テレビ番組から

安倍元首相暗殺犯の評論のＥＴＶ特集と、日本の中流崩壊のＮＨＫスペシャルを立て続けに見ました。前者ですが、これも多くの要因が絡み合っていますね。統一教会だけでもない。経済も複雑に絡んでいるし、たまたま信徒の母親に生まれた＝親を選べないという根本問題もあると僕は思います。親がダメでもセフティーネットがない問題も。これも福祉問題に入れるべきですね。犯人は悩みを相談できなかった。そのような例は多いし。我々にできることは、まだ解決策が誰も浮かばなくても、関心持つことですね。
　中流崩壊。若者の間で「企業に頼れないから、株式投資で儲けようとする動きが多い」。でも、株も企業から出るもの。「ならば、これも企業頼みじゃないか」と落語みたいなことを思いました。それはともかく、総中流だった戦後昭和とは違い、少子高齢化が進んでいる今日。少なくとも、日本が戦後昭和に戻れないでしょう。過去の真似はできません。それでも、子供や若者に夢を持たせ、どんな人でも幸福になる策はいつの時代もあると断言できます。また、戦後昭和も天国ではなかった。ハンセン氏病元患者、在日系や被差別系、諸々の障碍者やろうあ者が取り残され、沖縄＝琉球の人たちは基地に苦しめられ、今も続いています。自然破壊もひどかった。その過去も美化はできませんよね。障碍児やろうあ児教育も遅れたし。
　早くに少子高齢化したヨーロッパ社会はどうなのでしょうか。また今の日本の人口構成に少し先の中国とインドはなる。その参考に日本はならないといけません。