トシコロのありのままの暮らし


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花とわれわれ・子供向け科学の文

2018-05-05 14:29:02 | 日記
 花とわれわれ・2018年4月書

 この間、八重桜を見たくて、浜離宮(はまりきゅう)という、東京にある公園に行きました。今年は早くから暖かくなったせいで、八重桜の花もかなり散っていましたが、サツキが満開でした。芝生の中には、クローバーの白い花、カタバミの黄色い花なども咲いていた。さらには、浜離宮の名物は多くの松の木ですが、その松の花もたくさん咲いていました。松の花は赤く、小さく、丸いものです。目立ちませんね。ぼくはそれを初めて目の前で見たわけです。目立ちませんが、線香花火をさかさにしたような形をして、かわいらしいですね。良いものだと思いました。
 「花」と言うと、桜やバラみたいなカッコウが良く、目立つものを思い浮かべますね。でも、地味だけど、よく見ると美しい花もたくさんあるわけです。例えば、野原や道ばたに咲くスミレとか、野菜の花とか。大根の花は非常に地味ですが、淡いむらさき色で、やさしさを感じます。僕が高校生の時に見たテレビ・ドラマにも「大根の花」というものもありました。亡くなったお母様のすがたを大根の花に見立てた主題歌でした。森繁久弥(もりしげ・ひさや)という大俳優が名演技(えんぎ)をしていたわけです。
 子供にかぎって言っても、色々な子供がいますね。アニメ・ドラエモンにもその様子は出ています。ジャイアンは力があり、デキスギ君は勉強ができる。シズカちゃんも頭がいい。でも、ノビタ君は力もなく、勉強も、スポーツも得意ではない。それでも、彼なりに「生きて」、みんなに話し掛けている。人間も、花も色々あって良いし、地味な人や花もそれなりに素晴らしいわけです。
 今年の花見は桜は少ししか見られませんでしたが、その分、松の花見ができた。よかったです。皆さんも、どんな人や花もよく見て、素晴らしさを感じていきましょう。花は咲いていることが、人は生きていることが素晴らしいことなのですから。
 
              以上です。