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小学生向け随筆

2018-05-12 09:19:10 | 日記
 佐久のみなさんへ・2018年4月書

 5月。東京では、大相撲(おおずもう)の夏場所(なつばしょ)が行われますね。今は5月は春とされていますが、昔は5月5日か6日にある「立夏(りっか)」から夏とされたので、5月のすもうも夏場所になったわけです。その5月に一度、相撲を友人たちと見に行った思い出があるので、今日はそれを書きます。
 今から35年前。当時の大相撲は東京・墨田区(すみだく)の蔵前(くらまえ)というところにありました。そこまで友人たちに車いすを押してもらって行ったわけです。駅には階段がありますが、駅員や通行人に車いすごと持ち上げてもらって。大体、3時過ぎに国技館に着き、車いすから降りて、せきにすわって、見ました。テレビで見ると、力士たちの体はぶよぶよしているようにも見えますが、近くで見るとどの人も筋肉でしまっています。そうでしょう、毎日、きびしいけいこをするわけですから。
 目の前でみると、迫力がものすごいです。何と言えば良いのか。とにかく、力と力のぶつかり合いです。かなり前のことなので、くわしいようすはおぼえていませんが、当時の大横綱だった千代の富士の相撲も見られて良かったと思いました。一番うしろの席から見ていましたが、十分楽しめました。相撲は相手を土俵から出すか、転がすと勝ちというかんたんなルールのスポーツですが、そのための技(わざ)が本当に多数ある。どのくらいあるのか、力士たちもよくわからないほどです。技がたくさんあることもおもしろい理由ですね。
 当時はまだ外国人力士は少なく、外国にも相撲の事は知られていませんでしたが、今は世界中から力士が来て、テレビで世界にも放送(ほうそう)されています。という事は、相撲のおもしろさは世界の人たちにもわかるわけですね。百年後は宇宙人の力士が何人もあらわれるかもしれませんね。そのようすをそうぞうするのも楽しいわけです。そんなことも思いながら、今年の夏場所も見ていきましょう。