吽形の憤怒してゐる酷暑かな
(うんぎょうのふんぬしているこくしょかな)
福知山市観音寺の山門にて撮影。
恋多きをみなありけり蝉しぐれ
(こいおおきおみなありけりせみしぐれ)
京都府京丹波町にて撮影。
恋多き和泉式部の卒去地とされる。
7月中の写真俳句を デジブック と アルバム にまとめました。
7月のつぶやき句を、自選34句にまとめました。
蚊の声や一茶爺にはなれずして 古池の鯉の揺らせし浮葉かな
黴の香や古き写真に青春歌 客の無き田舎のバスや青田道
金魚玉人棲む星の小さきこと 瀬の音の耳より消えてより暑く
鳥発ちて青蘆のまた静もれり 故郷の青田の風に溺れけり
いとさんの愛染駕籠や初浴衣 初浴衣人情夜話の法善寺
地球儀の隅に日本メロン食む 地球儀に子午線緯線メロン食む
うらぶれの裸電球蠅りぼん 茉莉花の闇に深まる香りかな
羅や傷つきやすき青春期 羅やすぐさまばれる嘘をつき
羅にあらぬ九条集自権 魂の盗まれさうな大暑かな
不動明王の睨みなお増す大暑かな 慈しむ如来の像やけふ大暑
少年の無口に食めり初なすび 子へ孫へ秘伝糠漬け初なすび
野良二匹まず迎へくる帰省かな 帰省子やダム湖に沈む通学路
親心知らぬ子心夏雲雀 越えられぬ親の高みや夏雲雀
独居死を知りて激しき驟雨かな 現世にすがる未練や蝉の殻
なけなしの万札消ゆる鰻の日 生き難き世に永らへむ鰻の日
まだ恋と知らぬあの頃夏の茱萸 夏茱萸や幼き恋と囃されて
脳天を突き破りけりかき氷 かき氷勝つて高らに校歌かな
この暑さ、仁王様の形相になってしまいそう。。
恋多きをみなありけり蝉しぐれ
蝉しぐれと恋多きをみな。。」が絶妙に絡みますね。
不動明王の睨みなお増す大暑かな
まだ恋と知らぬあの頃夏の茱萸
脳天を突き破りけりかき氷
こちらをいただきました。
仁王様のその睨みで酷暑を何とかしてほしいですね。
毎日、昨日より今日、今日より明日と、
気温もうなぎ上り、、昨日も熱帯夜で
寝たような寝ないような、完全に寝不足です。
仁王像 睨みも効かぬ 酷暑かな。。。ですね。
京丹波が、和泉式部の卒去地なんですね。
蝉時雨が、いつか、パタッと、静かになる。人の一生を物語っているようですね。
それとも酷暑に怒っておいででしょうか。
口を開けている阿形の仁王様は暑さにあえいでいらっしゃる?
…失礼な妄想をしてしまいました。
>故郷の青田の風に溺れけり
>茉莉花の闇に深まる香りかな
>脳天を突き破りけりかき氷
お気に入りです。 脳天を突き破りけりかき氷 には、
思わず 分かるー!! と叫んでました。
仁王さまを見る度に祖父を思い出します♪
武者小路実篤さんによく似てました♪
< 恋多きをみなありけり蝉しぐれ
和泉式部と清少納言は憧れの人です♪
少女時代は、紫式部がNO1でしたが!
長じるにつれ、このお二人の方が好きになりました♪(笑
< 茉莉花の闇に深まる香りかな
< 子へ孫へ秘伝糠漬け初なすび
< 吽形の憤怒してゐる酷暑かな
今日はこの3句を頂きます♪
夏は暑いのが当たり前なのでしょうが
凡人には「心頭を滅却すれば火もまた涼し」とはいかないようです♪
今では女性が強くなってまた感じは違っていると思いますが。我慢をする顔に、我慢をしていたかもしれないけれど、我が気持ちに正直に恋を貫いた女性の姿は今は美しくなっていますね。
「恋多きをみなありけり蝉しぐれ」
静かな寺院をそぞろ歩く鎌ちゃんを想像しています。
ウナギ好きなのですね。
我が家の皆も大好きですが、私はどうも・・・
たくさんの句を作られていますね。
ふと、口から言葉が出てくるほどなのでしょうねぇ。
>恋多きをみなありけり蝉しぐれ
仁王様もこの暑さはやはり顔に出てしまうのでしょうか(笑)。
京丹波は和泉式部の亡くなられた地でしたか。
和泉の国と縁が深いのかと思っていましたが・・。
つぶやき句・・下記をいただきました。
>黴の香や古き写真に青春歌
>茉莉花の闇に深まる香りかな
>子へ孫へ秘伝糠漬け初なすび
吽形の憤怒してゐる酷暑かな 鎌ちゃんさん
いつ見ても凄い形相ですね。
見ているだけで、汗が出そうなきがします。
こちらも台風の影響か、大雨でとても蒸し暑いです。
恋多きをみなありけり蝉しぐれ 鎌ちゃんさん
和泉式部、ほんと恋多き人だったようですね。
あらざらむ この世の外の 思ひ出に
今ひとたびの 逢ふこともがな 和泉式部
丹波ではあまり良いことがなかったようですね。
7月のつぶやき句
うらぶれの裸電球蠅りぼん 鎌ちゃんさん
子供の頃を思い出しました。
早寝になります。
>恋多きをみなありけり蝉しぐれ
夏、恋をするパワーってスゴイですね。
ん?・・・恋の季節だっけ?
すっかりボケてる~