

「何か 光った?」
「雷だ」




ものすごい 雨になった。
写真に 雨脚が 写りこむほどの 雨。
「無理は 禁物」


少しだけど 帰ろう。
そそくさと 帰る。
なんと 雨の中 お日さまが 差し込む。



とうとう 雷は 午前中続いてしまったのです。
クワバラクワバラ
おっかないですね。
海の雷は
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